花巻、台温泉・吉野屋旅館②お風呂へ | パサ君の温泉行脚と、野の花

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 吉野屋さんのお風呂は、男女別の浴場が各1ヵ所のみ。

敷地が狭いためか、露天風呂はありません。

 

午後4時過ぎに行った1回目は先客さんが2人いて、写真は無理。

お湯は44度位ととっても熱く、盛んに水で薄めていた。

 

2回目は長湯するお爺さんが1人いて、これまた、写真は撮れずに敗退😅

それもそのはず、吉野屋さんの日帰り入浴料金は300円と、いまどき珍しい

安さのせいか、日帰りの固定客が多いようです。

 

で、夕食前の三度目の正直で、やっと念願が叶い、独占で浸かれそうなチャンスが

やってきた!♬

 

 

右が男性用。左奥は女性用の浴室と共同の洗面所がある。

 

脱衣所と浴室

 

 

 

石とタイル張りのシンプルな造りの浴槽には、透明な湯が掛け流されている。

定員は3名かな? 4人では窮屈そう。

 

 

カランは計4か所で、シャワー付きは3か所。

 

ではでは、台の湯に、チャプンと~♨

 

 

ケロリン桶の上に置かれたホースから、60℃ほどの熱い源泉が

注がれていた。

湯は無色透明無味で無臭に近く、アルカリ性が高いので、やや、とろりした

肌触りがあり、黒っぽい湯花も舞っている。

 

①で説明した通り、台温泉の上流部は単純硫黄泉系、中流部は含硫黄ー

硫酸塩泉系で

ここ最下流部の吉野屋では、硫化水素の香りは希薄な塩化物泉系だった。

狭い温泉地なのに微妙な違いがあり、興味深いです。

 

浴室の画像で目立たなく写っている塩ビ管は、湯かき棒の代わりみたいだ。

熱い湯をかき混ぜるには効率が悪いけれど、宿側の費用的には安上がりか(苦笑)

 

成分分析表

 

 

泉質、ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉

ph 8,3

成分総計、1005mg/kg

 

湯は熱かったし、館内冷房がないため、なかなか汗が引かない💦

 

扇風機に当たりながら、明治か大正時代に書かれた台温泉の古地図を眺める。

 

 

これによると、台温泉の発見は嘉慶2年らしいので、南北朝時代の

1389年か。

かなりの歴史がありますね。

 

それにしても・・・汗が引かない・・・😂ふぅ

 

 つづく