SONY VGC-M50B/S 内部クリーニング作業 | パソコンピット パソコン修理レポートブログ

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ソニーのVAIO TypeM VGC-M50B/Sです。
故障内容はWindows使用中に電源が落ちるというものです。
ところが起動確認をしたところ電源は入るものの画面が映らず起動できません。
どうやらお客様が運搬後に更に問題が生じたようです。

原因特定の為に分解し、内部を確認する事にしました。
この機種はボードPCと言われるタイプで、形状が特殊なのはもちろん、
ネジ数が多く通常のデスクトップに比べるとやや難易度が高くなっています。
元に戻す時の事を考え、念のため分解工程をメモしながら進めました。

まず外側のプラスチックカバーを外し、内部の放熱板を外します。
すると以下のようになります。
※画像では電源が接続されていますが、部品に触れる時は電源を抜いて作業します。
DSC_0219
更にこの状態から画像下部にある電源とHDDのユニットを切り離します。
その後基板、基板電池、ケーブル類、メモリを点検し怪しいところを挿しなおしました。
ここで一旦電源を入れて見ると起動がようやく確認できました。

ここからが本題です。ツールを使ってハードウェア診断を行いましたが、
問題が確認出来なかったのでカバーを開けたまま、半日起動テストを行いました。
それでも問題が発生しないので恐らく内部排熱不良が原因とみて、
内部に溜まっていたホコリなどのクリーニングを行い、様子を見ることにしました。
内部及び筐体のクリーニング完了後、Windowsアップデート、VAIOアップデート、
MicrosoftSecurityEssentialsのインストールなどを行い、組み直しをして作業完了です。
VAIOのロゴがかっこ良く光っていますね。

DSC_0220