昨日、「文章は交換だ」
なんてことを書きました。
「交換」ですから、
「受け取ってもらいやすい」
ものにするのが第一。
内容や書き方もさることながら、
「受け取りやすいお作法」にも
気を配りたい。
「お作法」なんて聞くと、
ちょっと身構えちゃいそうですが、^^;
たとえば何気に使ってる
括弧※だって、
ちゃんと使い分ける
(基本ルールを学び実践する)と
文章がスッキリしますし、
読み手にも「あ、この人分かってるな」
と思ってもらえます。
※かっこ等を「約物」と言います。
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
なんか偉そう風な書き出しに
なってしまいましたが、
私がちゃんと使えてるかというと
決してそうではありません。
大抵『記者ハンドブック』※
という新聞記事の書き方の
お作法書に頼ってます。
※出版社の回しモンではありませんが、
持っておくと便利ですよ~。
『記者ハンドブック』以外に
何か参考にできるもんは
ないか?と探していた時に
見つけたのが、
文字の会社(株)モリサワの
「note」。
こりゃあ分かりやすくて
役に立つわ~
と思いましたので、引用しながら
解説していきますね。
●( )丸括弧/パーレン
説明の補足・注記に使用します。
これはどなたも、意識せずとも
フツーに使ってらっしゃると思います。
●「 」カギ括弧
上に同じで、
人の発言には「 」ですよね。
“ ”ダブルクォーテーションマーク
や❛ ❜クォーテーションマークも
使われることがあります。
●論文名は「 」カギ括弧、
書名は『 』二重カギ括弧
書名は『 』表示って、
案外知られてません。
この機会に知って頂ければと思います。
●強調したい時は、
<>山括弧や≪≫二重山括弧
●括弧類を入れ子にする場合
セリフの中に別のセリフが
出てくる場合などは
「 『 』 」となります。
( )パーレンの中に更に
補足が加えられるような場合は、
( ( ) )と二つパーレンが
使われます。
法律文の場合によく見かけますね。
私的には分かりにくいので
たとえば( { } )と
別の記号を使います。
これでもOKです。
モリサワさんが専門とされている
「組版」の領域では、
更に横組・縦組、
外国語組版等、
さまざまなルールがありますが、
日常で日本語を書いてる
限りにおいては、
だいたい上記のようなことを
覚えておくと文章(の形)が
統一されてスッキリします。(^^)/
(追伸)
3月初旬の読売新聞
「今日のノート」※で
木下聡編集委員が
学生さんのリポートや小論文を
採点した時のことを
書いておられました。
「まとまりや主張、視点といった
論文としての評価事項の手前とも
言うべき文章上の問題」
が散見されるそうです。
「人にちゃんと読んで
もらうには、まずは
文章の基本的な作法を
意識して書いた方がいい」
私もますます心してかかります
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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