「異能マーケティング」っていいかも。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

一昨日の朝、たまたまついてた
「がっちりマンデー」。


(最後に社員さんたちが、
 「○○(社名)は、○○(商品・
  サービス名)でがっちり!」
 というポーズを決める番組です。)

一昨日は、カバヤ食品

「ほねほねザウルス」

「セボンスター」
登場していました。


どちらも
「ああ!これ見たことある!」
「買った買った。(笑)」
「好きやってん」
「今、子どもが夢中やわ~」
な商品。ハート

「セボンスター」に
森永卓郎さんが放ったひと言が
「あ!そうか~ビックリマーク」でした。


今日も“根っこを掘り出す”
堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!




「セボンスター」。

上記リンクのとおり
小学生女子(特に低学年の)
に人気のおまけ付きお菓子です。

 

 


というより、
「ほねほね」と同じく、
“お菓子付きおまけ”と
言った方がいい。

それくらいおまけの方が主役。

 

 


 

(普通はこんなふうに上矢印

 お菓子が主役ですが、

 セボンスターは逆。)

 


しかも、

おまけのキラキラ感半端ない。宝石赤

 

 

 

それで約200円ほど。

40年売れ続けてます。



驚いたのが、この商品の開発者。

なんとっ!?おじさん二人はてなマーク




おじさん二人の商品開発会議では
やたらと「キラキラ」という語が登場。





「パールプラの方が
 キラキラ感出るんじゃない?」

「そうですね、
 パールプラの方がキラキラです」等々。


スタジオに届けられた
全85種類ものペンダントを見ながら、
森永さんがひと言。

「案外、

 おじさんの感性の方が
 小学生女子と

 近いんじゃない?」

 





その心は、おじさんだと
小学生女子ならこれくらい
キラキラ・ド派手・大きな石で
直球で来ると思って、
その通りにする。


女性だと(が担当すると)
もっと繊細になってしまう。




女性男性と括ってしまうことで、
ジェンダー的にどうなのか
という点はひとまず置くとして、

「そういえば・・・」と

思い出しました。笑ううさぎ





もう10年以上前になりますが、
実家で亡父に、

「もっとええ服着たらええのに」

と言われたんです。


父の言う「ええ服」とは、

その時着ていた無○良品系や

ユ○クロ系ではなく、


ひと昔前の女優さんが
着ていたような
光沢のあるヒラヒラした服。


絹のブラウスなんかを
思い描いて頂けると正解です。



(こういう系の布地で作られた
 服のことです。)



京都の晴明神社で
「生まれてくる時に、
 つけてくるもんを忘れてきた」
と言われた、本来なら?男性な私。

父の提案に「何言うてんの」と
一蹴しましたが、

“そういうこと”

なんだなぁ、と。


一見的外れに見える

ド直球な感覚が、

「女の子はいつの時代も
 プリンセスに憧れる」

というセボンスターの
コンセプトをうまく体現している。

 




ここしばらく
「異次元なんとか」という語を
よく聞きますが、

これからは「異次元」ではなく、
「そこにそれ!?」な
「異能(マーケティング/施策)
の方がいいんじゃないか?
と思った日曜の朝でした。




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