まず最初に、あおり運転はそもそも絶対にしてはいけない事、という事だけは強くお伝えしておきます。
私がそう考えている事を前提で読んで頂けると嬉しいです。
その前に、ここのブログについてのご説明も置いておきます
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あおり運転をする人の心理については、私も正直よくわかりませんが…
どんな理由があったとしても、あおり運転はしてはいけない事。
何故かというと、
誰かが誰かの人生を滅茶苦茶にしたり奪ったりする権利は誰にもなく、それに繋がる可能性のある行為は許されないと私は思うからです。
私は18歳で免許取得してから今まで、ずっと運転しています。
運転が大好きで、趣味もドライブ。
ドライバー職もトータル約12年やりました。
プライベートでも仕事でも長い間運転してきた立場から言わせて頂くと、
実際、周囲に迷惑をかけて走行しているドライバーさんというのはどこにでも多々いらっしゃる印象です。
(あおり運転をする人側ではなく)
ほんの一例を挙げるとすると、
片側一車線の道を法定速度以下でダラダラと走行するドライバーさんや、
後方確認を一切せずに車線変更をし後続車と衝突しそうになっているドライバーさん等……
それらは、明らかに他者に迷惑をかけている行為です。
あおり運転は、もちろん絶対にだめな事。
と言う事を大前提として、あえて言いますが、
周囲に平気で迷惑をかけているドライバーさん達は、あおり運転を受けてしまう事があっても仕方ないと私は思っています。
決してあおり運転をする方の味方をしている訳ではない事だけは強くお伝えしておきますが。
勿論の事、私自身もあおり運転をした事はこれまで一度もありません。
あおられても仕方ない
という言い方はあまりにも雑かもしれませんが、
あおられる、という事はそれなりの理由があるからなのでしょう。
あおる側も、わざわざ自分自身をも危険に晒してまでそんな事をするだけの何かしらがあるから、するのでしょうし(単純に人に絡みたいだけの人もいるのかもしれませんが)
あおられる側の人には、一度自身の運転の仕方を振り返って頂きたいと私は思います。
完全に相手側の悪意のみでされた事、と言うのなら勿論話は別になりますが、
周囲に迷惑をかけた運転をしていた、配慮のない運転をしていたという背景がある事が多いのではないかと私は思います。
勿論全ての例がそうであるとは思っていません。
あおる側の人には、根拠のない言いがかりをつけてくる理不尽な人もいるでしょう。
この意見は、あくまで例の1つとして捉えて頂けたらと思います。
あおられる側のドライバーさんに、周囲に迷惑をかけているという認識が全然ない事も大きな問題だと思います。
誰も人に迷惑をかけるために運転している訳じゃないですから、そういう事を認識するのは確かに難しいのかもしれません。
だからこそ、自分自身がどういった行動をとっていたのか日頃から振り返る事はとても大事。
迷惑をかけられた側が怒りを覚え、それがよからぬ行動に繋がる事も十分に考えられます。
あおり運転に遭わない為に大事な事は、
「周囲への配慮を徹底した運転をする」
それが何よりではないのかなと考えています。
例えば上記の一例、スピード関連の話で言うと、
その場にふさわしい運転の仕方を意識する事。
走行車線はいくつあるのか、法定速度は何キロか、周囲の車はどのくらいの速度で走っているのか…
環境の確認を常にする事もとても大切です。
もしも低速で走りたいのなら、2車線以上あるなら必ず左車線を走行しなければなりません。
我が物顔で右車線を40キロ前後でのろのろと走っている人、よく見かけます。
初心者でも高齢者でも、マークをつけているから良いという事ではありません。
車の運転をするという事は凶器を操っているのと同じですから、ハンドルを握るのであればしっかりと自覚を持たなければ。
それが出来ないと言うのなら、運転はしないで欲しい。過ちが起きてからでは遅いのですから…
遅く走る=安全運転、ではありません。
常に周囲の状況を確かめ、その場の環境に合った運転をする事が安全運転なのだと思います。
しっかりと車間を確保した上で他の車にペースを合わせて走る事もひとつ、
一車線で、どうしても遅く走りたいのなら左に寄ってウィンカーで追い越しを希望する合図を出したり、路肩や駐車スペースに入り後続車をやり過ごす事もひとつです。
全ては車を運転する上で基本的なマナーであると思いますが、それらが出来ていない方がたくさんいるように私は感じます。
そういった事達は、少なからず「あおり運転をされる」という現実に繋がってしまうと思います。
車は凶器ですから、自信がないのなら潔く運転をやめて頂きたい。
どうしてもしなければならない場面が出てくるというのなら、最低限のマナーを守った運転を心掛ける。
可能なら熟練者に代わってもらうでも良いし、移動手段を別の方法に変えるでも良いです。
そして、あおり運転を「する側」の人達に対しては、
もうそもそもハンドルを握る資格はないと私は思っています。
感情でコントロールして良いものではないです、車は。
あおり運転をする背景には、他者の迷惑な運転が理由としてあったのかもしれませんが、それはあおって良い理由にはならない。
それ以上にあおり運転そのものが迷惑行為であって、はっきり言って幼稚です。
あおっている相手以上に迷惑な人に、わざわざなる必要はないでしょう。
あおりたくなるような迷惑行為をしていたドライバーがいた、という事実がある事も、正直言って私にはわかるんです。
公道で良くない事をしている人がいたら、イラっとする気持ち、本当によくわかります。
そう感じるのは、車を生半可な気持ちで運転してはいけない事をわかっているから。
でも、イラっとしたからと言ってあおって良い理由にはならないし、
解決に繋がる事はない上に、自分にとってもっと悪い結果を生み出す事になり兼ねません。
あおる側の人も、ご自身の運転中の行動や気持ちを一度冷静に振り返る事が大事かと思います。
今思い出したけど、私も一度、あおり運転を受けた事があります。
そこは住宅街で1車線、法定も40キロでしたが私は周囲のペースに合わせ50キロ前後で走っていました。
突然後ろからトラックが物凄い勢いで近づいてきて車間を詰め、少し車線が広くなっている場所で無理やり横に重なるように入ってきて、運転手が窓を開けて何事かを怒鳴り散らしてきました。
私は帰宅途中で、自宅のある方向に向かう為すぐに曲がったので、その人が何で怒っていたのか、何と言っていたのかも全然わかりません。
ただ言えるのは、どんなに振り返りをしてもその時の私は環境に合わせた運転しかしていなかったので、もしかすると「遅い!速く行け!」的な事だったのかもしれません。
見た目も怖く、暴走トラックドライバーという印象でした。
でも、片側1車線で住宅街という環境で、それでも法定以上の50キロで走っている車に対して「遅い」というのは間違っていると思います。
そんなに速く行きたいのならそもそもこんな所を走るなよ…と思います😅
あくまで見た目やものの言い方からのイメージですが、そのドライバーは単純に人に絡みたかっただけの人かなぁと思います。
あおり運転をする側が勿論の事悪いと私も思います。
危険な行動を取り、相手を威圧する、そんな事を公道で行う人に車に乗る資格はありません。
ただ、その背景には、また別の迷惑行為があったかもしれない事も事実。
ハンドルを握る全ての人に、それぞれが自分自身の運転への向き合い方を振り返ってほしいと私は思っています。
最低限のマナーを守る事、環境に合わせた運転をする事、他者に対する思いやり
そういった事を徹底していかない限り、トラブルや事故がなくなる事は絶対にないと思います。
今まさにGW中で運転する人も多い事と思い、この投稿ネタで書かせて頂きました。
あおり運転についてだけではなく、私が運転をする上で普段から強く思っている事です。
エラそうな事をたくさん言っているかもしれませんが、私自身も常に謙虚な気持ちを持ち、自分で書いてきた事は普段から徹底しているつもりです。
あおる人も、あおられる人も、1人でも少なくなる事を心から願っています。

