消費者は農家さんが気にするほど“見た目”を気にしていない。 | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

今日のタイトル、
異論のある方もいらっしゃることを
承知の上で、敢えて掲げさせてもらいました。

実際の生産者さんから聞いたからです。

毎週木曜日、
梅田のグランフロント大阪で開催されてる
「Umekiki木曜Marche(マルシェ)」で。


(こういう果物はまず出回らない。)


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





「Umekiki木曜Marche(マルシェ)」は
上記リンクのようにいろんな生産者さんが
お客さんと直に触れ合う良い場。

そこに1月~2月の各木曜日
和歌山の岡庄みかん畑さん
出店されてて、一昨日行ってきました。


(園主の岩﨑さんご夫妻)

 

※2月の第四木曜日祝日は出店されません。

 


このブログにあるように
この場に来られてるのは、

 

売るというより、
“お客さんに会うため”。


そして、
自分が嬉しい気持ちになりたくて。



実際、みかんの試食を勧めたり、
ホットレモネードを振る舞われたりして、

買って頂かなくてもいいので
“話してってください”なスタンス。グッド!

(試食されたほとんどの方は
 頷きながらお買い上げくださいますビックリマーク



屋台に積み上げられた
「みかん娘」ちゃん達の中には、

べっぴんさんもおてんばさんも
両方いてて、大きさもまちまち。

「それが可愛いなぁ、
 って思うんよね」

っていうと、岩﨑さん(岩ちゃん)から
タイトルの言葉

~お客さんはこっちが気にするほど
 見た目を気にしていない~

がポロっと出てきたんです。




思わずすっごく頷いた。(*゚ー゚)( 。_。) ウン♪


だって食べれば超美味しいのは分かるし、
「減農薬」って書いてある。

ご夫妻も「自然のままに」育てている
っておっしゃってる。

だからお客さんは
「そうだよね」って感じで買って行かれて、

次に、また次にとリピートし、
口コミでも広げてくださる。


味覚が毒されていない子どもたちの
反応なんかもっと顕著。


ベビーカーに乗ったお子さんが、
(まだ“食べる”ことができないので)
一生懸命みかんを“吸って”
おられたそうですから。よだれ

 


私、岩ちゃんの言葉を受けて、

「逆にスーパー等できれいなみかん
 ばっかりが並んでるのを見ると
 違和感がある」って言ったんです。


するとすかさず岩ちゃんは
「大きさも揃ってますよね」と。


「僕も昔はきれいで大きさが
 揃ったものでないとアカンと
 思ってました。(^^;)」




流通の現場はいまだに、
その考えから変わってません。



だから私、ちょっと心配してます。

子どもたちがそういう
(きれいで大きさも揃った)
農作物ばかりを見て育つのが。

 

 



工業製品じゃないので、
毎年同じものができないのは当たり前だし、

同じ年のものであっても、
大きさ・重量・見た目・味は
それぞれ違う。


なのに工業製品と同じ扱いで
いいのか、って。



世の中、私みたいにスーパーでも
わざわざ傷のある野菜を買う
変な人間ばかりではないし、

 


ご贈答用にはやはりきれいなものが
求められます。


それでも、自然の恵みには、
一つとして同じものがないし、

いわゆる良品ばかりではないことを

小さいうちから
知ってもらえるようにするのが
大人の責務じゃないかなぁ
って思うんですよね。



それがもったいないをなくす
道の一つかもひらめき電球って思うし、

 


ひいては、人も多様なんだっていう
ダイバーシティにもつながるんじゃないかな。




そんなふうに考えるのは私だけかなぁ。




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