5月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、あのバレンタインから4か月。
まだ血の匂いが取れないバードです


さて、6月も半ばになろうかと言うのに5月の本を更新します。
まずは家にある岩波文庫を読んで。
家を軽くしようと言う計画。
まあ、すぐに破たんしましたが。
理由は内容が重いから…。


「ベルツの日記(上・下)」  トク・ベルツ
ベルツはドイツから来た、西洋医学を教える教授。
後に皇室のお抱え医師になる。
明治の東大外科教授ユリウス・スワリバ、
彼が日本で最初にシェパード犬を飼った。
維新後の藩の力関係や、
年齢を重ねておじいさんになった桂・伊藤とかの
生き残りをかけた政治駆け引きは面白かった。


「SAS特殊部隊式 図解メンタルトレーニングマニュアル」  クリス・マクナブ
アイゼンハワー曰く「必ずしも体の大きい犬が勝つわけではない。
肝心なのは闘争心の大きさである」
嘘かほんとか知らないが、アメリカとイスラエルは「スタックスネット」
と、言うコンピューターウィルスを開発して。
それを使用してイラクの核開発を遅らせたらしい。
これを読む限り戦闘に参加した兵士は全員
「戦闘ストレス反応」を起こすのだろう。


「外人部隊125の真実」  合田洋樹
立ち飲み屋のマスターに借りた本。
フランス外人部隊に居た日本人。
本当に居たからかなりの正確な実情。
現在外人部隊は8000人程度。
現在では認識番号は20万を超えたらしい。
連隊長の麻薬に対する訓示
「いいか、お前たちは麻薬をやりすぎてキリストさんが見えると言う奴と一緒に戦えるか?
連中はキリストさんが見えるんだぞ!」
男の夢だよな~~~。


「平和」  アリストパネース
古代ギリシャ、毎年各都市で演劇のコンテストが行われて。
その中で残ってるのはほんの僅かなんだろうな。
アレクサンドリアの大図書館が燃えたのが痛い。
物凄く風刺が込められています。
マスコミもこれぐらい書けよ。
2000年前の本だぞ。


「『思いやり』と言う暴力」  中島義道
偽善が無くなれば、世の中は住みよくなるのか?
それとも、今よりギスギスするだけなのか?
単なる自己完結頑固おやじの愚痴。


「江戸しぐさの終焉」  原田実
一時期流行ったけど、全く根拠がない事で。
綺麗事の裏は汚い事もあるって話。
しかし、出鱈目の思い付きとは…。


「山の神さま・仏さま」  太田昭彦
コロボックルは「フキの下に居る人」の意味。
まあ、神を信じない自分にとっては胡散臭く感じる。
百名山とか言ったので、山が荒れてる方が問題だよ。
自然の方が大事と思うタイプです。
既に、タイトルに神道と仏教が混ざってるし・・・・。


「無差別殺人犯の正体」  阿部憲仁
脳の5/6は生後に生成される。
脳の細胞分裂は五か月でほぼ完成。
シナプスは3歳ぐらいでピークを迎える。
家庭環境が一因なのは間違いないが。
あくまでも一因、遺伝(何かしらのDNAの欠落)も原因の一つであろうが。
アメリカの殺人犯との文通は面白かった。
そればっかり載せてくれた方が良い。
しかし、第一章の変な書き方は凄かった。
句読点で改行するみたいな書き方。
あっと言う間に読めたぜ!携帯小説かと思った。


「鳥ってすごい!」  樋口広芳
宮城県の金華山公園の鹿はカラスに自分の糞を耳に詰められる。
意味は不明。
鹿は諦めているのか?あまり反応しない。
カラスは、人間が餌をやる(やってるつもりはない)
事で遊びを覚えた。
凄すぎるぜカラス!!


と、まあこんな具合。
どれもそれぞれ面白かったですが。
山の神・・・は、失敗。
知り合いの山好きのおじいさんが読んだから、
図書館で手に取ってみたが。ダメだめ。
神も仏も知ったこっちゃない人間だからね。

本も読んでプラモも作って、忙しい男だよ俺は。