家業を継いだだけの社長を尊敬できない
どうしてああいうドラ息子やバ●息子ができるのでしょうか
親の代はがんばって会社を盛り立ててきた
下についていく気になれないというのは気持ちがわかる
ある読者の方とお話してて、この話題になったのですが
親がすばらしいと子供が萎縮する
ライコポディウムなタイプの子供になることはあります。
下だと思う人には威張るけど、真の自信がないため
こういう振る舞いになるのです。
もしかすると、親からがんばれといわれつつ、
「しかし親を超えるな」という無言のメッセージを
受け取っているかも知れません。
もしかすると、出来る親のもとで
「どうせ俺はダメなやつだ」と思い込んで
どうせ・・のイメージで振舞うようになったのかも知れません。
どうせという気持ちと余った時間とお金があるために
遊び人風になった若旦那、
こういうのは江戸時代からありそうですね。
そういう人物像を演じることは、親との力関係のバランスをとるという
経緯があるかも知れません。単に甘やかされたというケースも
あるでしょうが、本当は出来るのに抑えられているケースも
あるかと思います。
まったく逆のケースもあります。
外で修行をさせる。
ある老舗では、代々跡継ぎがよその企業で働いて
修行をしてきて新しい風を入れつつ家業を守っているそうです。
外で働いた自信もつくし、いろいろなやり方を学ぶだろうし
単なるおぼっちゃんとは周りからも見られないでしょう。
ドラ息子やバ●息子と呼ばれるお坊ちゃまたちにも
本人にしかわからない悩みがあると思います。
親やお金のおかげでといわれることもあるでしょう。
本人ががんばっていても、親と比べられることもあるでしょう。
個人の個性や能力の違いを認めてもらえず、
家業を継ぐという運命からも逃れられず、
苦しい思いをしている方もおられるかも知れません。
人の苦労や悩みは見えないこともあると思います。
その人の立場になってみないとわからないこともあります。
自分の納得いく生き方を見つけた人ほど、
他の人の生き方を認められるようになるのではないでしょうか。