先月、いつものご訪問先に行く前に、
「どこでお昼ごはんを食べようかなぁ」とフラフラしてたら、
「大判焼き」ののぼりが目に入りました。
自他共に認めるスイーツ好きの私。
思わず知らず、足がのぼりの方へ・・・。(笑)
今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!
磁石に引き寄せられるかのように
近づいて行ったのはこのお店。
(食べログより拝借)
外観はいたって地味、でしょ。^^;
そして営業時間も確か
「12:00~16:00くらい。時々休みます」
みたいなユルさ。(笑)
へぇ~面白いなあと思ってもっと近寄ると、
大判焼きを焼いてたお姉さんと目があいました。
軽く会釈して下さったんですが
その笑顔がとても素敵でした。
営業スマイルではなく、
ご近所さんに会った時のような自然な笑顔。
(道に面して大判焼きの台が置いてあるので、
私が近づいていくのが見えたんでしょうね。
こんな感じ。↓)
(出典同上)
なんとも言えない温かさにつられて、
「こんにちは~」(←関西弁アクセント)と中へ。
一歩入ると、いい匂~い♪
使いこまれた鉄板から、大判焼きたちが
「どやっ!美味しそうやろ!」って感じて
見上げてます。
(出典同上)
瞬時に聞こえてきた心の声。(笑)
↓
(えーっい!お昼ごはんは大判焼きにしちゃえ~~!)
私「あんことカスタード1個ずつ下さい。ヽ(^。^)ノ」
お姉さん(以下、姉)
「はい、じゃあ、もうすぐ焼き上がるこれとこれにしましょうか。
あとちょっと待って下さいね」
私「わぁ~、それは嬉しいなぁ。
あれ?これって普通の大判焼きと違ってどら焼きみたい」
(↓普通の大判焼きはこんな感じ)
姉「そうなんですよ、この鉄板がそういう型で、
昔からこの店のおばあちゃんが使ってたんです」
私「ホンマに黒光りっていうんかな、
使いこまれた風格がありますねぇ。
ええなあ~」
姉「以前は別の場所で営業されてたんですが、
高齢で閉店されて。
ひょんなご縁で、
この場所で私が焼かせてもらうことになりました。
形変わってるでしょ
昔からの常連さんが覚えて下さってて、
『ああ、ここでやっとったんか。また買えて嬉しいなぁ』って
喜んで来て下さるんです。
そんな方達のお顔を見ると、
頑張ろうって思いますね。v(^-^)v」
(現在の営業場所はこの辺り。
クリックで拡大してご覧下さいませ♪)
私「うん、確かにこの形は忘れませんね。
それにしてもこの鉄板はエエ顔してる。ヽ(^。^)ノ
どや顔、ですねぇ」
姉「ありがとうございます。
道具も大切に心を込めて使い続けると、
応えてくれる。≪財産≫になりますよね」
・・・・・・以下、会話続く・・・・・・
焼き立てホヤホヤを懐に大事に抱えながら、
海沿いのベンチまで歩いていきました。
200円でこんなにほっこり幸せ~になれるなんて、
チョー得した気分。(^^♪
モノはどこにでもある大判焼きです。
けれど、それを愛してやまない人の笑顔と、
おばあちゃんが毎日手入れしてきた鉄板と、
常連さんとの絆を絶やしてはならないという気持ち、
そんなものが≪語られる≫だけで、
大判焼きは、単なる大判焼きではなくなります。
そう、お読みくださってるあなたなら、
もうお分かりですね。
モノが、コトに、変じた瞬間です。
(ほらほら~♪あなたも行って食べたくなったでしょ~)
もの言わぬ大判焼きと鉄板の代わりに
その価値を伝えようとする人がいる。
その人のおかげで私はお店に立ち寄り、
たった2枚ではありますが、商品を買った。
ここに、あなたのビジネスにも
役立てて頂けるヒントがあると思います。
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