9月の本 | 魚のハリセンダンス

魚のハリセンダンス

ウソだらけです

どうも、10月に入りましたね~~。
年間100冊計画に無理が生じてきたので。
読まなくては・・・。
家に有る奴から読まなくては・・・。
と、思いつつ図書館に行ったら借りてしまう。
あそこは怖いね~~。
予定が無くても、行って、
予定が無くても、借りてしまう。
魔物でも住んでるんじゃない?
俺みたいな。


では、読んだ本です。


「チャーチルの亡霊」 前田洋平
新書です。前世紀の最高の政治家はチャーチルだ。
と、誰かが言っていました。
それを鵜呑みにしていた自分。
これを読んで、そうでもないと思いましたよ。
やっぱり、己の国の為にやるのね。
いや、女王陛下の為にね。
戦後、英国を欧州連合の盟主(アメリカとのパイプ役)にしようとしましたが、
流石に戦勝国とは言え、上手く行かず(永遠の敵フランスとかと対立)。
今現在のこの中途半端なECと言う連合に結びついていますね。
フランス自体は、これまた永遠の敵ドイツと案外仲良くやっていますね。



「淮南子」 訳注:池田知久
「道」と、「物」は正反対の断りとして存在していた。
道は形にならないもの。
物は存在してから語るもの。
しかし、漢代ぐらいから同じ意味合いを持つようになった。
それは、儒教が国教として使われだし。
為政者として都合良く改ざんされる過程なのでしょうね。
文庫になっていたので、思わず手に取りましたが。
淮南子は以前読んでなかったっけ?



「ロックンロールからロックへ」 福屋利信
ハンガリー系ユダヤ人、ウィリアム・フォックスは
ソーダ水とサンドウィッチを売り歩く事から20世紀フォックスを作り上げた。
ポーランド系ユダヤ人、ベンジャミン・ワーナーは靴の修理屋さんからワーナーブラザーズ。
あと、ユニバーサル。コロンビアもユダヤ系。
ついでに、ABC。NBC。CBSの三大TVネットワークもユダヤ系。
日本人が書いている割に面白かった。
と言うこの偏見を捨てなきゃね。
これを読むと如何にエルビスが偉大かが解った。
ドーナツ好きのおじさんじゃなかったんだ!



「昆虫食入門」 内山昭一
プルースト効果:過去の無意識的記憶が、
有る匂いや味で鮮明に思い出されること。
これって、大概臭い匂いなんだよな…。
先月位、この話を美人さんとしたな…。
スズメバチには食用として保護増殖に関する
「全国地蜂連合会」なるものが有る。
ぜひ駆除は私たちに、薬を使わずしとめます。
で、食べます。との事らしい。
別に食べようと思って読んだわけではありませんが。
確認できました。
私は虫を食べるのは無理です。
一生食べません。それだけは確信できました。
無理です。



「子どもたちを犯罪から守るまちづくり」 中村攻
これの反対をやれば・・・。
とか、考えてはいけませんね。
窓を隠す緑のカーテンが節電の為に流行りましたが。
これは視線を外に向けると言う安全の観点からは逆効果。
特に、公園隣接の公共施設はやらない方が。
と言うけど、難しいですよね~~。
公的施設が進んでやっていますからね。



「その癖、嫌われます」 竹内一郎
いかにも売れそうなタイトル!!
いかにも売れそうな内容!
そして、新書らしく薄っぺらい内容!!
これは本年度の「ザ・新書」です。
内容は?「人の振り見て我が振り直せ」
これだけでいいです。



「クメール・ルージュの後を追う」 永瀬一哉
上記のロックンロールの本に比べると、
日本人らしく、俺こんなにやったんだよ~~。
と言う自慢げ(自己顕示欲)が見えてきます。
これが日本人が書く本の特徴の一つ。
そう思ってます。それを少々感じました。
でも、知識は仕入れました。
詳しくなりたい人は映画「キリング・フィールド」を。

この本とは関係ありませんが、
ポル・ポト派の本を読んだ時信じられない位酷い話でした。
事実とは思えない話の連続で、
そのポル・ポト派を日本政府は認めていたと言う事実が怖かった。
印象的な話は、ポル・ポト派は子供達を無知の状態から仕込んで。
感情が無いマシーンにする。
そして、知識人を集めて殺す公務員と言うだけで殺す。
そうやって殺していく内に、
とある国語教師の番になった。
彼は、その子供達に話をしてあげた。
昔話みたいなものです。
子供達はその話をもっと聞きたいから、
殺さずにいて他の人を繰り上げて殺した。
そして、その人は生き残ったそうです。
千夜一夜物語顔負けの話。

では、この本に戻りましょう。
元ポル・ポト派がどのように生活して、
どの様に現在暮らしているかを知るのは興味深かったです。



と言う訳で、こんな感じですかね。

参ったな、月10冊は読まないと。
年間100冊に届かないや・・・。
頑張ります。
当たりは特になし。