リスト 交響詩「祭典の響き」S.101(R.418) | クラシックばっか 時空間

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今日 11月9日は、フランツ・リスト(1811~1886)の交響詩「祭典の響き」(Festklänge)S.101(R.418)が初演された日です。

 

 

ーーー (約 20分) ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

https://youtu.be/_D2BOho8yoE

 

■2019年11月9日 ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

リストは全13曲の「交響詩」を作曲していますが、その7番目の交響詩です。1854年に、ヴァイマルで上演されたシラーの戯曲『芸術への忠誠』の序曲として1853年に作曲され、1854年の今日11月9日、リスト自身の指揮によりヴァイマル宮廷劇場にて初演されました。

この「交響詩」は、劇の内容と直接的な関係を持っている訳ではなく、特定の表題(題材)にもとづいて書かれたものではない点、リストの他の交響詩とは性格を異にしますが、リスト自身、交響詩という名称をかなり自由な内容の曲にも拡大解釈して用いていたと思われます。

一説によると、当時同棲生活をしていたザイン・ヴィットゲンシテイン(ヴィットゲンシュタイン)伯爵夫人とリスト自身の結婚祝いを想定して作曲したとされます。曲はザイン・ヴィットゲンシテイン伯爵夫人に献呈されています。