こんばんは。高橋です。
日本22位→53位。
この数字はパリに本部を置くジャーナリストの国際団体、「国境なき記者団」が発表する「報道の自由度」ランキングです。
日本は、東京電力福島第一原発の事故で開示される情報が限られているなどとして前の年より大幅に下がりました。
東京電力福島第一原発の事故について、「透明性に欠け、個別取材に対して政府などから開示される情報があまりにも限られている」と指摘されています。
ちなみに、1位のフィンランドを筆頭にヨーロッパ諸国が上位を占め、アジアでは、民主化が進むミャンマーが、当局による検閲が行われなくなったなどとして前の年から18順位を上げ、151位とされたほか、中国がほぼ横ばいの173位、北朝鮮は変わらず178位でした。
普段は関心のないことでも、知ることによって視野が拡がりますね。
長くなってしまいました 笑
前回の「糖分が学習に及ぼす影響」、これを掘り下げた興味深い実験結果をお伝えします。
資格取得のために勉強されている皆さんの、頭の片隅に置いていて欲しい情報です。
受験にむけて本気になっている皆さん、これからは脳のため甘いものの食べすぎは控えた方が効率よく学べるかもしれません。
なぜならスイーツは、人の記憶力・脳の活動を低下させてしまう疑いがあるからです。
これを発表したのはカリフォルニア大学の研究チームで、彼らはこの結論を導くにあたり次のような実験を行いました。
1 ネズミたちに、覚えやすいように目印が置かれた迷路のルートを記憶してもらう
2 ネズミたちをグループAとBに分け、グループAにはショ糖より6倍甘い異性化糖(いせいかとう)を多く含んだ食品、グループBにはオメガ3脂肪酸などを含んだ健康的な食品を6週間与える
3 6週間後、ネズミたちがどれだけ迷路のルートを覚えているかチェックする
この結果グループAのネズミたちは、動きが遅く、脳活動が低下していたといいます。
これを受けて、研究に参加していたFernando Gomez-Pinilla教授は次のように話しています。
「長い期間における異性化糖の摂取は、あなたの脳の学ぶ力、記憶する力を変えてしまいます。(異性化糖をとっていた)ネズミたちの脳細胞は信号を送る上で問題を抱えていて、はっきりと考えたり、6週間前に学んだルートを思い出したりするのに支障をきたしていました」
価格も安い異性化糖は、ソフトドリンクなどの加工食品によく使われております。
「私たちは果物に含まれている天然の果糖について、話しているのではありません。甘味料・保存料として加工食品に使われている異性化糖について、話しているのです」
と日常生活に広まっている異性化糖の危険性についてGomez-Pinilla教授は、懸念を示しています。
それでは、なぜ異性化糖を含んだ甘いものは脳に悪影響を与えてしまうのでしょうか?
研究者たちが、今回のネズミの脳組織について詳しく調べてみたところ、インスリンの脳細胞への影響力が著しく低下していたことが分かりました。
これを受けて研究者たちは、異性化糖が脳にもたらす影響について、次のように予想しています。
1 インスリンには、思考や感情を処理するのに必要な細胞を調整する力があるのだが、過度な果糖の摂取はこのインスリンの力を弱める作用がある
2 結果として、記憶力・脳の活動が低下してしまう
ちなみに今回の研究により、サーモンなどの魚や、ナッツといったオメガ3脂肪酸を多く含んだ食品を食べると、果糖による脳活動低下を軽減できることも分かっています。
ということは甘いものをたくさん食べた日は、できるだけ魚やナッツも食べるようにするのが賢い選択なのかもしれません。
効率よく学ぶために、覚えておいてもいい情報です。
頭の片隅に置いていてください。
新しい発見がきっとあります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。