皆様、こんにちは。
昨日のブログでは、中野めぐみさん(30歳・仮名)の記憶の書き換えの様子について、続けて書かせていただきました。
勇気を出して、親に「結婚相手は自分で決める。」と伝えたところ、父親が「自分で決めるのは構わないが、姫としての自分の立場がわかっているのであれば」という条件で許可してくれました。それを受けて、お城で貴族を含め様々な男女を「お城に招待する」という名目で人を呼び、パーティーを開くことになりました。
今日はその続きです。
イザベルさんは、席を立って会場の喧騒から抜け出し、会場から少し離れた、赤い絨毯が敷かれた長い廊下の大きな窓のそばに佇み、大好きなお庭を見ていました。
フッと気が付くと2つとなりの窓に、同じように庭を眺める背の高い男性がいることに気が付きました。イザベルさんは彼を眺めました。その男性がルイでした。
イザベルさんに気が付いたルイは、最初、イザベルさんがこの城の娘とは気づかず、イザベルさんに声をかけます。
「綺麗な庭ですね」
そう言ってルイは、ニコッと微笑みました。
イザベルさんは心がドキドキし、とても心が安心して、優しい気持ちになり、癒されました。
元々がシャイなイザベルさんは、一度はそのままその場所を離れ、いつもの階段のところで一人でお庭を眺めることにしました。実はこの場所は、関係者しか入れない場所で、姫のイザベルさんが入るのも本当は怒られてしまう場所なのです。これまでこの場所は、イザベルさんと、幼なじみの召使の女の子(今世の親友)の二人だけが知る秘密の場所でした。
イザベルさんはお気に入りのお庭を眺めながら、しばらく考えていました。
そして。
思い立って、立ち上がり、ドレスの裾を上げて歩き出したのです。
続きます。
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