それ自体で美味しいクッキーなのに、なぜクリームを挟んでしか売らないの? | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

最近、ある洋菓子屋さんで、
一枚の薄いクッキーを試食させてもらいました。

お店に並んでいるのは、
そのクッキーにクリームを挟んだもの。
なので、商品になる前の一枚、なんですね。(^^♪

(イメージ)


完成品はもちろんおいしいけど、
クッキー自体の美味しさにビックリ。♪


「これ、このまま売ったらアカンのですか?」

「うちはクリームを挟んで売る商品構成に
 なってますので」

なんかモッタイナイな~って思った。。。



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!








試食したのは、コーヒー生地のクッキー。

噛んだ瞬間はココアのような優しい味わいで、
後から鼻に抜ける芳醇なコーヒーの香り。

(なんかグルメレポートみたいですね。^^;)




私「なんか後からいい香りがフワァーっとします。(^_^)/」

お店の人
「ええ、だって生地を仕込むすぐ横で
 コーヒー豆を焙煎して挽いてるからです。

 従業員もこれが好きっていう人が多いんです。
 改めて食べてみると美味しいね~って」



甘いけどほろ苦くて、大人な感じ。
これなら、甘いものが苦手な男性でも大丈夫そう。

コーヒークッキーですから、
見た目ビターな感じもしますし、
容器や包装次第では、
大人向けのバレンタイン商品にもなりそうです。

(こんな感じでした)



こんな可能性というか良さを持ったものなのに、
会社の方針(?)ということで、
クリームを挟まんとアカンらしい。


なんでって思った。


「これしかアカン」って考えずに、
「ひょっとしたらこれもありかも。(^^♪」って考えて

クリームを挟まないクッキー単体も
売ってみればいいのに、って。



だって、作ってはる人、売ってはる人が、
「おいしいね~」って言うてはるんですから。






なんでそうしはれへんのか、
ちょっと考えてみた。


クリームを挟んだ方が単価が高くなるから?

今ある商品で主要ブランドができあがってるから?

ひょっとしたら外部のコンサルタントから、
「主になるブランドはそれ以外の売り方をしてはいけない」
なんて言われたから?




でもね、どんな事情やアドバイスより、
そこで作る人・働く人の率直な意見の方が
強くて的を射ていることが多いんです。




例えば、今会社自体は苦戦してますが、
「ヘルシオ お茶プレッソ」というお茶メーカーが
ヒットしているシャープ。




社内会議では「売れるのか?」と言われながらも、
開発陣がへこたれなかったのは、
試作器のお茶が「美味しかった」から。


今では当初の予想を覆して、
目標の5倍の生産量になってます。(^_^)/





「とひかく新商品、新事業が要るねん!」な~んて、
眉間にしわを寄せ肩に力を入れなくても、

働いている人の意見を聞き、
今あるものを見直してみる。



商品そのものの魅力は、
まだまだ隠れてます。



「大人なティータイムに、
 コーヒーに似合うちょっとほろ苦クッキーを生チョコクッキー

な~んて絵になりませんか?(^_-)-☆



今一度足元を見直してみることで、
思わぬお宝を発見するって、
いーーーっぱいあると思うんですよ。








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