話題として、明るい話ではないですが
ちょっと、考えたこと、興味深いことが色々あったので書き残しておきたいと思う。
亡くなったのは夫の叔父です。
義父の実妹の夫、という関係。
私は2、3度会ったことがあり
子供達はほんの小さい頃会ったことがあるかな?ないかな?って感じ。
ひとつめの話。
不義理を承知で言いますと
この場合、夫だけが参列すればいいのでは?と
思わなくもなかった。
夫は、家族4人で参列したいと。
行かない理由もないので、行くことにしました。
行くことに決めたあと
場所を知らせるFAXが義父から届いたのですが
最後に手書きで
「子供を連れて行く必要はないと思います」
と書いてありました。
それを受け取った私は夫に電話
「て、言ってるけど、行かないほうがいいってこと?」(何でも遠回しに伝える両親である)
夫によると
「もうみんなで行くって話済みなのに…こっちの判断で行くって言ってあるからいいよ」と。
ちょっと、気の遣い方がわかりにくい両親ではあるので
嫁としてはさらっと流してたんだけど
そのFAXを見た子供達が2人とも別々に、同じように、怒った。
連れて行く必要はない、ってひどくない?と。
自分たちは行きたいと思ってるって。
(*^^*)
そうかねそうかね。
ま、これがおじいちゃんたちなりの思いやりの形みたいだよ、気にしない気にしない。
ってことで、支度をしつつ
「夫」「叔父」「通夜」「参列」
でググッてみる私( ̄▽ ̄)
教えて!知恵袋!的な。
お義父さんもこう言ってるし
(子供たち行かない=私も行かない)
「普通行かないもの」なら行かなくていいんじゃない?って思ってしまった。
でも結局、揃って行きまして。
子供達もお焼香して、お顔拝んで、ご挨拶して。
そしたらね、叔父さんの家族も
両親も、「ありがとうありがとう」と、とても喜んでくれました。
何よりも、夫が
「みんな、来てくれてありがとう」と何度も。
帰りの車で話してくれたのは
夫が自動車整備士として働き始めた頃
叔父さんが夫の会社で車を買ってくれたこと。
その車の整備を、「いやーいいドライブになるやー」といいながら自分に頼みに1時間かけてきてくれたこと。
車のことはいつも自分に相談してくれたのが嬉しかったこと。
私が「親戚のひとりとして数回」会った以上に
夫は叔父さんと交流してきたということを教えてくれました。
もちろん小さい頃からもね。
「おじさんにはよくしてもらった」と。
きっとその中で家族の話もしたんでしょうね。
だからみんなでお別れに行きたかったんだと。
「この関係だと普通こうする」ってことは
やっぱり、簡単に当てはめるもんじゃないなと。
知恵袋そのままを「そういうもん」だとしなくてよかったと思いました。
夫によくしてくれたおじさん
私たち家族のことを気にかけてくれていたおじさんに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ただ、私は夫は私と同じ機会でしか叔父さんに会ったことがないと思ってたから…
先にこの話をしてくれたらよかったよなーとは思ったよ…
ふたつめの話。
喪服がパツパツでやばかった。
背中のファスナーを上げるのに、娘に頼んだら
「固い…固すぎて上がらない…」
そこへ息子がやってきて
「俺のほうが力がある!力を合わせよう」
うんとこしょどっこいしょ…的な2人の頑張り
やっとファスナーが上がりました。
おおきなかぶになった気分でした。
思い起こせば高校卒業したときに母に買ってもらった喪服でした。
20年前だよ…
近々買い換えることにしましたよ。
使わないほうがいいけどね。
みっつめの話。
お通夜から帰ったあと
私がしみじみと
「こうやって、ひとりずつ居なくなっていくんだね…」
(寂しいな、そのうち自分の親も、って気分でね)
と言うと
息子が言ったこと。
「子孫残さないとやばい」
!(◎_◎;)
す、すごい生命力あふれる力強い言葉…‼︎
てか、この流れでその発想になるのね…
人口が減り続けたら人類滅亡ってわけ…?
やばいよね…
ウケる…
以上、おわかれの日にまつわる我が家のあれこれでした。