鳥海山の北北西に位置する秋田県「中島台レクリエーションの森」へは
2019年7月下旬に行ってきました。
前泊したにかほ市の公共の温泉宿から、迷いながら車で進み、何とか
中島台の管理棟やトイレ、小さな売店がある駐車場に到着。
まず最初に目指したのは、徒歩40分ほどで行けるという
「あがりこ大王」
鬱蒼とした広葉樹林帯の中を、緩やかに登って行きます。
獅子ヶ鼻湿原との分岐点は、左へ
やがて現れた、まるで古代の古墳のようなこれは、
江戸時代から続く炭焼き窯跡だった。
土造りではなく、石を積み重ねた窯というのは珍しいと思う。
そこから10分ほど登ると、異形な巨木が現れた!
これが、ブナの巨木「あがりこ大王」のお姿です
あがりことは、「上がった子」
炭焼きのために伐採されたブナの枝から、新芽が伸びた
状態のことを、そういうらしい。
ブナのたくましい生命力と、圧倒的な存在感と共に、威圧感も感じました。
まさに、大王様の威厳です
樹林帯の中にひっそりと咲く、白花のイチヤクソウを眺めながら、
先ほどの分岐点へ戻り、獅子ヶ鼻湿原にあるという珍しい「鳥海マリモ」を
目指し、十数分ほど進むと
渓流の浅瀬のあちこちに、何やら、苔の集合体のようなものがあり、これが
鳥海マリモというらしい。
有名な阿寒湖の球形のマリモとは違い過ぎ、ちょっと拍子抜け(^^ゞ
7月下旬の夏にもかかわらず、渓流の水に手を浸すと・・・
凍えるそうな冷たさでした
つづく・・・