今伝えるべき、古くて新しい銭湯の価値って、これじゃないかなぁと思った。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨日の映画「湯道」視聴記からの
続きと言えなくもないのですが、

今日は「湯=銭湯」が
いま改めて、表に出して

(問うて)いく自分たちの価値ははてなマーク

ってことで一本。

 




今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





3/11は東日本大震災の起こった日。

そして2023年の今日は、
干支が一回り。

早いなぁ。。。




そんな時期に
あの映画「湯道」を見に行ったのには
なんか意味がありそう。



震災当時、よく流れてきた
ニュース映像の中に、

銭湯に浸かる被災者さん達の姿が
ありました。

 

どなたも温かいお湯に
手足を伸ばして浸かり
至福の表情を浮かべてらした。


 

 

寒い被災家屋や避難所で
縮こまっていた身体と心が
ほぐれていく心地よさ。

 




見ているこちらまで
少し幸せな気分になりました。グリーンハーツ

 



理不尽に日常を奪われた震災下で、
“温かいお湯に手足を伸ばして浸る”
って、なにものにも代えがたい。



映画「湯道」は

震災とは関係なかったけれど、

そこに入りに来る人たちは、
みな手足を伸ばして
時に鼻歌なぞ歌いながら

¥450で味わえる幸せに浸っていた。

(天童よしみさんが
 「天然のエコーが最高!」と
 見事な喉を披露しておられました。)



※劇中では大人一人¥450でした。
 最新の全国入浴料金表はこちら。





そういえば、朝日新聞の書評欄で
『宇宙生物学者プラテス』という漫画を
紹介していたライターさんが、

「銭湯が好きだ。
 手足を伸ばして

 湯に浸かっていると、
 縮こまっていた細胞が
 ふわーっと膨らんで

 息を吹き返すような気がする」

なんて書いておられましたっけ。

 



そんな諸々を考えてたら、

銭湯あらため、
「湯プカプカ処
(どころ)」だな

なんて思えてきました。
 

 


町のお風呂屋さんは、
スーパー銭湯のように、
多彩な湯を競ったり、
イベント頼みしなくてもいい。

 

 

ただ(家風呂にはない)
広い浴槽があって、
湯が沸いている。

それだけでいい。

そこにこそ

根源的な価値がある
って思う。






スーパー銭湯や温泉旅館が
年に数度のご馳走だとすれば、

銭湯は毎日のごはん。





ただし、そのごはんは
食べる(入る)と漏れなく、

心と細胞を

ブワーっと広げてくれる。




それこそが、価値。

 



全国の頑張っておられる銭湯の皆さま、
特別なことは要りません。


私たち入浴者の方が、
“プカプカの価値”を
見出しに行きますから。





このブログをお読みになって
今晩あたり、近くの銭湯に
行ってみっかな、と思って

頂いたらチョー嬉しいです。

 





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