第1室
ハウスの起点であり、上昇角、または上昇点を持つ。個人の体つきや外見上の表情に関係する。世界と誕生時の肉体化のなかで、自己のアイデンティティーをいかに保つかを明かす。
第2室
個人と、その愛着、財産、生命を維持して生き残るための手段にかかわる。その人にとって、どのような対象に価値があるかを定義する。
第3室
あらゆる種類のコミュニケーションの問題、早期教育、知識の蓄積、日常の現実を精神的なレベルに発展させることに関係する。
第4室
小児期と成熟期の家庭環境と家庭生活、特に母親のような人に関係する。記憶、伝統、そして所属意識の原則となる態度を養う。
第5室
恋愛、創造、子供を持つこと、娯楽にまつわること、そして、いかにわれわれが快楽を追求するかにかかわる。人々が演ずるゲームを、人生における満足や喜びを得るための手段をつかさどる。
第6室
人々の労働、奉仕、職場の同僚との人間関係にかかわる。その人が、他者をどのように養うか、義務や奉仕とどのように向き合うかをつかさどる。
第7室
あらゆる種類の、すなわち、ビジネス、結婚、友人関係などにおけるパートナーシップにかかわる。ここでは、他者に対する役割とその相互関係が、自己のアイデンティティーを決定する。経験の共有が重要である。
第8室
例えば、出産、死、別離、人生における重大な出来事、浄化的な変容といった、重大な出来事に関係する。財産やパートナーや他者の事業にもかかわる。伝承的に、神秘のハウスであり、あの世や秘儀とのつながりを明確にする。
第9室
高等教育、哲学、旅行、長期間の旅、高次の真理の探究と獲得にかかわる。このハウスによる影響を通じて、意識の飛躍が可能となる。
第10室
社会的地位、名声、総体的なキャリアプラン、権威や父親のような存在との人間関係、そして個人の公的な役割に関係する。世の中に対して、どのように自己を明らかにするかをつかさどる。
第11室
人間の相互関係、社会集団、組織や広範囲の交友関係に関与する。個人が切望する理由や理想が定義され、それが、共通の目的となって、他者に働きかける。
第12室
私的な活動、自分が引きこもる場所、他者の介護、孤立(選んだ、または強いられた)の問題に関係する。恐怖を埋もれさせ、未使用のエネルギーを抑圧していたかもしれない。個々人の無意識をつかさどる。