ブゾーニ 「ピアノ協奏曲」ハ長調 作品39 | クラシックばっか 時空間

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今日11月10日(日)は、ブゾーニの「ピアノ協奏曲」ハ長調 作品39が初演された日です。




昨日小さな庭に迎えた オレンジ色のガーベラ



■第4楽章 イタリアのように  (途中から)
ーーー 第4楽章は((約13分)
(48’33”~1h1’13”) ーーーーーーーーーーーーーー

ピアノ:ギャリック・オールソン( 1948年4月3日 - ) アメリカ




■2019年11月10日 ーーーーーーーーーーーーーー



フェルッチョ・ブゾーニ(1866年4月1日 エンポリ - 1924年7月27日 ベルリン)は、イタリア出身の作曲家であり、ドイツを中心に世界中で活躍した超絶技巧派のピアニストで、指揮者・音楽教師でもあった人です。

正式名は少々長いですが、ダンテ・ミケランジェロ・ベンヴェヌート・フェッルッチョ・ブゾーニ。作曲家として新古典主義音楽を提唱し、電子音楽や微分音による作曲など、未来の音楽にまで迫りました。

シベリウスやニールセン、レーガー、マニャール、シェーンベルク、バルトークなど、ブゾーニの尽力によって世に出た作曲家は少なくないと言われています。

彼が影響を受けた作曲家は、主にヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750)とフランツ・リスト(1811~1886)の二人で、いくつかの作品では新古典主義の傾向も認められるようです。ブゾーニの作品の多くはピアノ曲です。

数曲のバッハ作品をピアノ用に編曲していて、編曲者としても知られ、中でもオルガン曲の「トッカータとフーガ」ニ短調 や、『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番』ニ短調 の「シャコンヌ」をピアノ独奏版に編曲したものは有名です。
また、バッハの「鍵盤楽曲(選集)」の校訂版を出版したことでも知られます。
(あれっ? どんな感じの曲でしたっけ? そう思ったあなた リンクをクリックしてみて下さいね。「あぁ~、あの曲ね~♪ タイトルだけって とっても難しいですねー。)


今日ご紹介する「ピアノ協奏曲」ハ長調 作品39 は、1902年より作曲が開始され2年後の1904年に完成しました。 初演はベルリンにて、1904年の今日11月10日に作曲者自身のピアノ、カール・ムック指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団及びカイザー・ヴィルヘルム教会合唱団によっておこなわれました。

全5楽章でできていて、終楽章(第5楽章)は男声合唱が導入されています。この「ピアノ協奏曲」は1904年にブライトコプフ社より総譜が出版され、その総譜の扉ページには、この楽曲の構造(構成)を視覚化したイラストが描かれているそうです。そして次のような各楽章の「イメージ」が表されています。

・第1楽章:序章と入祭唱 (Prologo e Introito)
       「夕日に照らされた神殿」
・第2楽章:陽気におどけた小品 (Pezzo giocoso) スケルツォ
      「魔法の花の上を飛び回る魔法の鳥」
・第3楽章:厳粛な(落ち着いた)小品 (Pezzo serioso)
          「全体の中心となる巨大な神殿とそれを守る
      謎の象徴としてのスフィンクス」
・第4楽章:イタリアのように  (All' Italiana) タランテラ
     「ローマ松と煙を上げるヴェスヴィオ火山」

・第5楽章:賛美歌 (Cantico) 「神をたたえる翼をもった人」


ヴェスヴィオの様子って今はどうなのでしょうね。
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ガーデンシクラメンも連れてきました。赤とピンクです。(白を忘れてしまいました。)



これは、小さな庭(マイガーデン)に咲くガーベラ(ピンク色)のつぼみです。
特に手をかけたわけではありませんが、二株に増えてくれたました。

 

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冬が来る前に あれこれと。
多忙でも 心を亡くさずに。

きびきびと速く(Allegro) 出来れば良いのだけれど。
モデラートから いつの間にか レントになり・・・。

アレグロをイメージして。でも、
ゆっくりと 落ち着いて、あわてないで。
何かをしよう、そう思って取り組めることが 幸せな時空間。

ご訪問 ありがとうございました。