石川県七尾市で大判焼きを食べたわけ | 目の付け所から広報まで一気通貫で考えるPRコンサルタント 堀 美和子のブログ

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大切なのは「売り込む」のではなく「欲しくなってもらう」仕掛け。
だって人は、心が動かなければ行動しませんもの。
それはB to CでもB to Bでも同じ。
人間心理からストーリーマーケティング、新聞記者の経験もプラスして、あなたのビジネスを応援します。

昨年来ご縁の深い、石川県七尾市。

先月、いつものご訪問先に行く前に、
「どこでお昼ごはんを食べようかなぁ」とフラフラしてたら、
「大判焼き」ののぼりが目に入りました。


自他共に認めるスイーツ好きの私。
思わず知らず、足がのぼりの方へ・・・。(笑)



今日も広報ジャーナリスト・堀美和子のブログにお越しくださり、
ありがとうございます。あなたに感謝ですっ!









磁石に引き寄せられるかのように
近づいて行ったのはこのお店。

(食べログより拝借)


外観はいたって地味、でしょ。^^;

そして営業時間も確か
「12:00~16:00くらい。時々休みます」
みたいなユルさ。(笑)


へぇ~面白いなあと思ってもっと近寄ると、
大判焼きを焼いてたお姉さんと目があいました。

軽く会釈して下さったんですが
その笑顔がとても素敵でした。

営業スマイルではなく、
ご近所さんに会った時のような自然な笑顔。

(道に面して大判焼きの台が置いてあるので、
 私が近づいていくのが見えたんでしょうね。
 こんな感じ。↓)

(出典同上)


なんとも言えない温かさにつられて、
「こんにちは~」(←関西弁アクセント)と中へ。



一歩入ると、いい匂~い♪

使いこまれた鉄板から、大判焼きたちが
「どやっ!美味しそうやろ!」って感じて
見上げてます。

(出典同上)



瞬時に聞こえてきた心の声。(笑)
 ↓
(えーっい!お昼ごはんは大判焼きにしちゃえ~~!)


私「あんことカスタード1個ずつ下さい。ヽ(^。^)ノ」






お姉さん(以下、姉)
「はい、じゃあ、もうすぐ焼き上がるこれとこれにしましょうか。
 あとちょっと待って下さいね」

私「わぁ~、それは嬉しいなぁ。
  あれ?これって普通の大判焼きと違ってどら焼きみたい」

(↓普通の大判焼きはこんな感じ)


(でもここの大判焼きはどら焼き風↓)




姉「そうなんですよ、この鉄板がそういう型で、
  昔からこの店のおばあちゃんが使ってたんです」

私「ホンマに黒光りっていうんかな、
  使いこまれた風格がありますねぇ。
  ええなあ~」


姉「以前は別の場所で営業されてたんですが、
  高齢で閉店されて。

  ひょんなご縁で、
  この場所で私が焼かせてもらうことになりました。

  形変わってるでしょ
  昔からの常連さんが覚えて下さってて、
  『ああ、ここでやっとったんか。また買えて嬉しいなぁ』って
  喜んで来て下さるんです。

  そんな方達のお顔を見ると、
  頑張ろうって思いますね。v(^-^)v」

(現在の営業場所はこの辺り。
 クリックで拡大してご覧下さいませ♪)



私「うん、確かにこの形は忘れませんね。
  それにしてもこの鉄板はエエ顔してる。ヽ(^。^)ノ
  どや顔、ですねぇ」

姉「ありがとうございます。
  道具も大切に心を込めて使い続けると、
  応えてくれる。≪財産≫になりますよね」


・・・・・・以下、会話続く・・・・・・



焼き立てホヤホヤを懐に大事に抱えながら、
海沿いのベンチまで歩いていきました。

200円でこんなにほっこり幸せ~になれるなんて、
チョー得した気分。(^^♪





モノはどこにでもある大判焼きです。

けれど、それを愛してやまない人の笑顔と、
おばあちゃんが毎日手入れしてきた鉄板と、
常連さんとの絆を絶やしてはならないという気持ち、

そんなものが≪語られる≫だけで、
大判焼きは、単なる大判焼きではなくなります。




そう、お読みくださってるあなたなら、
もうお分かりですね。

モノが、コトに、変じた瞬間です。

(ほらほら~♪あなたも行って食べたくなったでしょ~




もの言わぬ大判焼きと鉄板の代わりに
その価値を伝えようとする人がいる。

その人のおかげで私はお店に立ち寄り、
たった2枚ではありますが、商品を買った。



ここに、あなたのビジネスにも
役立てて頂けるヒントがあると思います。








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