カール・オルフ『カルミナ・ブラーナ』 | クラシックばっか 時空間

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今日 7月10日(土)は、ミュンヘン生まれのドイツの作曲家 カール・オルフの誕生日です。

■『カルミナ・ブラーナ』
ーーー (約 60分) ーーーーーーーーーー

 

 

https://youtu.be/GRjyxr1ysKw
■210710 ーーーーーーーーーーーーーーー
※ 同じ曲を演奏しているのに 一人ひとり 表情が違うのは面白いです。


カール・オルフ(1895年7月10日 ミュンヘン - 1982年3月29日 ミュンヘン)は、音楽における人間性の回復という見地から、ルネサンス音楽、バロック音楽、およびそれ以前の単旋律音楽に興味を示し、持続反復される強烈なリズムと非和声的な音楽によって、現代音楽の一つの方向を開きました。

舞台作品においては古代ギリシア演劇の伝統を生かし、音楽、言語、動作の統一された形をめざしました。

本曲は、『カルミナ・ブラーナ』(ボイレン歌集)と名付けられ出版された詩集(19世紀末に南ドイツ、ボイレンのベネディクト派修道院で発見された10~13世紀の放浪僧、吟遊詩人らの詩を集めた写本)より、オルフが24の詩を選び、作者自身の詩を1つ加えて、作曲したものです。

 

赤花烏羽玉の花が咲きました。



本作品『カルミナ・ブラーナ』はいわば、舞台形式によるカンタータであり、『楽器の伴奏を持ち、舞台場面によって補われる独唱と合唱の為の世俗的歌曲』という副題が付いています。
「初春に」「酒場で」「愛の誘い」の3部から成り、その前後にプロローグ(序章)とエピローグ(終章)がつきます。
1936年に完成し、翌1937年7月8日にフランクフルトのフランクフルト歌劇場で初演され、全世界にその名前を知られるようになりました。

烏羽玉の花が咲きました。

 


混声合唱、少年合唱、ソプラノ・テノール・バリトンのソリスト、大規模なオーケストラという大きな編成の曲です。酒や男女の睦み合いなどを歌った詞に、シンプルな和音及び強烈なリズムが特徴で、歌詞はほぼ ラテン語で歌われます。



1.序章
  ・全世界の支配者なる運命の女神(フォルトゥナ)
         FORTUNA IMPERATRIX MUNDI
    ・おお、運命の女神よ(合唱) O Fortuna
    ・運命の女神の痛手を(合唱) Fortune plango vulnera

 

温湿度計です。(時間、曜日表示もあり) 飼育日記・記録が速いです。

洗濯物を取り込む頃合いもこれを見て管理しています。色は、青、ピンク、グレーと3色。

計5台(部屋に3台、外に2台)持っています。1台いかがですか?

 

 

 

 


2.第1部: ○初春に 1. PRIMO VERE
    ・春の愉しい面ざしが(小合唱) Veris leta facies
    ・万物を太陽は整えおさめる(バリトン独唱) Omnia sol temperat
    ・見よ、今は楽しい(合唱) Ecce gratum

3.  : ○芝生の上で UF DEM ANGER
    ・踊り(オーケストラ) Dance
    ・森は花咲き繁る(合唱と小合唱) Flore silva
    ・小間物屋さん、色紅を下さい(2人のソプラノと合唱)
             Chramer, gip die varwe mir   
  ・円舞曲: ここで輪を描いて回るもの(合唱)Reie: Swaz Hie gat umbe
    - おいで、おいで、私の友だち(小合唱)Chume, chum, geselle min
    ・たとえこの世界がみな(合唱) Were diu werlt alle min


4. 第2部: ○酒場で 2. IN TABERNA
    ・胸のうちは、抑えようもない(バリトン独唱) Estuans Interius
    ・昔は湖に住まっていた(テノール独唱と男声合唱)
            Olim lacus colueram
    ・わしは僧院長さまだぞ(バリトン独唱と男声合唱) Ego sum abbas
    ・酒場に私がいるときにゃ(男声合唱) In taberna quando sumus


5. 第3部: ○愛の誘い 3. COUR D'AMOURS
    ・愛神はどこもかしこも飛び回る(ソプラノ独唱と少年合唱)
            Amor volat undique
    ・昼間も夜も、何もかもが(バリトン独唱) Dies, nox et omnia
    ・少女が立っていた(ソプラノ独唱) Stetit puella
    ・私の胸をめぐっては(バリトン独唱と合唱) Circa mea pectora
    ・もし若者が乙女と一緒に(3人のテノール、バリトン、2人のバス)
           Si puer cum puellula
    ・おいで、おいで、さあきておくれ(二重合唱) Veni, veni, venias
    ・天秤棒に心をかけて(ソプラノ独唱) In trutina
    ・今こそ愉悦の季節(ソプラノ独唱、バリトン独唱、合唱と少年合唱)
      Tempus est iocundum
    ・とても、いとしいお方(ソプラノ独唱) Dilcissime


6.終章 ○白い花とヘレナ BLANZIFLOR ET HELENA
    ・アヴェ、この上なく姿美しい女(合唱) Ave formosissima

7.終章(終曲) ○全世界の支配者なる運命の女神
           FORTUNA IMPERATRIX MUNDI
    ・おお、運命の女神よ(合唱) O Fortuna
 (※冒頭の曲を再び最後に持ってきています。)

 

今日の夕方の東の空


なお、副題にあるように本来舞台上で独唱者、舞踊手が音楽を象徴的に表現する作品であり、踊り手を伴わない演奏会形式は略式の演奏となります。

後にオルフは『カトゥーリ・カルミーナ』(1943年)、『アフロディーテの勝利』(1950~1951年)を書き上げ、これらを3部作『トリオンフィ』(Trionfi、勝利)としてまとめています。





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まだ下屋での怪我は完治ではありませんが、大丈夫です。日に日に良くなっています。感謝です! ありがとうございます。

 

今日は高速を約30分ほど走って、お花を沢山買ってきました。

明日ご紹介したいと思います。お楽しみに!

 

 


新しい発見に気づきますように。



カール・オルフ