最近Youtubeのホームページに谷桃子バレエ団の動画が出てくるようになって、何気なく見てたんですが、その内容が薄々分かってはいたとは言え衝撃的でした。

最近入団した新人ダンサーがインタビューに答える形の動画ですが、新人とはいえ一人はロシアのバレエ団、もう一人はロイヤルバレエ学校留学経験者でアメリカのバレエ団にいた人です。

話の内容をまとめると、家賃6万4千円の部屋に住んで週5日バイトをして、カンパニーには月謝を払い(これはたとえプリンシパルでも払うそうです)更にチケットノルマもある。月給はなく、公演があった時に出演料が出るだけ。

このチャンネルは外部スタッフが作っているそうですが、ボランティアみたいです。その時の条件が「包み隠さず話す」と言うことだったので、かなり厳しい現状が語られています。

国立は月給制だそうです。あとKカンパニーはバックにTBSが付いていて資金は潤沢だそうです。谷桃子には国立を落ちた人が応募することが多いそうです。やはり給料が出るところがいいのは当然なので、みんなそちらが優先になるわけです。

 

見てると何かしてあげたい気持ちになりますが、私みたいな貧乏人にはできることはありません。同居している母が他界したら部屋が空くので下宿でもさせてあげようかしら?

谷桃子バレエ団と言えば国内ではそこそこ名の知れたバレエ団なのに、そこですらこんな感じです。ちなみにロシアのバレエ団もアメリカのバレエ団も給料制だったそうです。

 

 

誕生日と言ってももう年も年なんで何をするわけでもありません。

しかしいつ死んでもいいように、準備はしておきたいと思います。

準備と言ってもすぐ思いつくのは、生まれ変わった次の人生のプランニングです。

もちろん第一希望はフランスのかわいい女の子に生まれかわって子供のころからバレエを習って、オペラ座バレエ学校に入ってその後オペラ座バレエ団でエトワールを目指すというものです。

エトワールになった後は絶頂期に惜しまれながら引退し、その後はフリーの国際バレエアーティストとしていろんなカンパニーの公演にゲスト参加します。ギャラがよければ一時的にABTでもいいと思います。それを5年くらいやったら本国で新しい自分のカンパニーを立ち上げる予定です。クラシックバレエなら新解釈アンド新振り付けで、コンテンポラリーなら完全オリジナルのもので勝負したいです。

 

しかしふと思ったんですよ。世界の人口の大半は開発途上国で、しかも貧困層だそうじゃないですか。と言うことは次は貧しい国の貧しい家庭に生まれる可能性が高いわけですよ。その場合のシナリオも一応考えておかなくてはなりません。

どこかの東南アジアの国の貧しい家庭に女の子として生まれて、ゴミ山でゴミをあさってるかもしれません。しかしそんなところをユネスコの広報担当に見初められてCMに出演し、それを見た日本の芸能プロダクションが「この子、いいんじゃない?」と目を付けて日本に呼び寄せ、歌手デビューさせます。しかし今はピンのアイドルは売りにくい時代なので思い切って演歌デビューです。デビュー曲は「ゴミ山のエレジー」!。これが話題性もあってまさかのミリオンヒット。調子に乗って2曲目「夜霧のスラム街」を出しますが、やはりそんなに甘くはありません。全然鳴かず飛ばずで所詮一発屋かと思われますが、心機一転正統派ご当地ソングで3曲目「夜の津田沼なみだ雨」を出します。しかしこれも売れず大失敗。しかしたまたま出たバラエティーで外人ゆえの日本式の忖度だとか空気を読むとかに全く無縁の辛口トークが評判になり、その後は辛くちコメンテイターとして活躍します。これは人気も長く続き両親も日本に呼び寄せその後は幸せに暮らします。

 

こんなシナリオですがどうでしょうか?ここまで考えておけば、死んだ後も安心です。

もちろん第一希望はバレエダンサーの方です。

 

先日、ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカという4時間近い映画を見ました。その中に出てくるワンシーンです。
私が最初にジェニファーを見たのはラビリンスでした。あの頃も美少女でしたがこの映画は更にその前の年代。14歳(?)らしいです。こんな子が目の前でバレエ踊ってたら主人公の男(覗いてる方の男、大人の方はロバートデニーロ)でなくても一生目に焼き付くでしょう。

映画自体も賛否両論あるとはいえ、私にはなかなか面白い映画でしたのでもし未見の方はご覧になってください。アマプラで見られます。見始めたら長さは気にならないです。