走るおっさんライダーのブログ -16ページ目
『ヤクザ1000人に会いました!』 鈴木智彦著 と言う本を見つけたので読んでみた。
\䥯\¢ù1000¿ͤ˲񤤤ޤ·¤¿!
映画やドラマで語られるヤクザと、一味違った実態が暴露されている。
暴露と言っても、本当に事実なのか・・・
“おっさんライダー”の個人的な感想としては、事実だと感じた。
実は以前に、
『憚りながら(はばかりながら)』 後藤忠政著 を読んでいた。
著者は、元後藤組(山口組直参)組長で、引退後の現在、仏門に入っているとの事。

Øߤê¤ʤ¬¤é (ÊõÅç¼Òʸ¸Ë)
前者は、フリーライターとして、多くのヤクザにインタービューし、アンケートをとり、
うわべだけのステレオタイプな回答だけにとどまらず、長く深く取材をされたようだ。
後者は、長くヤクザとして生きてきた当事者だ。しかし、当事者だからと言って、正直に書いたとは限らないと思う。
人は往々にして、自己正当化したり美化したりする。それに事実だとしても、いい面だけを書いて、悪い面を書かなければ、嘘とは言えないとしても、それだけで評価する事はできない。
また、全くのしがらみを排除する事が出来ていないかもしれない。

“おっさんライダー”は、ヤクザとか裏社会に興味はある。『ミナミの帝王』などは結構見た。
ただ全く好意を持ってはいない。むしろ嫌いだ。
だから興味を持つのは、それらから自衛すると言う意味を持っている。
“おっさんライダー”は、人を騙したり脅したりして、その人の自由や財産を奪う行為が嫌いだからだ。
そういう面で見ると、手口としては、ヤクザも新宗教・新新宗教も似たりよったりだ。
人の弱みやトラブルに付け込んで、騙したり脅したりして財産を奪う。
そして生産性が無い点でも似ていると思う。
大きな違いと言えば、ヤクザは男社会で、女は一旦手に入れてしまうと同等の人として見られず、極妻などと言うポジションの存在は、先ずありえないらしい。
ヤクザに憧れる傾向のある女性は、前者の本を一度読んでみるといいと思う。
一方、新宗教・新新宗教となると、比較的女の方がはまりやすいようだ。
占いやスピリチュアルなどと言うと、金銭感覚が狂うのだろうか・・・?
前者の本には、その体質的な共通点の指摘があり、後者の本には、繋がりやトラブルの事例が書かれてある。
また、ヤクザの中には創価○会の会員も比較的多くいるそうだ。
前者の本に、組員から取ったアンケートのデータがあり、P52のアンケート結果を見ると、
創価○会と明示して回答のあった数は、全体の14.0%と飛びぬけて多い。
これは確証のあることではないが、創価○会の会員も在日韓国・朝鮮人が多いと言われている。
ここの現在の名誉会長は、帰化した元在日だと言う情報がある。
さらに前者の本では、ヤクザの中に2割程度の、いわゆる在日韓国・朝鮮人がいるようだと述べてある。
在日韓国・朝鮮人は、2004年のデータで国内に60万7148人(0.0048%)となっているそうで、
ヤクザの約2割が在日だとすると、かなりの割合だと言える。
ヤクザ(暴力団)の構成員及び準構成員の総数は、7万人とも8万人とも言われるから、
仮にその2割なら1万4千~1万6千人がヤクザ関係者と言う事になる。(※かなり大雑把な計算です。)
約60万人のうち、男性で子供や老人を除いた数から推計すると、25万人の6%(16~17人に1人がヤクザ)。
とは言えこの数字で、十把ひとからげに「在日韓国・朝鮮人は・・・」と、全体像を評価はできない。
あくまでも数字は数字、個々人の評価と混同は出来ない事を明示したい。
恐らくこの日本で、真面目に働き、生活している、その他の多くの在日韓国・朝鮮人は、真面目であるほどこのようなレッテルを貼られることを、好ましく思う筈は無い。
ただ、今後は現在よりも多くの外国人が、就労目的で日本に入ってくることは予想されているので、世界の常識を知る必要は、今までよりも大きくなっていくはずだ。

(この記事は2012/04/21にYahoo!ブログに掲載したものです。)
本屋に行った。目につく所に並べられた本を買って読んだ。
『100円のコーラを1000円で売る方法』 永井孝尚著


サブタイトルは -マーケティングがわかる10の物語- となっている。
今までマーケティングに関係する本はいくつか読んできたが、この本は、一味違った書き方だ。
(この記事のタイトルの“1000円コーラ”は、“おっさんライダー”が勝手につけた略称です。)
サブタイトルどおり・・・とは行かないが、
ストーリー仕立てになっている中に“マーケティング”のポイントが盛り込まれている。
サブタイトルどおりとは行かないと言う点は、10の独立した物語ではなく、10のエピソードと言う方が適切だと思ったからだ。
1人の主人公と、それを取り巻く人たちが設定されていて、読者は自分を彼女(主人公)に見立てて、ストーリーを追いながら、マーケティングとはなんたるかを学ぶことが出来る。
但し、初心者向けの入門書といったところだと感じた。

或いは、自分の経験や勘に頼ってきて、行き詰っているビジネスマンには参考になるかもしれない。
とても読みやすく、読者によっては、自分の環境と照らし合わせて、頭に入りやすいのではないかと思った。
ただ、ある程度知識がある人にとっては物足りない内容だと思う。
2011年12月に出版されたこの本を読んで、ふと思い立ち、一冊の本をAmazonで注文して読んでみた。
『もし高校野球の女子マネーシャーが ドラッカーの『マネジメント』を読んだら』
岩崎夏海著


2009年12月に出版
された本だ。“もしドラ”の略称でヒットし、多くの人が知っていると思う。
前述の本は、この本の大ヒットにならって、ストーリー仕立てにしたのではないかと思った。
(もし違っていたら失礼だが・・・)
この“もしドラ”も、全編ストーリー仕立てになっていて、こちらは“マネジメント”についての入門書と言えるだろう。
ストーリーに期待して読むと、やはり無理があると思う。
ここでの設定や、さまざまなエピソードは、解説のための展開として読まないと、好都合すぎる。
ただ、一般の入門書レベルのビジネス書と較べれれば、よく出来ていると評価すべきかもしれない。
そこでついでに、映画版”もしドラ”も観てみた。う~ん・・・、こちらはちょっと評価が難しい・・・。
先に本を読んだから、読まずに観た人がどう感じるかを想像しにくいが、”おっさんライダー”としては、読んでない人が見たら、消化不良になるのではないかと思った。
“マネジメント”の入門書的な要素と、ストーリーの展開の、どちらも中途半端になっているという感じだった。

まあ、このような感じで色んな入門書がたくさん出てきても面白いかもしれない。

(この記事は2012/04/10にYahoo!ブログに掲載したものです。)
まんがで読破 資本論 ㈱イースト・プレイス発行
高校生からわかる「資本論」 池上彰著
の2冊を読んでみた。
「資本論」は、1867年に出版されたそうだ。今から140余年前のこと。
この「資本論」で語られる世界は、現在の世界情勢と不思議に符合している。
社会構造の分析と研究をして、マルクスは資本主義を批判し共産党宣言をした。
それから50年後には、ロシア革命が起こり共産主義国家が誕生した。しかし・・・
\ե¡\¤\ë:Karl Marx.jpg
「資本論」でマルクスが主張したのは、資本主義が発展すると必ず革命が起こると言うものだ。
資本主義の体制では、労働者は一定の発展と豊かさを得るとともに、団結と教育的な向上がある。
一方で、資本家の資本の蓄積の過程では、労働者からの搾取が必須であり、
搾取され続けた労働者はそれに耐え切れず、体制を打倒する行動に出る。というもの。

この意味で、アメリカの現状を見ると、一部の巨大資本家が搾取を続けているにも拘らず、抑圧された労働者に革命が起こる様子が感じられないのは、アメリカが資本主義の代名詞のようであり、同時に国民には共産主義を批判する思想が行き渡っている。
この資本主義に革命を起こす事は、共産主義に転換する事を意味しており、そうなる事を誰も臨んでいないためだろうと思う。
この点では、巨大資本家の情報操作も巧みだと思う。
さて、「資本論」を学んだロシアのレーニンは、およそ90年前に革命に立ち上がったのだが、その時点で革命は、労働者が主導したのではなく、一握りのインテリ層だったと言う。
ロシアの資本主義社会はまだ未熟で、労働者は豊かさと搾取を実感するに至っていなかった。
共産主義(マルクス主義)と言うと、資本主義の国家の対極にあるように思われ、あまりいい印象はない。
しかし、池上氏の解説によれば、マルクスが主張したのは民主的な共産主義である。
にも拘らず、現在の共産主義国家は、独裁的ではないだろうか。
民主主義と対極にある独裁は、資本主義における資本家と同じである。
と“おっさんライダー”は考える。

マルクスは、資本主義における巨大な一握りの資本家は、多くの抑圧された労働者からの搾取によって成り立っていると考えたわけだから、現在の共産主義を標榜する国家の、富を独占する独裁政権となんら変わりないと映るのだ。
これらの国家では、独裁者(共産党員)に労働者は搾取されているように感じる。
現在は、情報操作によって押さえ込んでいるようだが、いつまで持ちこたえられるだろう。
資本主義であろうが、独裁政権であろうが、必要以上に労働者(民衆)を圧迫すれば、いずれ爆発するのだろう。

今、日本の小学校では、運動会で1着を決めない所があるそうだ。
劇をする時には、主役が複数で行うと言う事例もあると言う。共産主義的ではないだろうか。
しかも、それらは親のエゴによるもののようだ。こうなると、独裁的共産主義国家と同じである。
このようなヒズミは、拡大すれば必ずほころびを生むだろう。その子の将来が危ぶまれる。
労働者或いは民衆が主体となり、一部の富を独占する者や独裁を排した安定した社会が、これからの高福祉社会の目指すべき姿なのかもしれない。

(この記事は2012/03/24にYahoo!ブログに掲載したものです。)
『君は1万円札を破れるか?』 苫米地英人(とまべちひでと)著
2011年12月30日発行
著者は米カーネギーメロン大学博士であり、学者であり、実業家(事業家)だそうだ。
この本の副題には(お金の洗脳を解くと収入が倍増する)となっている。

第1章では、貨幣の意味、本質を語る。
ここで興味深かったのが、現在の銀行は預金額以上の運用をしている。と言う事実だった。
世界中の銀行は、元手(預金などの資本)以上の資金を融資して、金利を得ているのだ。
第2章では、経済(貨幣経済)の影の支配の仕組みを語る。
この章で、米連邦準備銀行が米政府の管理下ではなく、欧米の巨大財閥に支配されている事を知った。
第3章では、日本経済の現状と問題点を語る。
日本は、借金大国米国の巨額の米国債を買わされ、自由を標榜する米国の圧力により、
この米国債を自由に売ることができないそうだ。
第4章では、これらの現実からの開放を薦めていると言えると思う。
意識改革と、付加価値創造の方法論と言ったらいいだろうか・・・。
第5章では、経済的支配者に支配されない社会構造の提案とでも言おうか・・・。
著者は「情報空間の通貨」と「物理空間の通貨」を分ける提案をしている。
「情報空間の通貨」とは、付加価値に対するポイントと言えるだろうか・・・。
「物理空間の通貨」は、実質労働に対する平等性を保障すると言ったらいいのか。
能力の差に関係なく、一定の労働には、誰しも平等に等価の「物理空間の通貨」が支払われ、
付加価値部分、個人の能力差や、商品の特殊性などには、「情報空間の通貨」が付与されると言うわけだ。
(端的に説明するのは難しいので、興味のある方は本書を読んでください。)

現在多くの人が、何かを得るための道具としての貨幣であるはずなのに、
貨幣自体が目的化してしまっている。この指摘には大いに賛成できる。
しかし、残念ながら”おっさんライダー”は、結論部分には賛成する事はできなかった。
確かに本書は、情報社会で生きる方法として有効な提案をしているのかもしれないが、
著者の視点は、日本を含めた欧米などの、一定の発展を遂げた国や地域だけしか対象にならないように思う。
それに「情報空間の通貨」の導入は、別の支配と隷属の仕組みを生むだけのように感じる。
ある意味「(二酸化炭素)排出権」と似たようなニュアンスを感じてしまうのだ。
これでは、新たな取引の市場を生み、売買の対象となるだけではないだろうか。
現実に今のこの世界では、貨幣経済の支配者から支配権を奪う社会構造の変革は不可能だろう。
このような制度を法制化する為には、貨幣経済の支配者が賛成しなければ実現できないと思うからだ。
出来るとするなら、フェイスブックなどの情報ツールが活用され、独裁的政府を転覆させたように、各個人が、通貨を目的化しない意識改革を行い、それが拡散・蓄積し、支配から解放されることではないだろうか?

新たに「情報空間の通貨」を作るのではなく、あくまでも通貨からの開放こそが、自由の獲得ではないかと思うのだ。

(この記事は2012/03/09にYahoo!ブログに掲載したものです。)
仕事先で、処分されると言うものの中にあった本を頂いた。その本は、ある有名女優のエッセイ。
この女優は某芸人と結婚し、しかし、2年余りで離婚した・・・。
このエッセイは、結婚式を終え、数ヵ月後の披露宴までの間に書かれたものだそうだ。
言わば、幸せの絶頂期だろう。
既に離婚しているこの女優の、新婚時点の本を読もうと思うなど、”おっさんライダー”の下衆の好奇心以外何物でもない。
本の前半(半分以上)は、相手の芸人との馴初めや、結婚式までのあわただしい準備の様子、彼の人柄、そして将来への明るい希望が綴られている。
後半は、“美”に関する私生活(?)の様子を語りながら、半分宣伝のように、いくつかのショップや、”美”に関するスペシャリスト(?)達が織り込まれている。
また、世界で戦争など“大人”の犠牲になり、それでも明るい笑顔を見せる“子供”たちに、手を差し伸べる必要性を、彼女自身が活動する様子を通して説いている。
(出版されたのは2007年なので、1995年の阪神大震災から12年、2011年の東日本大震災の前である。)

面白かった(と言っては失礼なのだが)のは、彼と不思議に一致する様々な共通点や縁など、当然と言えば当然だが、結婚するべくして出会った二人であるように書かれていることだ。
彼女は神を信じていると言う。しかしそれは、どこかの特定宗教で言う神ではないようだ。
その神の計らいで、二人は結婚するのだ。と言うのだが・・・結果は・・・。
人は、どうしても物事を、自分が見たいように見る。
いや、見たいようにと言うより、自分の論理に従って解釈する。若しくは、自分なりの結論に従って、物事に独自の勝手な理由付けをする。と言うべきか・・・
このエッセイを読んで、改めてそう感じ、注意しようと思った。
この独自の理由付けと言うのは、曲者だと個人的に感じる。
この女優はスピリチュアルな事に関心があるらしい。
経験的に言うと、こういう傾向が強いタイプは、物事をあまり突き詰めて考えないように感じる。
本人は、スピリチュアルとか霊的なことは、何か深い事だと思っているところが、“おっさんライダー”とはかみ合わないのだ。
しかし、こういうタイプはとても多い。
だから、パワースポットとか、パワーストーンとかが意味無く流行り、
はたまた、温暖化や生物多様性や、エコロジー、「地球に優しく」などの言葉に弱い。
弱いだけならいいが、そう言う人達の説く【根拠の無い解決策(方法論)】を無批判に受け入れる。
そして、『実感した。』と言う、これまた根拠の薄弱な(本人は確信しているが・・・)動機によって、
解決策(方法論)の検証をすることなく、それに従う。

”おっさんライダー”は、このような態度は、単なる自己満足に終始するだけで、本当の解決ではない場合があり、誠実ではないと思っているのだ。
本当の解決のためには、思考停止していてはいけないと思うからだ。
そういった意味で、武田邦彦教授のサイトは参考になる。
(あくまでも“おっさんライダー”の個人的な解釈です)

(この記事は2012/03/05にYahoo!ブログに掲載したものです。)
使える!『徒然草』 齋藤孝 著 を読んだ。
『徒然草』は、およそ1310年~1330年頃に書かれたものがまとめられたものだそうだ。
今から、およそ700年程前だ。
\ե¡\¤\ë:Yoshida Kenko.jpg
吉田兼好によって書かれた、この『徒然草』は序段と243段で構成されていると言うが、
その中から、19段が抜粋され解説が加えられている。

読んでいて面白かったのは、700年前も現在も、人の心と言うか、感情と言うか、考え方と言うか、
人間性にはあまり変わりが無い、と言う印象があったことだ。
道具や技術や学問などには、格段の進歩があると思うがそれだけの事だ。
人間の愚かさや、迷いや、何に怒り、どういう時に心に隙ができるか、
などはさほど変わっておらず、本書を読むことで、自己を見つめ直すことができる。

そしてこの中で、特に驚いた事がある。
『徒然草』を著した吉田兼好が、原始仏教の釈迦の教えに通じる事を言っているのだ。
原始仏教で最古と言われる『スッタニパータ』 中村元 著 では、 犀の角 の章があり、
物や人への執着を捨て、孤独を好み「犀の角のようにただ独り歩め。」と、
なにものにも煩わされない、悟りの修行の環境を教えているのだと思うが、
『徒然草』の第75段には、「まぎるる方なく、ただひとりあるのみこそよけれ。」とあり、
続けて、人との交わりは、相手に思わぬ方向に影響されてしまう事や、やるべきことができなくなる、などと述べている。

釈迦は、紀元前5~4世紀頃の仏教の開祖として知られるが、それが今からおよそ2,500年前頃だから、人類の長い歴史の中、このぐらいの期間では、人間の精神性の進歩はあまり無いと言えそうだ。

(この記事は2012/02/21にYahoo!ブログに掲載したものです。)
先日、自宅のポストにあるチラシが入っていた。
そのチラシにはこうある。
『幸福の女神 千夕○華様は 新しい世の中を創造する 待望の救世主』
少し調べてみると、『霊的集○』と言う宗教団体のようだ。
一時期、合同結婚式がニュースになった統一教○からの分派?のようである。
と言う事は、キリスト教系か?・・・
“おっさんライダー”は、こう言う宗教にハマる人たちが存在する事に、悲しい思いを抱く。
洗脳と言う言葉が気軽に使われている。
しかし、洗脳は強制力を持って行われるものらしく、それほどの事をしている教団はそう多くないと思う。
この場合、暗示とかマインドコントロールと言うほうが適当のようだ。
マインドコントロールと言う言葉も気軽に使われている。
ある一面的(一方的)な情報のみを繰り返し与えて、潜在意識に定着させることと言ったらいいのだろうか・・・。
そして、「マインドコントロールは一般的によく行われており、それ自体、それほど悪いこととは言い切れない。」
と言う人がいる。CMがその代表だと言うのだ。
しかし“おっさんライダー”は、「マインドコントロールは悪い」と考える。
マインドコントロールの問題点は、一面的(一方的)な情報のみを繰り返し与えることではなく、
それ以外の情報を遮断したり、無視させるようにすることだと思う。
この意味で、CMとは大きく違う。一般のCMは他の商品の情報を遮断したりしない。出来ない。
宗教(新宗教や新新宗教に分類される宗教)は、人に思考停止をさせる。
根拠も無く、そして他の選択肢を与えず、教団やその代表に従うことを求める。
宗教国家アメリカでは、およそ30%の国民がダーウィンの進化論を否定し、学校で教える事を拒否しているらしい。
彼らは、人類はおよそ6000年前に神が創造したと言う。聖書の記述にそうあるからだそうだ。
「人間が猿から進化したなど馬鹿げている。」と考えているらしい。
猿から進化したわけではない。
ある時期に枝分かれし、一方は猿に、一方は人間になったと考えられているのだ。その証拠も示されている。
しかし、聖書に固執し思考停止した者は、その証拠を見ようとしない。
“おっさんライダー”は、こう言ったことは正しくないと言うのだ。
進化論が全て正しいかどうか、今後の研究によりどうなるかわからない。
ただ、それに反する証拠が無い限り、“聖書に書いているから”と言う理由だけで、進化論を否定するのは誤りだと思う。
アメリカのことを心配してもしょうがないが、早く日本が根拠の無い事に振り回されないようになってほしいと思う。
権威ある人が言ったからとか、みんながそう言っているから、と言うだけで鵜呑みにしてはいけないと思っている。

(この記事は2012/04/05にYahoo!ブログに掲載したものです。)
生物は、『孤立した環境』にあると、独自の進化を遂げる。

ガラパゴス島や、日本で言えば屋久島など、その島独自の固有種が多い。
ダーウィンが進化論を着想するきっかけとなったといわれるガラパゴス島は、エクアドル本土とは、約900km離れているそうだ。
カメやイグアナだけではなく、ダーウィンフィンチが有名な鳥類も固有種が生息しているらしい。
屋久島は、九州本土から60km程度離れているに過ぎないそうだが、それでも固有種が存在する。
そこでふと思った。
日本の淡水魚、つまり河川に生息している魚は、それぞれが『孤立した環境』ではないのか?
海を介してつながってはいるが、淡水魚にとってそれは、現実的につながっているとは言えない。
台風や嵐などで、近くの川に移動することはあるかもしれないが、九州と本州と四国と北海道・・・
そう簡単に、そして頻繁に、淡水魚の移動があったとは思えない。
鳥にとって、陸でつながっていない離島で、数10km離れていても大した事ではないだろうが、淡水魚なら、隣の川までわずか数百メートルであっても、例えば山の西側と東側などとなれば、地球と月(ちょっとオーバーか・・・)ぐらい離れていると言えるのではないだろうか・・・。
そうであるなら、淡水魚はそれぞれの河川で、もっと独自の進化をしていてもよさそうに思う。
品種改良は数年を待たずにその変化が現れる。作物もそうだし、家畜も犬や猫も、数年で新種ができる。
意図してそうする場合と、自然環境の中で起きる変化とでは、必要な時間が違うかもしれない。
しかし、日本列島に人類が文明を築き始めて数万年・・・?
その後、どの位して養殖や放流などをするようになっただろう・・・。
淡水魚に関して言えば、それまでの間に、それぞれの川の環境に合わせて、独自の進化をした種が、もっとたくさん居てもいいような気がする。

というまあ、どうでもいい話し

(この記事は2011/10/04にYahoo!ブログに掲載したものです。)
転載記事です。その2

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」書き起こし


動画はこのサイトで→ http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-546.html

この雰囲気が2011年3月11日に壊れた。
日本がこれまでに遭遇したことのない大事故が起きてからだ。
14時46分に日本をこれまで最大規模の地震が襲った。
マグニチュード9だった。
しかし、地震は太平洋沖で始まったその後の
ホラーの引き金に過ぎなかった。
時速数百キロという激しい波が津波となって
日本の東部沿岸を襲った。
津波は場所によっては30メートルの高さがあり
町や村をのみこみ消滅させてしまった。
約2万人の人がこの津波で命を失った。
そして福島第一にも津波が押し寄せた。
ここの防波堤は6メートルしかなかった。
津波の警告を本気にせず
処置を取らなかった東電や原発を監査する当局は
警告を無視しただけでなく、立地場所すら変更していたのだ。

(菅前首相)
もともとは、原発は35mの高さに建てられる予定でした。
しかし標高10mの位置で掘削整地し
そこに原発を建設したのです、低いところの方が
冷却に必要な海水をくみ上げやすいという理由で。
東電がはっきり、この方が経済的に効率が高いと書いています。

巨大な津波が、地震で損傷を受けた福島第一を完全ノックアウトした。
まず電源が切れ、それから
非常用発電機が津波で流されてしまった。
あまりに低い場所に置いてあったからである。
電気がなければ原子炉冷却はできない。

(菅前首相)
法律ではどの原発もオフサイトサンターを用意することが義務付けられています。
福島第一ではその電源センターが原発から5キロ離れたところにあります。
これは津波の後、1分と機能しなかった。
それは職員が地震があったために、そこにすぐたどりつけなかったからです。
それで電源は失われたままでした。
こうして送電に必要な器具はすべて作動しませんでした。
つまりオフサイトサンターは、本当の非常時になんの機能も果たさなかったということです。
法律では原発事故と地震が同時に起こるということすら想定していなかったのです。

菅直人はこの時、原発で起こりつつある
非常事態について、ほとんど情報を得ていなかった。
首相である彼は、テレビの報道で初めて、
福島第一で爆発があったことを知ることになる。

(菅前首相)
東電からは、その事故の報道があって1時間以上経っても
なにが原因でどういう爆発があったのかという説明が一切なかった。
あの状況では確かに詳しく究明することは難しかったのかもしれないが
それでも東電は状況を判断し、それを説明しなければいけなかったはずです。
しかし、それを彼らは充分に努力しませんでした。

2011年3月15日、災害から4日経ってもまだ
東電と保安院は事故の危険を過小評価し続けていた。
しかし東電は菅首相に内密で会い、
職員を福島第一から撤退させてもいいか打診した。
今撤退させなければ、全員死ぬことになる、というのだ。

(菅前首相)
それで私はまず東電の社長に来てもらい
撤退はぜったい認められない、と伝えた。
誰もいなくなればメルトダウンが起き
そうすれば莫大な量の放射能が大気に出ることになってしまう。
そうなってしまえば広大な土地が住めない状態になってしまいます。

菅は初めから東電を信用できず
自分の目で確かめるためヘリコプターで視察した。
しかし首相である彼にも当時伝えられていなかったことは
フクシマの3つの原子炉ですでにメルトダウンが起きていたということだ。
それも災害の起きた3月11日の夜にすでに。

(菅前首相)
東電の報告にも、東電を監査していた保安院の報告にも
燃料棒が損傷しているとか
メルトダウンに至ったなどということは一言も書かれていなかった。
3月15日には、そのような状況にはまだ至っていないという報告が私に上がっていました。

事故からほぼ1年が経った東京。
世界中であらゆる専門家が予想していたメルトダウンの事実を
東電が認めるまでなぜ2ヶ月も要したのか、私たちは聞こうと思った。
自然災害が起きてからすぐにこの原発の大事故は起きていたのである。

(ハーノ記者)
「原子炉1号機、2号機そして3号機でメルトダウンになったことを、東電はいつ知ったのですか」

(東電・松本氏)
「私どもは目で見るわけにはいきませんが
上がってきましたデータをもとに自体を推定し
燃料棒が溶けおそらく圧力容器の底に溜まっているだろう
という認識に達したのは5月の初めでした。」

膨大なデータに身を隠そうとする態度は今日も変わらない。
東電は、毎日行う記者会見でこれらのデータを見せながら、事態はコントロール下にあると言い続けている。
しかしこれらのデータの中には、本当に責任者たちは
なにをしているのかわかっているか、疑いたくなるような情報がある。
たとえばスポークスマンはついでのことのように
放射能で汚染された冷却水が「消えてしまった」と説明した。 
理由は、原発施設ではびこる雑草でホースが穴だらけになっているという。

(ハーノ記者)
「放射能で汚染された水を運ぶホースが
雑草で穴が開くような材料でできているというのですか?」

(東電・松本氏)
「草地に配管するのは私たちも初めてのことですが
穴があくなどのことについては知見が不十分だったと思っています。」

しかし原発の廃墟をさらに危険にしているのは
雑草だけではない。
私たちは富岡町に向かった。
ゴーストタウンだ。
原発廃墟の福島第一から7キロのところにある。
私たちはナカ氏に便乗した。
彼のような住民は、個人的なものをとりに行くためだけに
短時間だけ帰ることが許されている。
彼は、地震に見舞われた状態のまま放り出された会社を見せてくれた。
今では放射能のため、ここに暮らすことはできない。

(ナカ氏)
この木造の建物はとても快適でした。
とても静かで、夏は涼しく、冬は暖かかった。
私たちは皆ここで幸せに暮らしていました。

80人の原発専門のエンジニアが彼のもとで働いており
原発事故後も、事故をできるだけ早く収束しようと努力している。
ナカ氏と彼の社員は、原発廃墟で今本当になにが起きているのか知っている。

(ナカ氏)
私たちの最大の不安は、近い将来、
廃墟の原発で働いてくれる専門家がいなくなってしまうことです。
あそこで働く者は誰でも、大量の放射能を浴びています。
どこから充分な数の専門家を集めればいいか、わかりません。

しかし、まだ被爆していない原発の専門家を集めなければ
事故を収束するのは不可能だ。
例えこれから40年間、充分な専門家を集められたとしても
日本も世界も変えてしまうことになるかもしれない一つの問題が残る

(ハーノ記者)
今原発は安全なのですか?

(ナカ氏)
そう東電と政府は言っていますが
働いている職員はそんなことは思っていません。とても危険な状態です。
私が一番心配しているのは4号機です。
この建物は地震でかなり損傷しているだけでなく
この4階にある使用済み燃料プールには
約1300の使用済み燃料が冷却されています。
その上の階には新しい燃料棒が保管されていて
非常に重い機械類が置いてあります。
なにもかもとても重いのです。もう一度大地震が来れば
建物は崩壊してしまうはずです。
そういうことになれば、また新たな臨界が起こるでしょう。

このような臨界が青空の下で起これば
日本にとって致命的なものとなるだろう。
放射能はすぐに致死量に達し、原発サイトで働くことは不可能となる。
そうすれば高い確率で
第1、2、3、 5、 6号機もすべてが抑制できなくなり
まさにこの世の終わりとなってしまうだろう。
東京で著名な地震学者の島村英紀氏に会った。
2月に東大地震研が地震予知を発表したが
それによれば75%の確率で4年以内に
首都を直下型地震が襲うと予測されている。

(ハーノ記者)
このような地震があった場合に原発が壊滅して
確率はどのくらいだとお考えですか?

(島村教授)
-はい、とても確率は高いです。

(ハーノ記者) 
-どうしてですか?

(島村教授)
計測している地震揺れ速度が、これまでの予測よりずっと速まってきています。
私たちはここ数年千以上の特別測定器を配置して調査してきましたが
それで想像以上に地震波が強まり、速度も増していることがわかったのです。

これは日本の建築物にとって大変な意味を持つだけでなく
原発にとっても重大な問題となることを島村氏は説明する。

(島村教授)
これが原発の設計計算です。
将来加速度300~450ガルの地震が来ることを想定しています。
そして高確率で発生しないだろう地震として600ガルまでを想定していますが
この大きさに耐えられる設計は原子炉の格納容器だけで
原発のほかの構造はそれだけの耐震設計がされていないのです。
しかし私たちの調査では、最近の地震の加速度がなんと
4000ガルまで達したことがわかっています。
想定されている値よりずっと高いのです。

(ハーノ記者) 
電気会社は、それを知って増強をしなかったのですか?

(島村教授)
今のところ何もしていません、不十分であることは確かです。
これだけの地震に耐えられるだけの設計をしようなどというのは
ほとんど不可能でしょう。

ここは原発廃墟から60キロ離れた場所だ。
フクシマ災害対策本部では東電、保安院、福島県庁が共同で
原発の地獄の炎を鎮火するための闘いの調整をはかっている。
私たちは東電の災害対策部責任者にインタビューした。
ことに彼に訊きたいのはどうやって今後
これだけ損傷している原発を大地震から守るつもりなのか、ということだ。
ことに、危ぶまれている4号機について訊いた。

(東電・白井氏)
4号機の使用済み燃料プールには夥しい量の使用済み燃料が入っています。
これをすべて安全に保つためには、燃料プールの増強が必要です
燃料プールのある階の真下に、新しい梁をつけました。

(ハーノ記者) 
原発はほとんど破壊したといってもいいわけですが
原発が健在だった1年前ですら大地震に耐えられなかった構造で
どうやって次の地震に備えるつもりなのでしょうか?

(東電・白井氏)
我々は耐震調査を4号機に限らず全体で行いました。
その結果、問題ないという判断が出ています。

(ハーノ記者) 
でも地震学者たちは4000ガルまでの地震加速度が測定されていて
これだけの地震に耐えられるだけの原発構造はないと言っています。
半壊状態のフクシマの原発の真下でそのような地震が来ても
全壊することはないと、なぜ確信がもてるのですか?

(東電・白井氏)
その4000ガルという計算は別の調査ではないでしょうか
それに関しては、私は何とも言いかねます。

(ハーノ記者) 
原発を日本で稼動させるだけの心構えが、東電にできているとお考えですか?

(東電・白井氏)
それは答えるのが難しいですね。

(ナカ氏)
これがやってきたことの結果です。
この結果を人類はちゃんと知るべきだと思います。
一緒に未来の政策をつくっていくことができるように



あなたの動画チャンネルに、このビデオを掲載してください。
あなたのブログに、書き起こし文を掲載してください、
日本中の人が目にするまで、拡散してください。
転載記事です。

ドイツZDFテレビ 「フクシマのうそ」書き起こし


動画はこのサイトで→ http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-546.html

我々は放射能から身を守り、警察から外人と見破られないよう
防護服を着こんだ。
汚染され、破壊した原発が立っているのは立ち入り禁止区域だ。
そこに連れて行ってくれることになっている男性と落ち合った。
なにが本当にそこで起きているか、彼に見せてもらうためだ。
ナカ・ユキテル氏は原子力分野のエンジニア会社の社長で
もう何十年間も原発サイトに出向いて働いてきた。
フクシマでも、だ。
私たちは見破られず、無事チェックポイントを通過した。
作業員たちが作業を終え、原発から戻ってきたところだった。
3月11日に起こったことは、これから日本が遭遇するかもしれぬことの
前兆に過ぎないのかもしれないことが次第にわかってきた。
そしてその危険を理解するには、過去を理解することが必要だ。
(タイトル) フクシマの嘘
(監督) ヨハネス・ハノ
私たちは立ち入り禁止区域の中、事故の起きた原発から約7キロ離れたところにいる。
ナカ氏はここで生活をし
福島第一とフクシマノ第二の間を股にかけて仕事をしてきた。
ナカ氏と彼の部下は、何年も前から原発の安全性における重大な欠陥について注意を喚起してきた。
しかし、誰も耳を貸そうとしなかった。

(ナカ氏)
私の話を聞いてくれた人はほんのわずかな有識者だけで
その人たちの言うことなど誰も本気にしません。
日本ではその影響力の強いグループを呼ぶ名前があります。
原子力ムラ、というのです。
彼らの哲学は、経済性優先です。
この原子力ムラは東電、政府、そして
大学の学者たちでできています。
彼らが重要な決定をすべて下すのです。

私たちは東京で菅直人と独占インタビューした。
彼は事故当時首相で、第二次世界大戦以来
初の危機に遭遇した日本をリードしなければならなかった。
彼は唖然とするような内容を次々に語った、たとえば
首相の彼にさえ事実を知らせなかったネットワークが存在することを。
マスメディアでは彼に対する嘘がばらまかれ
彼は辞任に追い込まれた。
彼が原子力ムラに対抗しようとしたからである。

(菅前首相)
最大の問題点は、3月11日が起こるずっと前にしておかなければ
いけないものがあったのに、何もしなかったことです。
原発事故を起こした引き金は津波だったかもしれないが
当然しておくべき対策をしなかったことが問題なのです。
この過失は責任者にあります。
つまり、必要であったことをしなかった、という責任です。

では原発事故の原因は地震と津波ではなかったのか?
原子力ムラの足跡を辿っていくと、
嘘、仲間意識と犯罪的エネルギーの網の目に遭遇する。
調査は2つの大陸にまたがった。
まずカリフォルニアに飛んだ。
目的地はサン・フランシスコである。
私たちはある男性と話を聞く約束をしていた。
彼は長年原子炉のメンテナンスの仕事で
フクシマにも何度も来ており
かなり深刻なミスや事故を東電が隠蔽するのに遭遇した。
フクシマの第1号原子炉は70年代初めに
アメリカのジェネラルエレクトリック社が建設し
それ以来アメリカのエンジニアが点検を行ってきた。
そしてフクシマでは何度も問題があった。

(ハーノ記者)
東電は、点検後、なにをあなたに求めたのですか?

(スガオカ氏)
亀裂を発見した後、彼らが私に言いたかったことは簡単です。
つまり、黙れ、ですよ。
何も話すな、黙ってろ、というわけです。

問題があるなど許されない
日本の原発に問題など想定されていない
アメリカのエンジニア、ケイ・スガオカ氏も
それを変えようとすることは許されなかった。

(スガオカ氏)
1989年のことです、蒸気乾燥機でビデオ点検をしていて
そこで今まで見たこともないほど大きい亀裂を発見しました。

スガオカ氏と同僚が発見したのは、それだけではない。

(スガオカ氏)
原子炉を点検している同僚の目がみるみる大きくなったと思うと
彼がこう言いました
蒸気乾燥機の向きが反対に取り付けられているぞ、と。
もともとこの原発の中心部材には重大な欠陥があったのだ。
スガオカ氏は点検の主任だったので
正しく点検を行い処理をする責任があったのだが
彼の報告は、東電の気に入らなかった。
私たちは点検で亀裂を発見しましたが、東電は
私たちにビデオでその部分を消すよう注文しました。
報告書も書くな、と言うのです。
私はサインしかさせてもらえませんでした。
私が報告書を書けば、180度反対に付けられている蒸気乾燥機のことも
報告するに決まっていると知っていたからです。

(ハーノ記者)
では、嘘の文書を書くよう求めたわけですか?

(スガオカ氏)
そうです、彼らは我々に文書の改ざんを要求しました。

スガオカ氏は仕事を失うのを怖れて、10年間黙秘した。
GE社に解雇されて初めて彼は沈黙を破り
日本の担当官庁に告発した。
ところが不思議なことに、告発後何年間もなにも起こらなかった。
日本の原発監督官庁はそれをもみ消そうとしたのだ。
2001年になってやっと、スガオカ氏は「同士」を見つけた。
それも日本のフクシマで、である。
18年間福島県知事を務めた佐藤栄佐久氏は
当時の日本の与党、保守的な自民党所属だ。
佐藤氏は古典的政治家で
皇太子夫妻の旅に随行したこともある。
始めは彼も、原発は住民になんの危険ももたらさないと確信していた。
それから、その信頼をどんどん失っていった。

(佐藤前知事)
福島県の原発で働く情報提供者から約20通ファックスが届き
その中にはスガオカ氏の告発も入っていました。
経産省は、その内部告発の内容を確かめずに
これら密告者の名を東電に明かしました。
それからわかったことは、私も初めは信じられませんでした。
東電は、報告書を改ざんしていたというのです。
それで私は新聞に記事を書きました。
そんなことをしていると、この先必ず大事故が起きる、と。

それでやっと官僚たちもなにもしないわけにはいかなくなり
17基の原発が一時停止に追い込まれた。
調査委員会は、東電が何十年も前から重大な事故を隠蔽し
安全点検報告でデータを改ざんしてきたことを明らかにした。
それどころか、フクシマでは30年も臨界事故を隠してきたという。
社長・幹部は辞任に追い込まれ、社員は懲戒を受けたが
皆新しいポストをもらい、誰も起訴されなかった。
一番の責任者であった勝俣恒久氏は代表取締役に任命された。
彼らは佐藤氏に報告書の改ざんに対し謝罪したが
佐藤氏は安心できず、原発がどんどん建設されることを懸念した。
そこで佐藤氏は日本の原発政策という
「暗黙のルール」に違反してしまった。
2004年に復讐が始まった。

(佐藤前知事)
12月に不正な土地取引の疑いがあるという記事が新聞に載りました。
この記事を書いたのは本来は原発政策担当の記者でした。
この疑惑は、完全にでっち上げでした。
弟が逮捕され
首相官邸担当の検察官が一時的に福島に送られて検事を務めていた。
彼の名はノリモトという名で
遅かれ早かれ、お前の兄の知事を抹殺してやる、と弟に言ったそうです。
事態は更に進み、県庁で働く200人の職員に
圧力がかかり始めました。
少し私の悪口を言うだけでいいから、と。
中には2、3人、圧力に耐え切れずに
自殺をする者さえ出ました。
私の下で働いていたある部長は、いまだ意識不明のままです。

それで、同僚や友人を守るため、佐藤氏は辞任した。
裁判で彼の無罪は確定されるが
しかし沈黙を破ろうとした「邪魔者」はこうして消された。
これが、日本の社会を牛耳る大きなグループの復讐だった。
そしてこれこそ、日本で原子力ムラと呼ばれるグループである。

(菅前首相)
ここ10~20年の間、ことに原子力の危険を訴える人間に対する
あらゆる形での圧力が非常に増えています。
大学の研究者が原発には危険が伴うなどとでも言おうものなら
出世のチャンスは絶対に回ってきません。
政治家はあらゆる援助を電力会社などから受けています。
しかし、彼らが原発の危険性などを問題にすれば、
そうした援助はすぐに受けられなくなります。
反対に、原発を推進すれば、多額の献金が入り込みます。
それは文化に関しても同じで
スポーツやマスコミも含みます。
このように網の目が細かく張りめぐらされて
原発に対する批判がまったくなされない環境が作り上げられてしまいました。
ですから原子力ムラというのは決して小さい領域ではなくて
国全体にはびこる問題なのです。
誰もが、この原子力ムラに閉じ込められているのです。

東電から献金を受け取っている
100人以上の議員に菅首相は立ち向かった。
その中には前の首相もいる。やはり彼と同じ政党所属だ。
ネットワークは思う以上に大きい。
多くの官僚は定年退職すると、電事業関連の会社に再就職する。
1962年以来東電の副社長のポストは
原発の監査を行うエネルギー庁のトップ官僚の指定席だ。
これを日本では天下り、と呼んでいる。
しかし反対の例もある。
東電副社長だった加納時男氏は当時与党だった自民党に入党し
12年間、日本のエネルギー政策を担当し
それからまた東電に戻った。
このネットワークについて衆議院議員の河野太郎氏と話した。
河野氏の家族は代々政治家で
彼の父も外相を務めた。
彼は、第二次世界大戦後日本を約60年間に渡り
支配した自民党に所属している。
原発をあれだけ政策として推進してきたのは自民党である。

(河野議員)
誰も、日本で原発事故など起こるはずがない、と言い続けてきました。
だから、万が一のことがあったらどうすべきか、という準備も
一切してこなかったのです。
それだけでなく、原発を立地する地方の行政にも
危険に対する情報をなにひとつ与えてこなかった。
いつでも、お前たちはなにも心配しなくていい
万が一のことなど起こるはずがないのだから、と。
彼らはずっとこの幻想をばらまき事実を歪曲してきた
そして今やっと、すべて嘘だったことを認めざるを得なくなったのです。


その2 に続く