一昨日昨日と、私にとっての基本である
言葉(単語)について書いてみました。

書きながら、

「やっぱり基本って大事だな」と。

 

そう頷いてたところ、偶然にも、
いつも教えて頂いてるバレエの先生が、
「結局、全ての基本は『これ』やねん」と。


「これ」
=膝を曲げて※1
 そこから膝を伸ばして、
 つま先立ちになる※2までの一連の動作。

※1:バレエ用語で「プリエ」と言います。

   フランス語で「折りたたむ」

   という意味だそうです。


※2:同じく「ルルベ」と言います。

       下矢印





身近な動作で言えば、
ラジオ体操第一の2番目の動作
~腕を振って脚を曲げ伸ばす運動~

が(見た目的には)近い・・・かな?



この時、
“まっすぐ下に降りて”
“まっすぐ上に上がり”ますよね。


「今さらそんな当たり前のことを・・・」
かもしれませんが、

この“まっすぐ降りてまっすぐ上が”
れないと、何一つ踊れない、のです。
(;_:)


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!






試しに、壁から1mほど離れて立ち、
そこで膝を曲げて→伸ばして
→つま先立ちになる
を繰り返してみてください。

身体と壁の距離はずっと一定ですかはてなマーク


簡単にできた方は、
今度は片足で同じことをやってみてください。


身体と壁の距離、
身体と床の垂直、

ちゃんと保てていますかはてなマーク


やってみて頂くと
意外に難しいのがお分かり頂けると思います。


(よろけて壁に手をついたり・・・
 しちゃいますよね。あせる


そういうことなんです。


結局、バレエを習う人たちは、
この動作が毎回同じように正確に
できるよう訓練してると言っても
過言じゃない気がします。




動作ではありませんが、
かつて左官の棟梁の自宅兼工房を訪ねた時、

壁に代々受け継がれてきた
「こて」がズラリと並んでました。

注)左官職人さんが使うのは
  こういう「こて」です。
     下矢印



  お好み焼きをひっくり返すのに用いる
  こんなのではありません。(^^;
     下矢印
 

 

 


それこそ何代前からあるのか分からない
古いものも多かった。


しかし、どれだけ古かろうと、
今でも使えるくらい手入れがされていました。




また、土壁の源である“土”は、

「京都の建築物の補修には
 やはり京都の土。
 それもその時代に使われた土を
 使わないといけない」


と、京都のあらゆる地層から土が採取され、
きちんと分類されて地下や地上の蔵に
保存されていました。

その中には、
今では採取不能になったものもある
とのこと。


こてと土。

 


いわば左官の基本、
いえ、命ともいうべきものでしょう。


ここに始まり、ここに終わる。

 

だから疎かにすることは絶対にない。

 



どんな業界にも職業にも、
「ここに始まり、ここに終わる」
何かがあると思います。


プロのバレエダンサーや

左官の棟梁のように、
よほど意識していないと、

慣れるうちに省みなくなったり、
すっ飛ばしてしまいがち。




もし今、

「十分にやってきたことのはずなのに、
 なんかうまいこといかへん」

と悩んでる方がいらしたら、



基本・基礎を疎かにしていないか
今一度チェックしてみられることを
お勧めします。

それこそ盲点かもしれませんから。



ご訪問ありがとうございました。m(_ _)m
人気ブログランキングの応援をして頂けると嬉しいです。