カルロス・ゴメス 歌劇『グァラニ族』 | クラシックばっか 時空間

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今日 7月11日(土)は、カルロス・ゴメスの誕生日です。

アントーニョ・カルロス・ゴメス(1836年7月11日 - 1896年9月16日)は、19世紀ブラジルを代表するオペラ作曲家です。南米出身でありながらもヨーロッパ楽壇に受け入れられ、名声を獲得した音楽家の一人です。


■歌劇『グァラニ族(ワラニー族)』
ーーー (約2時間) ーーーーーーーーーー

 

 

https://youtu.be/ZP8PB5IKQsg
■210711 ーーーーーーーーーーーーーー


ブラジル帝国のサン・カルロス村(現在のサンパウロ州)の出身で、バンドのマスターであった父(マヌエル・ジョゼ・ゴメス)から幼児期から音楽の基礎と数種類の楽器の奏法を教わります。

18才の時初めて彼の書いたミサが地元の教会で演奏されました。兄ジョゼ・ペドロもやはり指揮者であり、ゴメスの音楽活動に対して献身的な指導者・助言者の役割を果たします。

その兄の助力でゴメスはブラジル皇帝ドン・ペドロ2世の庇護を受け、その後リオ・デ・ジャネイロの音楽院に入学し、ジョアミン・ジャンニーニに作曲を教わり、本格的なイタリアオペラを学びます。

音楽院を修了後は、1861年9月4日にリオ・デ・ジャネイロのフルミネンシ歌劇場で最初の歌劇『城の夜』を上演し、大成功を収めます。

 

 

中輪系 


それから2年後、2作目の歌劇『フランドルのファナ 』も大成功となり、イタリア留学のための政府奨学金を受け、ミラノ音楽院で院長ラウロ・ロッシに学ぶことが出来ました。そして、通常4年かかるところを3年間の在籍で卒業し、マエストロの称号を授与されました。
その後数々のオペラを作曲し、それらは次々に上演されていきました。

彼は、真にブラジル的な主題によるオペラ作曲への追求から、ブラジルの作家ジョゼ・デ・アレンカールによるロマンス小説『グァラニ族(ワラニー族)』を題材にした、歌劇『グァラニ族(ワラニー族)』が生まれました。これはブラジルの先住民を主題にしたオペラで、特にブラジルのインディオ文化を象徴し、土着の舞踏をとりいれ、劇的な構成を持つ歌劇で、1870年5月にスカラ座において(「グァラニ族の男」の題名で)初演されました。

 

棘のないサボテン 植え替え完了です。


この作品は大成功をおさめ、ヨーロッパの首都のほとんどで上演され、厳格な評論家でさえ、ゴメスの名は、ロッシーニやヴェルディのようなヨーロッパの巨匠と比肩するとまで言わしめました。

 

その後ゴメスはブラジルに帰国し、歌劇『グァラニ族』のリオデジャネイロ初演を果たします。本国でもイタリアと同様の成功を巻き起こしたことは言うまでもありません。
なお、彼は8つのオペラのほかに、3巻の歌曲集、合唱曲、ピアノ曲を残していますが、今日では、演奏される機会は少ないようです。


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 こんにちは。

 

 

昨日高速を安全運転して買ってきたのは、ガーベラさん(中輪)でした。

天気は急変するけれど、心は動揺せず、冷静に臨機応変で対応したものです。

 

 

あわてなくも大丈夫です。

 


カルロス・ゴメス