「この人死ぬかも」の後、恐怖の理由 | 裏番長キョウコの「言いたいことは自分で言え!」
「ある日突然月収10万減確定した前田家の話」


リンク「俺、やばいかもしれん。」
リンクお手紙もらってきた。
 リンク「貧血ぐらい」で残業できなくなっちゃうんですか?




「たかが貧血」と思っていたのに
20歳の頃、十二指腸と、胃を半分切除している夫
その大きな手術跡を知っている自分


「慢性の消化管出血」
「胃手術の吻合部」
「内視鏡検査を」の文字


やばいやばいやばいやばいやばい



まじヤバイYO!あんた!!



ふざけてる場合じゃない。



「俺、やばいかもしれん」

それは残業できるとかできないとかじゃなくて

「俺、やばい病気かもしれん」

でしょうに!





妻、恭子

その夜パソコンにかじりつき
検索しまくりました。



鉄欠乏性貧血



私は、女ですから
女性が貧血って話はよく聞くし
その原因も心当たりあるし
大きな病気に結びつくイメージはありませんでした。


でも、夫です。
男です。


ネット検索すると、いろいろ、出てきます。





調べるほど、怖くなって
手が冷たくなってきて
心配で心配で
最悪のことを、考えてしまいます。



私は、親兄弟、子供を亡くしたことはありません。



ただ、数年前に友達がガンになりました。



それを知らされたときは、本当にびっくりしたのだけど

「早期発見できたから、治る」
と、本人が言っていたので
「じゃあ、治るんだ」と思いました。

治るんだから、ずっと遊べると思いました。
治らないなんて、これっぽっちも思いませんでした。

現実に、彼女は病気を乗り越えました。
「絶対に治る」と思っていたから、当たり前に感じていました。

わかってなかったな。彼女の気持ちを。
一人で病気の怖さと戦っていたことを。
無神経なことをたくさんしただろうって思う。





さて、夫の話です。


人間ドッグで貧血と診断され
要・再検査となった、38歳の男。



言ってみればただそれだけなのに


「この人、死ぬかも」と青ざめる。


友達のことは、ガンだと言われても
「絶対治るよ!」と少しの濁りもなく信じることができた。


夫となると
「たかが貧血」で



死ぬかもしれない。

死んだらどうしよう。




恐怖の淵に吸い込まれそうになります。




大切であることには違いないのに
この違い


ひと言で言えば、「家族だから」


それですべてを表せるといってもいい。





でも、あえて言おうではないか。
勇気を出して






なぜそれほど恐怖か

友達との決定的違いは何か


親ともまた、きっと違うその決定的違い








それは








夫が、私たちのために
お金を稼いでくる存在だか
ら。






身も蓋もネーー!