千葉県鎌ケ谷市で特許事務所を経営している弁理士かめやまです。
昨日の記事の続きです。
新卒採用の大学生との面談でお話した内容をこちらにも書きます。
似た内容の問い合わせが来たら、「ここ見てね~」といえますから。
言語化し公開しておくと、それを振れた人に伝える。
言語化により、時空を超えた再現性が可能となって、浸透していく。
言語化する力は、コミュニケーションの源の1つです。
・・・・・・・・・
それはさておき、大切なところは、特許事務所の選び方。
自分の体験の中でいえば、特許事務所の選び方の観点は、2つあります。
1つ目は、所長や上司との相性リスク
2つ目は、受任している仕事内容。
1つ目「所長や上司との相性リスク」について
特許事務所の規模を弁理士の人数でいうと
一人事務所
小規模(2~4人くらい)
中規模(5~10人くらい)
大規模(11人以上)
です(規模の分け方は、私の感覚です)。
実務では、所長や弁理士の下で働くわけですから
仕事の適正以上に、その相性は大切です。
一人事務所の場合、所長との相性が当たればよいですがはずれると地獄。
つまり博打が激しい(しかし、一人事務所が多いのよ~)。
※参照 日本弁理士会会員の分布状況(2023年4月) <日本弁理士会ホームページ>
そのリスクを小さくするために、小規模以上をお勧めします。
といっても、一人事務所を否定するわけではないですからね。
うちも一人事務所ですし・・・(-_-;)
また、特許の実務をしたければ、
特許部門の弁理士のうち、
対応可能な技術分野に所属する担当弁理士の数が2人以上であることが大切です。
やっぱり、人員配置に選択の余地がないと・・・
逃げ場がないというか、・・・上司も部下も、お互い苦しいわよね。
※ちなみに、当時の私は喫煙者でしたので、喫煙者の所長が条件の1つでした 苦笑
試験勉強するなら、喫煙はやめたほうが良いですが、
タバコを辞める気がないなら、所長が喫煙者であったほうが居心地は良いと思います。
2つ目「受任している仕事内容」について
仕事の中身ですが、大規模の方が分業制になる傾向が強いので
一定の業務の経験を積む身としては、
似たケースの仕事を繰り返し行ったほうが成長しやすいです。
その分、中~大規模のほうが良いでしょう。
もちろん、小規模の事務所でもそれは可能ですが、
その事務所が受けている仕事の種類(≒お客様の数)によって変わります。
どれくらい小口分散しているかは、JPLATPATをみればどの会社の仕事を受任しているか一目瞭然なわけです。
※これは、就活中に、とある事務所の担当者が
「IPDL(JPLATPATの昔の名前)で検索すれば一発だよ」
と教えてくれました。
以上の2つは、特許業界への就活当時(2004~2005年)に行っていたことです。
ちなみに、私の場合は、
所長とほど良い距離が保てる小規模程度の事務所に入り、
その仕事で成果を出して、お客様に認めてもらい、彼らと仲良くなって
年間3~5日の試験休みをもらっても、
所長から文句を言わせないような立場づくりに注力しました。
仕事も勉強も頑張って、所長に認められるとともに、
所長にとって「頭が上がらない人達(お客様)」に認められて(ブランド確立)
所長に対する交渉力を高める活動・・・
こういうのも知的財産の活動です(正確には知的資産経営か・・・?)。
特許事務所の選び方の観点として、
現在の知識であれば、こういうところも観たほうが良いのでは?という点もありますが、それは明日書きます。
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