昨日のブログの続き、
「365日千鳥亭」での前振りネタの二つ目です。
(開演前の千鳥亭の内観。
コロナ対策が最も厳しかった頃。)
始まると客席が薄暗くなり、
高座にスポットライトが当たります。
こういう照明や空調の制御、
今ではiPadから行えるそうです。
いわゆる“スマート化”ですね。
ある朝、いつものように旭堂南龍さんが
外からiPadを操作し、
「おー、便利な世の中になったもんやな」と
千鳥亭に着いて楽屋を開けてみれば、
なぜか楽屋の電気だけが
点いてなかったそうです。
(イメージ)
「あれなんでここだけ点かへんねん
」と
再度操作してみるも、点かない。
そうこうするうちに小南陵さんがやってきて、
「どないしたん」と。
「なんかここの電気だけおかしい。。。」
小南陵さんの「〇〇してみたら」に
南龍さんがやったこと、
それがおかしかったぁぁ~!
今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!
「(電気が)点かへんねやったら
パチパチしてみたら?」
小南陵さんのこの意味、
分かって頂けますよね。(^^;
「iPadからの操作が
うまいこといかへんねやったら、
元のスイッチをいじってみたら?」
という意味でおっしゃった。
(こういうやつです。パチパチしますよね。)
すると南龍さん、何を思ったのか、
iPadの「音声入力」をONにして
指パッチンを2回。
何が起こったか分からなかった小南陵さん、
次の瞬間に大爆笑されてたそうです。
「ちゃうちゃう!パチパチって、
元のスイッチを触ってみたら、
っていう意味や~~ん。(^^;)」
どうやら無事に電気は点いたようです。
これをネタにして、
「南龍さんって、一見シュッとして
いつも考え事してて、
『あ、それはですね』とかって
冷静に何でも判断しそうですけど、
意外と抜けてるというか、
カワイらしいお方やな~ってとこ、
あるんですよ」と。
確かに
だから初めて接する人なら、
「講談なんて難しそうなことやってはるし、
近寄りがたい」
と感じることもあるかもしれません。
でもこんな天然系というか、
ちょい抜けたとこも
「な~んや、自分らと同じやぁ~」って
一気に身近になります。
いわゆる“楽屋ネタ”は、
その人の素が明らかに
なるから、魅力的。
どんな人でも企業でも、
シュッとしたカッコイイとこばっかり、
~つまり、エエとこばっかり~
ドヤってても仕方ない。
誰もそんな
“エエ外面(そとづら)”には
惹かれません。
(カッコつけてばかりは逆にカッコ悪い)
ちょっとヌケタとことか、
見た目からは
想像もつかないような、
~ええ~あの人/会社が
~
に驚き、笑い、感心する。
驚くも、
笑うも、
感心するも、
ぜ~んぶ、
“心が動いた”ってこと。
どんな感情も、
その続きの行動も、
“心が動かなければ”
生まれません。
だからもっともっと“素の姿”、
アカンとこ、ちょっとイケてないとこ、
見せてもいいんじゃないでしょうか。(^^)/
それこそ「好きやわ」という人が
現れますから。
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