先週土曜日の
「『パラレル・キャリア(副業)』を目指す女性応援セミナー」で
こんな質問が出ました。


「オススメの本は何ですか?」
 

 


“乱読”人間なもので、(^0^;A

その場ではパッと特定の書名が出てきませんでした。

 






なので、「ビジネス書ではなく、小説全般」と
お答えしちゃったんです。


「歴史ものでも恋愛小説でも何でもいいですよ。
 人の機微、生きて暮らしていることを、
 “受け取ったり”、“感じること”ができますから」と。




でも、質問してくださった方は

(今の私たちに)オススメの本は何ですか?」

と真剣に聞いてくださったと思うので、

やっぱちゃんと答えないと・・・って思い直しました。



ご出席くださった皆様には遅くなりましたが、
改めてこの3冊をご推薦致します。(^_^)/



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!

 

 

 





一冊目、『おじさまと猫』。





おいおい~、起業・副業を目指そう!という熱っついジョシに
マンガかよ~^^;とお思いになるかもしれませんが、

これは、

☆「モノを売る」/「人がモノを買う」とはどういうことか?

をよく描写したマンガなのです。

思わず、「そうそう(・.・*)(._.)、本当はそうだよね」って
素直~~に頷きたくなる。

 




 

 


割と最初の方に出てくる件(くだり)は、
難しいマーケティング理論だの、経済学を知らなくても、

「ここさえ押さえておけば
 (お互いに)幸せなビジネスになるね~」


って教えてくれてます。
 

 



それに全編を通して、

☆人の気持ちに寄り添うってどういうことか

も示唆してくれてます。



元々Twitterで火が付いて紙の書籍になったもので、
「心温まる」とか「感動のストーリー」という冠が付されることが
多いのですが、

これからご自身でビジネスをしようという方々には、
良書だと思いました。(^_^)/
 

 

 


あ、そうそう、
今ちょいとビジネスに行き詰まっている方にもオススメですよ♪

「私は“何を”売っているのだろうか?」
省みることができますから。



 

 


 

 


二冊目、『ジュリアス・シーザー』。




ご存知、シェイクスピアの政治劇・悲劇です。

大学時代に「(English) Drama」という演習で
初めてこれを読んだ時、(←もちろん訳文で^^;)
「なんじゃこりゃ~~!」と腰を抜かしました。カスパー14



どこに腰を抜かしたか?σ(^_^;)

マーク・アントニー(マルクス・アントニウス)が
形成を一気に逆転する場面。

ブログで丁寧に解説してくださってる方がいらしたので
リンク貼っておきますね。(^_^)/




これをパラレル・キャリアを目指す方々にオススメする理由は、2つ。


一つは、
巧みな修辞法、人の心をひっくり返す話術・・・もありますが、

現状を“観察”して、どこに“穴”があるかを見抜く目の大切さ。



 

 


アントニーだって、“観察と把握”がないと、
あの演説はできなかったはずです。

その上に、自ら持つ機転と経験が重なって、
あの鮮やかな「シーザー追悼演説」ができあがった。




二つ目は、
ことほど左様に人って影響されやすいものだ、という自覚。



 

 


これから副業或いは起業を目指していかれる中では、
いろんな“外野”の声も入ってきます。




子育て中の方であれば、
「子どもはどうすんの?」とか、

昇進を間近に控えたであろう方なら、
「キャリアに影響するよ」とか、

或いは婚活中の方なら、
「ひょっとしたらそんなガンガン行くタイプの女性って、
 好かれないかもよ」なんて無責任でノー根拠な意見とか。。。




揺れるから人、なんですけど、
他人の意見にただ流されてしまうと、
不本意な結果になってしまう。


 

 


アントニーの演説で、いともあっさりと
手の平を返してしまった民衆の姿は、
決して遥か遠い過去のことではありません。

 

 






三冊目、『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』。
 

 

 


これは小説ではありません。

海外で亡くなられた方のご遺体を日本に連れ帰る会社を
ルポしたノンフィクションです。

※逆も、即ち、日本で亡くなった外国人を
 本国に送り出すのもこの会社の仕事です。

 

 


第十回「開高健ノンフィクション賞」を受賞した話題作
ということで手に取ったのですが、
頭をガツンと殴られたような気がしました。

苛酷さと絶対の守秘義務という観点からは間違いなく
「筆舌に尽くしがたい」仕事の一つ。





オススメする理由は、
本当に大変な思いをしている人ほど口を開かないものだ、
ということ。



女性の副業・起業として比較的選択されることの多い
セラピストやアロマテラピスト、占い師という職業は、

やはり、
“心に何かを抱えた人”がお客さんになることが多い。

 






本当に大変な思いをしている/した方というのは、
喋りません。

或いは時に、“大丈夫なふり”さえされます。

更には多弁だったりすることもあります。





目の前に来られた方に徹底的に寄り添う、
言葉ではなく、五感で発せられる情報を感じ取る、etc.

そんな心と、ノンバーバル(Non-verbal) な感性を
磨いて頂きたいな、と思ったからです。




以上、少しでもご参考になれば嬉しいです。





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