昨日、新人広報さんに申し上げたこと
書きましたので、
今日は続きでリスク広報のお話しなぞ。。。


ひと口にリスク広報といっても、
広いし深い。(^^;

これだけで一冊の本になりますし、

私もそんなに豊富な経験を
持っているわけではありません。

(ある意味、幸せな広報だったと思います。
 リスク対応って修羅場ですから。(/_;))


しか~し、事業を営んでいる以上、
いつどこでどんなことが起こるか分からない。汗


起った災厄が地震・津波・噴火等の
外的要因(天災)だったら、

一度に多くの広範囲で甚大な被害が

生じますから、広報対応が多少後手に

回っても「相見互い」的で仕方ない・・・

部分が出てきます。

 

(それをいかに後手に回らない、

 ≒禍を福に転じるようにできるかが

 肝ではあります!)

 

 

しかし、原因が内部にある場合
~例えば、不祥事全般~は、
広報対応のまずさが命取りにもなる。


 


そんな怖いことにならないよう、
今から考えておきたいことを共有しますね。


今日も“根っこを掘り出す”堀美和子のブログに
お越しくださり、ありがとうございます。
あなたに感謝ですっ!





大手証券会社・SMBC日興証券の幹部4人が
金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで
逮捕されたのは記憶に新しいと思います。


文春オンラインによると、

「相場操縦といえば仕手筋の手法ですが、
 今回は大手証券幹部が業務中に行っていた
 疑いがあり、前代未聞です」とのこと。





3/4、東京地検特捜部が同社本店を家宅捜索、

翌5日には、
同社が弁護士でつくる調査委員会設置を発表、

同日午後に社長が記者会見。

(会見概要はNHKのこのリンクをご覧ください。)



このような不祥事が起こった時、
メディアはどこを見、どこを突いてくるかを
心得ているのは、とっても大事。

 


 

 


それはほんの短い記事からでも
読み解けるんです。



3/5の朝日新聞夕刊、社会面の下の方、

「SMBC日興、調査委を設置
 午後に社長会見 相場操縦事件」

と題された2段のコンパクトな記事は
こう結ばれていました。


右矢印 右矢印 右矢印 右矢印引用ここから右矢印 右矢印 右矢印 右矢印

今後は、近藤社長ら経営幹部が
こうした不正を把握していたかという点も
焦点になる。

近藤社長が経営責任について、
どのように説明するかも注目される

左矢印 左矢印 左矢印 左矢印引用ここまで左矢印 左矢印 左矢印 左矢印

 

 

 

伝わってるでしょうかはてなマーク

 



〇トップを始め経営幹部が

 不正を把握していたか

〇経営責任をどう取るか


諸々の事実と共に、
この2点に視点が注がれている。






あって欲しくはないですが、
不幸にも不祥事が起こった時は、

いずれかの時点で
この2点をキチッと

説明できなければならない。

 

 





他の事実をどう明らかにしようと、
この2点がうやむやだと

画竜点睛を欠く形になって、

いつまでも追及が止まない、
という広報としても会社としても
望ましくない幕引きになります。

    



どこの会社の広報さんも、
特に新聞は目を皿のようにして
見ておられると思います。

 

その“深度”をもうちょっと進めてみると、


自社に活かせ備えるためのヒントが、
あちこちにちりばめられているのを

発見することができます。グッ



まだまだ新聞の見方って
グレードアップできますよね~。ひらめき電球




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