1月はお正月もしくは
できるだけ早い時期に、
弟の家に置いてある
お仏壇に新年のご挨拶に行きます。
両親をはじめ、祖父母、
曾祖父母や更にご先祖様も(?)
祀られてるから。
(もちろん、甥っ子姪っ子への
お年玉は必須です。^^;)
仏教徒の場合、亡くなると
現世の名前とは違う名前に
なりますよね。
「戒名」です。
母の戒名は
「釈尼盛華」といいます。
なんか華麗な感じがしません
別に派手な人であったわけでは
ないのですが、
生前お花が好きだったことを、
住職さんが覚えておられて、
つけてくださいました。
その由来となった
阿弥陀経の一節を、
メイクアップアーティストにして
僧侶、更に同性愛者であることを
カミングアウトしている
西村宏堂さんが
こんなふうにおっしゃって
いるのを見て、
母の戒名の奥にあるものに
思いを馳せました。
今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
昨年12/13の朝日新聞夕刊に
載っていたインタビュー。
記者が「仏教の持つ平等に
ついて教えてください」と
問うたのに対し、
西村さんの答えは次のとおり。
引用ここから
仏教は多様性を尊重します。
阿弥陀経には、
極楽がどんな世界か描かれていて、
蓮(はす)の花が咲く池があります。
青い蓮は青く、
黄色い蓮は黄色く、
赤い蓮は赤く、
白い蓮は白く輝く。
人はそれぞれの色で輝き、
尊重されるべきだと説いています。
引用ここまで
同様の説明は住職さんから
聞いてはいましたが、
“平等・多様性”と結び付くとは
あまり深く考えてませんでした。(^^;
西村さんの言葉は
更にこんなふうに続きます。
引用ここから
華厳経(けごんきょう)に
観音菩薩(ぼさつ)が出てきます。
冠をかぶり、
きらびやかな装いをしています。
「他の人を助けたいのなら、
荘厳な身なりをしなさい。
みすぼらしい格好では、
誰も信用してくれません」
と説いているのです。
仏教は質素で厳格な世界だと
思っていたので、
荘厳を勧める教えに驚きました。
私はメイクをし、
ハイヒールをはきます。
高僧である先生に相談したところ、
同性愛者であることも隠さず、
自分らしく、そのままでいい
と教えられ、救われました。
引用ここまで
誰にも“自分の色”があって、
そのまんま輝いていいのだ。
それを他人がとやかく言うのは
おかしなことだと、
母の戒名が教えてくれて
いたということ。
あのちょっとサイケなご住職が
つけてくださったことに
驚いたのはナイショです。
ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
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