今月初めに、文化庁の
「国語に関する世論調査」を
ご紹介しました。
この調査を読みながらふと、
「あー、そういえば私も
ＰＣやスマホの
“日本語入力システム”に
頼りきってるなー」
と反省。
あなたは
「せいてんのへきれき」の
「せいてん」って、
「青天」と「晴天」、
どっちだと思われますか？
（「せいてんのへきれき」っぽい空。ｗ）
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ！
そんなことを思ったのは、
文化庁の調査発表の少し前に
朝日新聞の社外筆者のコラムを
読んでいたから。
隔週水曜日に載る
「牟田都子の落ち穂拾い」。
校正者の牟田さんの
日々が綴られたコラムです。
引用ここから
「せいてんのへきれき」と
打ち込んで変換すると、
「青天の霹靂」に並んで
「晴天の霹靂」が出てくる。
けれど「晴天」を「誤り」と
する辞書は複数あり、
校正者としては
「青天」と改めるよう促している。
引用ここまで
うーん、、、
言われてみれば・・・。(^^;
私の場合、悩んだ時は、
国語辞書ではなくて
『記者ハンドブック』に
あたることが多いのですが、
それも“悩ま”なければ、
見ようとはしません。
“悩ま”ない原因は、
「間違いを自覚していない」も
もちろんありますが、
「コンピューターが
間違えるはずはないと
無防備に信じて」
（引用同上）
いるから。
（これくらい無防備かも。。。
）
そういえば、ある会社さんで、
年始に漢字の書き取りなんぞを
やってみたところ・・・
皆さんなかなか手が動かない。
例えばこんなのを
“書き分け”られるか。
「イジョウな体温だ」
「体のイジョウを訴える」
「前例にナラう」
「英会話をナラう」
参加してくださった若い方は、
「手で書けなくても
スマホがありますから
大丈夫です」
っておっしゃってたなぁ。
しか～し
「青天」と「晴天」のように、
コンピューターだって間違える
元々登録されている
日本語入力システムが
間違ってるってことですから、
どうしようもない。
気づかなければ、
ずーーーっとコンピューターに
騙されたままか
確かに「手で書けなくても」
ほぼ問題ない毎日ですが、
「あれ？」と思った時は、
スマホに打ち込むより、
辞書を引いてみたい。
辞書を引くとその周辺の言葉も
目に入ってきて面白いですし、
手で字を書くって
脳トレにもなりそうですからね～。
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