
毎日2回更新しています。
昨日もお読みいただきありがとうございました。
昨日のブログのタイトル、
『次のいつかの入院に備える』という変な日本語のタイトルになったのは、アクセス釣りタイトルにならないようにしたかったのと、また入院するのかなと心配させたくなかったためです。本当のタイトルは『次の入院に備える』でした。
父の散骨の代金
父は10年前に亡くなりました。
父は長男ではなかったのでお墓がありません。父の実家のお墓があるお寺は、檀家になると大変なお金が毎年かかるので、そのお寺でのお墓の購入はやめました。
家族会議で市営のお墓にすることにしました。市営のお墓は抽選です。
年に1回の抽選に毎年申し込みます。生前は申込できません。
当たらない😅
今年も当たらない😅😅
毎年当たらない😂😂😂
抽選は公開方式なので平等で不正はありません。
保育園や学童保育のようにポイント制にして欲しい。うちみたいに毎年当たらない人は当選確率上がるとか。
同時に市内のお寺の墓地を探すものの、しっくりくるところがありません。樹木葬が流行っていてそれもいいねと話していたのですが、そういう墓地は自然豊かなところで遠い。母が免許を返還し車を乗らなくなったので、公共交通機関で行ける場所にお墓があってほしいのです。うちの勝手ですが譲れないポイントでした。
散骨も最初から視野に入れていたのですが、父の実家、父の親族の賛同を得られませんでした。地方で代々続く家で、古風な考え方なので遺骨がなくなって、お参りするところがないことに抵抗があります。まだ兄弟も皆若くて元気なので、父が早くに亡くなったことにショックを受けていました。骨が散骨でなくなるのは寂しいという気持ちだと思います。
困りました。
遺骨はずっと家にあります。

お盆やお正月で家族が集まるたびに話題は「父の墓」
今年、いよいよ母が「散骨にしようと思う。お父さんは釣りが好きだったから海に散骨されたら喜ぶと思う。お父さんの兄弟も10年たつし許してくれると思う。私が説明してくる。」と言いました。
結果、みんな賛成。
葬儀屋さんに散骨業者を紹介してもらいました。
散骨は
家族も船にのる
家族は船に乗らずに業者にお任せ
を選べます。
うちは船が苦手なので業者にお任せにしました。
(旅先で全員船酔いしたことがある我が家😅)
散骨の日時は選べません。
天気がいい日しか船を出せないからです。
事前に業者に
火葬の証明書
遺骨
を渡します。
遺骨を渡す前に家族で法事をしました。お経を読んで食事をしました。

そして天気のよいある日
散骨は実行されました。
業者の方が、写真をとって持ってきてくれました。
散骨をした証拠となる、船の位置を表わすレーダーの写真もありました。
やっと父を完全に見送ることができました。10年もかかってしまいました。
ちなみに、父の散骨の費用。
5万円。
たったの5万円
安くて拍子抜けしました。
お墓を買う、墓石を買う、維持費などのために残しておいた数百万円のお金は、母が父との思い出の場所めぐりに使うそうです。
父も喜んでくれるでしょう。
ガラスの馬と茄子。かわいい!
お線香の贈り物
ミニサイズ。かわいいですね。