煽られる診察に感じるミッドライフクライシスCrise de la quarantaine | 天パパパは動物のお医者さん

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天パパパはアウェイな動物のお医者さん。獣医師になろうと思ってなった訳ではないからこそ見える世界を書いてます。獣医師、講師、夫として感じる恋愛を綴ってます。趣味はパフェ巡り。TWICEの김 다현と元宝塚の花總まりさんとFemme séduisante qui parle français&CPの推し活中

うちの病院はワクチンとかの予防って少なくて、病気の割合が高いので、診断のストレスが常にかかります。





食欲がない動物を診断しているのに、食べない、食べないって、次々に具合の悪い動物が来院すると、病気の精査にずーっと頭を回す事になります。






診察が途切れる事がないんで、時間がズレていかないように診察は同時進行してどんどん重なっていきます。






15分で食欲不振の診断をつける事なんか不可能に近い。





それなのに、時間がないという患者さんもいて、何時までに出たいとか、お迎えがあるからとか、時間に煽られる事も多い。






獣医師は僕一人だから、1日の診察の件数も物理的に限られています。MAXに近い状況だから常にバッタバタ。






診療時間だけでなくて、時間外も夜間も休診日も対応してて、僕のプライベートな時間は制限されてるから疲れが取れない。






「院長だけずっと休みないですよね、頑張ってください(笑)」と、気遣ってるのか他人事なのかわからないような言葉を、看護師達が笑顔でかけてくれます(笑)。






そろそろ体力と気力がペースダウンしてくるミッドライフクライシスで、診察がこなせなくなってきたのかなあとも思うけど‥





違うんだよね。






自分のキャパを越えないようにセーブしたいのに、現実はどんどん逆行していく。






診療件数を減らしてゆっくりと診察したい。






完全週休2日の同級生の院長もいるし、休診日を増やした同級生もいるけど、僕は性格的に割り切れないんだよね。





困っている人に対してシャットアウトできる心の強さが僕にはないからさ。人とか動物の事を考えすぎちゃう。






甘い物を食べてストレス発散して頑張るしかないかなあ。






パフェの大食い大会に出場したい(笑)