誕生日と言ってももう年も年なんで何をするわけでもありません。
しかしいつ死んでもいいように、準備はしておきたいと思います。
準備と言ってもすぐ思いつくのは、生まれ変わった次の人生のプランニングです。
もちろん第一希望はフランスのかわいい女の子に生まれかわって子供のころからバレエを習って、オペラ座バレエ学校に入ってその後オペラ座バレエ団でエトワールを目指すというものです。
エトワールになった後は絶頂期に惜しまれながら引退し、その後はフリーの国際バレエアーティストとしていろんなカンパニーの公演にゲスト参加します。ギャラがよければ一時的にABTでもいいと思います。それを5年くらいやったら本国で新しい自分のカンパニーを立ち上げる予定です。クラシックバレエなら新解釈アンド新振り付けで、コンテンポラリーなら完全オリジナルのもので勝負したいです。
しかしふと思ったんですよ。世界の人口の大半は開発途上国で、しかも貧困層だそうじゃないですか。と言うことは次は貧しい国の貧しい家庭に生まれる可能性が高いわけですよ。その場合のシナリオも一応考えておかなくてはなりません。
どこかの東南アジアの国の貧しい家庭に女の子として生まれて、ゴミ山でゴミをあさってるかもしれません。しかしそんなところをユネスコの広報担当に見初められてCMに出演し、それを見た日本の芸能プロダクションが「この子、いいんじゃない?」と目を付けて日本に呼び寄せ、歌手デビューさせます。しかし今はピンのアイドルは売りにくい時代なので思い切って演歌デビューです。デビュー曲は「ゴミ山のエレジー」!。これが話題性もあってまさかのミリオンヒット。調子に乗って2曲目「夜霧のスラム街」を出しますが、やはりそんなに甘くはありません。全然鳴かず飛ばずで所詮一発屋かと思われますが、心機一転正統派ご当地ソングで3曲目「夜の津田沼なみだ雨」を出します。しかしこれも売れず大失敗。しかしたまたま出たバラエティーで外人ゆえの日本式の忖度だとか空気を読むとかに全く無縁の辛口トークが評判になり、その後は辛くちコメンテイターとして活躍します。これは人気も長く続き両親も日本に呼び寄せその後は幸せに暮らします。
こんなシナリオですがどうでしょうか?ここまで考えておけば、死んだ後も安心です。
もちろん第一希望はバレエダンサーの方です。