えっ………まさかと思うが
「じゃ君は誰?」
「わたし………私は姫………ミルフィーユ」
まさかこのタイミングで………姫に戻っている
それよりあいつ、同じ名前だと言っていなかったか………違うじゃないか
どこに行ったサテラ……まさか逃げたのか
「それであなたは誰なの?ここは何処?なんで私はここにいるの?」
一杯質問してくるな
「その質問はあれを何とかしてからだ」
気がつけば怪物との距離はあまりない
ふと見るとミルフィーユは既に剣を投げ捨てている
多分箸より重いものを持ったことないと言うんだろうな
女神は言っていた
もう一人の姫は使えないと、これを見たら納得出来る
俺も似たようなものだ
さあどうする
逃げるか?
いや無理だ
俺一人ならなんとかなるが、ミルフィーユがいる
「お前ら……四天王様が言っていた奴らだ」
喋った?そうなるとかなり知能がありそうな気がしてきた
四天王?そう言えば城の中には四天王と言って数倍強い奴らがいると言っていたな
その下僕の一人か
「逃さない……首を持って帰ったらご褒美が出る」
俺達は既に魔王にマークされているのか
ミルフィーユを見ると小さくなり震えていた
「四天王の誰だ?」
「そんなの知る必要ない」
まあこれで死ぬんだから必要なしか
これで2回目の死か………早いような気がしてきた
多分女神は怒るだろうな
そうなるとあと2回…………クリアーは無理かもしれない
殺るなら早くやってくれ
既に諦めの心境である
と脇を風が吹き抜けると目の前の怪物の首が離れ赤い物が吹き上がった
「えっ?」
倒れた怪物の脇に
「君たち大丈夫か」
白い着物に狐のお面をした霧雨無音が立っていた