ひょうたんランプ用にと昨年度に栽培した大実ひょうたん。
一株一個取りで栽培したところ、15個の大きなひょうたんが採れました。
後列中央の最大の実(愛称:貴景勝)胴回り70センチ以上あります
秋に水漬け、果肉出し、乾燥した実は、冬場に磨き上げて、春からぼちぼちランプ加工を始めています。
思うがままに穴をあけて、図柄を描いて行きますが、やはり何らかのテーマを持って作らないと、加工の表現方法が曖昧になってしまいます。
難しいもんです
大輪の花火を表現してみましたが、火花の動きが感じられないのが…ダメですね
試行錯誤の迷いアリアリの一作。
練習用のひょうたんで、あれこれ試験研究。
大実の肉厚を利用して、涙型の長穴あけに挑戦していますが、テーパーヤスリを強く押し付けながら、手前にゆっくり引くと、イメージに近い穴あけ加工が出来ました。
どうでしょう、花火の光跡に見えますかね?
花火作品は今後の課題として、次には風景描写にチャレンジです。
表現力の稚拙さから、どうしても夜景になってしまいますが、これはこれである程度満足できた一作です。
それに気を良くして、“貴景勝”を使って広重の『本陣早立図』を描いてみました。
が、…複雑な図柄を忠実に表現しようとすると無理が有り、制作途上で中断。
何か簡易的な図柄と加工で原本を表現する特別な技が必要みたいですね。
そして最新は、色を使う事にチャレンジしています。
ちょっと邪道な気もするので、“和柄”に少しだけ織り込んで見ましたが、これは表現の幅が広がりそうです。
ただ、内側にカラーフィルムを貼る手法なので、下の方しか加工できないのが大きな課題です。
そんな訳で、ひょうたん材料の残りも少ないので、今年も鋭意栽培中です。