(早いが対応できない事はない)
 
夢枕は抜刀するとゼロの刀を受け流し背後から斬りかかったが




(こいつ………私の剣を………まるで見えている様な………はっ………白い着物に赤い瞳……………思い出した…………こいつが……)

ゼロは飛び上がると少し離れた場所に降り立ち

「貴様は夢枕か……………」

「そうだが…………」

「やはりそうか、名前くらいは聞いたことはあるが、実物を見るのは初めてだ」

「魔女王も知っているのか」

「勿論知っている、因みに貴様は警戒すべき人物の一人だよ」

魔女王も知っているのか

「残りは誰なんだ」

「なあムラサキ言ってもいいよな」

「止めても無駄でしょう………好きにしなさい」

「後わね〜〜〜!(こほん)…………後は朧月夜美月……戦いたいな、闘いたいな、戦いたいなぁ、ねぇ夢枕、美月がどこにいるか知らない」

「知らないよ(もう二度と会いたくない)」

「知らないか………まあゆっくりと探すよ」

ゼロなら案外あっさりと会うかもしれない

「それからアギレラ……だったかな……かなり強いの、強いの、強いらしいの、なあ夢枕アギレラが何処にいるか知らない?」

「……知らないが(まさか近くにいるとは言えないな)」

「つまらない、つまらない、つまらない、ムラサキ、探しに行っていい?なんか近くにいるような気がするの」

多分適当に言っている筈だが、ゼロの感は凄いのを感じる

「ゼロお姉さん、駄目です!魔女王様のお仕事が全てにおいて最優先事項です!」

「……………は〜〜〜〜〜い、はいはい」

「返事は一回だけ!それより早く夢枕をなんとかしなさい」

「あと少しだけ………いい?」

「(はぁ〜)仕方ないな、早くしなさい」

「後は………後は……ほら……あれだよ、夢枕、あ、れ、だ、よ」

「だから誰なんだ」

「確か……ドラゴンの……あ……なんとかの…………」

多分アリルの事だと思うが……黙っておこう

「父親……夢枕、知らないか」

普通ならアリルにも両親はいるだろうが、会ったことないしまだ出て来ていないし

多分後で出てくるだろうが……今は………

「知らない」

と答えるしかない

「知らないか………後は……猫姫……」

(あの猫姫か………知ってるけど………黙っておこう)

「最後に雪と氷の大陸に居る氷姫かな、かなり強いらしい、下手したら女王様位らしいがまだ会ったことがないんだよ」

(誰?氷姫?知らない、会ったことないし、名前も聞いたことないがなんとなく会える気がする)

「猫姫は都市伝説だし………いないよね、そういう訳で君を加えた5人かな」

朧月夜美月、アギレラ、アリルと氷姫にこの私か………猫姫を加えたら6人………

「さて話が長くなってしまった、今の話は忘れてくれていいよ、ささっと終わらせるとするか、実はもう君の攻略法は分かっているんだ」

来ると思い夢枕は身構えた直後、ゼロの気配が消えた








「それを通す訳にはいかないな」

刀が当たる瞬間、夢枕は見えない力で跳ね返され後方に吹き飛ばされながら

「この気配は………かなりやばい………」

感じた緋色の気配も驚きがあった

ナナツ達は新手に気が付き瑛太の側まで後退しながら

ナナツが

「あれは………誰だ」

茜が

「白い仮面が不気味な」

アデルは

「塵は私が守る」

そこに夢枕が合流して

「みんな、隙きを見て旦那を連れて逃げなさい、あれは私が何とかするから」

「夢枕、あれは誰なんだ、なんか凄い圧力を感じるが」

「知らないが………ナナツ………あれは……あれは……最悪な招待客だ」

そこに瑛太が

「………ゼロだ……確か魔女王七人組の第一位だった気がする」

魔女王七人組第一位………確か夜空は第二位と言っていた気がする

あんなに苦戦していた夜空より強いのか

これは確か最悪な招待客






緋色はゆっくりと夜空に近付きながら

「ゼロ………なんでここにいる」

ゼロの背後から

「思い出したんですねゼロお姉さん」

ムラサキが現れたから

「ムラサキ………貴様もいたのか」

「いて悪かったですね、それより最強の魔法を使って……この失態は……ゼロお姉さんからも一言言ってやって下さい」

「…………役に立たないなら死ね」

白い仮面のせいで表情は分からないが、言葉に殺気を感じる

「…………緋色……夜空を連れて………早く行きなさいあとはゼロお姉さんがします」

それを聞いた緋色は夜空を抱えるとその場から離れた

「 さてゼロお姉さん早く瑛太と言う人間を連れてお城に帰りましょう」

「 帰ったら褒めてくれる?褒めてくれる?褒めてくれる!」

雰囲気が変わった

第二位の前だから威厳を保っていたみたいだ

「はいはいはい、魔女王様の依頼をこなしたら飽きるくらい褒めてあげる、だから早く探しなさい」

「実は………もう見つけているの………褒めて褒めて褒めて」

「はいはい、賢いですね」

頭をなぜられもし尻尾があったら犬の様に振っていたかもしれない

「じゃ早く捕まえてきてゼロお姉さん」

「は〜〜〜〜〜〜い」  








「こっちに来る!」

悪の塊がゆっくりと近づいてくるのが夢枕には分かる

私でも勝てる気がしないが

「ナナツ、茜、アデル早く旦那を連れて逃げなさい」

「夢枕はどうする気だ」

「君達が逃げれる時間を稼ぐから」

「…………断わる!私も塵を守る、それに逃してくれそうな雰囲気は無いみたいだし」

よく見るとムラサキがこちらを睨んでいる

「…………わかった……絶対に手を出さないでね」

そう言うと三人は瑛太の前に並んだ

そこにゼロが
 
「作戦会議は終わったかい」

「ああ終わったよ」

「で、渡す気になったかな人間の子を」

「断わる!」

「あくまでも戦う気なんだね、この実力差で勝ち目があると思っているの」

「やらないとわからないでしょう」

「まあそうだけど……因みに君一人でやるんだ、四人でかかれば百万分の1、一千万分の1、一億万文の1位は勝てるかもしれないに」

「そうだけど………何か!」  

「君……目が見えないだろ、どうやっても勝てないだろ」

「心配してくれるんだ、案外優しいんだなでも大丈夫」

「まあいいか」 

「因みに名前を教えて」
 
「私は魔女王七人組の第一位……ゼロ……あそこにいるのが魔女王七人組の第七位のムラサキ………あっ名乗らなくていいよ、直ぐに終わるから、じゃとりあえず人間の子を確保しておくか」

その直後ゼロの気配が消え、ナナツ、茜、アデルの気配が消えた

慌て振り返ると旦那の横にゼロの気配があり

「こいつら弱かったんですけど、まあ殺してはいないから……とりあえずムラサキ、この子受け取りなさい」

瑛太が投げられる気配の後、ゼロが突っ込んでくる気配がした