言葉を使って仕事をする者の端くれとして、
私が気を遣ってる言葉の代表、
残り2つをご紹介しますね。(^^ゞ
今日の2つは、怒られて身に付いた
言い方(書き方)ですぅ~。
若き日の恥。。。(;'∀')
今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
2)「従来」「古来」
この二語の後に「から」がくっついて
「従来から」「古来から」と
使われてるの、よく見ませんか?
ってか、そう使っちゃってませんか?(^^;
実は私も新聞社に就職するまでは
やっちゃってました。
でも、取材原稿にそう書いたところ、
上司から特大のバッテンがついて
戻ってきたんです。
「なにこの『重ね言葉』。
(こんなことをしてると)
記者です、
なんて言えないぞ」
という叱責と共に。。。
そうなんです、「来」の部分には
「から」の意味が含まれてるので、
「古来から」とやってしまうと、
「昔からから」になっちゃう。(^_^;)
しかしなかなか癖が抜けなくて、
「今度やったらもう原稿見ない」と
最後通告。
それから二度と使わなくなりました。
ご参考までに同様の重ね言葉に、
・一番最初に/最後に
・まず第一に
・一番ベストです
などもあります。
「馬から落ちて落馬する」と
同じくらい恥ずかしいと
思った方がいいっス。
3)「信用」「信頼」
これも時にごっちゃにして
上司から怒られた言葉です。
よく考えると違いは見えてくるのに、
急いで原稿用紙にペンを走らせていると
(↑当時は手書き。^^;)
「どっちがどっちやったっけ?」
と混乱してました。
試しに次の2文を読み比べてください。
「彼は信用できる人です」
「彼は信頼できる人です」
字面から受け取れる意味は
「信用」=信じて用いる
「信頼」=信じて頼る。
しかし字面以上に、
察するものがあると思うんです。
「信用」って、
必要十分条件のどちらか一方、な感じ。
「信頼」は必要十分条件の
どちらも満たすように思えます。
(必要十分条件については
このリンクご参照)
更に「信用」って、
人に対して使うより、
組織や機関について使うのが適当そうだし、
「信頼」はその逆で、
人(個人/人格)に対して使う、
と言えるのではないでしょうか。
それが証拠に、
「信用組合/信用金庫」はあっても、
「信頼組合/信頼金庫」はありませんから。
何かの参考にして頂ければ嬉しいです。
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