段々ラザニア
こんばんは、ナフです。
年末年始が過ぎて、本格的に食費を締めてます。
一昨日と昨日はラザニアを2晩かけて食しました。
ミートソースとベシャメルソースだけ作って、
あとはあまりモノ野菜を下ゆでしてひたすら重ねまくるという。
今回は年末年始の直後で野菜がいっぱいあったせいか、
ちょっとがんばって具・ソース・パスタを×4層ぐらい、
合計12層を重ねてみましたw。
野菜は、じゃがいも、マッシュルーム、ほうれん草、
ステーキ時のつけあわせにしたにんじんとブロッコリでした。
オーブンで焼くこと45分ほど。
最後の10分ぐらいでエメンタールチーズをのせ・・・
初日は盛りつけたら水分がまだ多いせいか、
少し滑っちゃいましたね。翌日は立っていたのですが・・・。
ではではよい一日を!
"春餅"と書いて"チュンピン"だそうです
こんばんは、ナフです。
年初2日目の夜は、せっかくの新春、
何となく季節インな(というか暦インな)ものが
食べたくなったマフが、春餅を作ってくれました。
そうです、中華です。春餅と書いてチュンピン、
もちっとした生地にねぎ味噌、チャーシューっぽい煮込み豚、
野菜を巻いて食します。
強力粉150g、小麦粉50gに熱湯150ccを加えて
よくこねて、最低1時間休ませ、生地を10等分します。
延ばす過程では、まず1/10のひとかけを
手のひらで軽くつぶして、もうひとつ別の1/10をごま油につけ、
ごま油のついた面をコンタクトさせつつふたつ重ね、
こね棒で丸く延ばします。
すると2枚の生地が張り合わさった状態になります。
これをフライパンで両面焼きした後、
2枚の生地をぺリッと引きはがすのです。
豚肉はしょうが・にんにく・ねぎで下茹でした後に
お砂糖と醤油とみりんで煮付け、
ねぎはしらがねぎで。味噌だれは本来は
多分、テンメンジャンとみりんとごま油ですが
ウチは飛騨高山味噌を使いました(笑)。
野菜はもやしとにんじんとピーマン、しいたけを
塩こしょうで炒めたのみ。卵ものっけました。
こんな感じです! 生地のもっちり感と野菜のしゃきしゃき感、
豚肉のぷりぷり感と、なかなか贅沢なハーモニーが楽しめました!
ワインは昨日の続き、Vinsobresのままで。
もう3ガ日も明けちゃいましたね・・・。
でもまだまだ年初、よい新年を!
元旦は生牡蠣とステーキ!
こんばんは、ナフです。
新年早々、正月ボケしてますが、
2011年一発目の夕食を報告します。
おせちはもちろん懐かしいんですけど、
フランスだと欠けるものが少なくないので、
お昼にお雑煮のみ食して、元旦の和食はよし、
とするのが毎度のパターンです。
その分、元旦はクリスマス以来の流れで
パーティめし献立とすることが多いです。
フランスでは年末の挨拶はBonnes fêtes などと、
複数形にされてるのもそういうわけでしょうね。
というわけで、普段滅多に食卓に上らないものを・・・
まずは生牡蠣! fine de claire(フィーヌ・ドゥ・クレール)の2号で、
1ダースで12ユーロ。つまり1個1ユーロですね!
年越し時に余ったシャンパーニュと一緒に食しました。
ちなみにfine de claireは出荷ひと月前に1m2あたり何個、
みたいな基準で澄んだ水につけた牡蠣です。
spéciale de claireとか、より1個辺りのスペースが広く長い期間
つけてるのもあります。そっちはもっと高いです。
赤ワインビネガー+エシャロットとか、色々食べ方はありますけど
ウチはレモン汁だけでかぶりつくのが好きです。
マフは生牡蠣が食べられないわけじゃないんですけど、
あまりいっぱい食べるのはヤだそうで、セレアルのリゾットと
エビを前菜にしてました。
ここまでは前日のシャンパーニュですが、
元旦は久々に気合の入った赤ワインを物色してきました。
AOCではなく、Vinsobresという自前の統制呼称・・・。
おそらくAOC申請中なのかもしれませんが、それにしても
vin(=ワイン)sobre(=控えめ、地味めな)とか自分でいうか?
のツッコミ半分と、その割には9,60ユーロとけっこう高め値段との
バランスが読めなくて、深入りして眺めてしまったんです。
生産地はOrange近くだからコート・デュ・ローヌ地帯、
ブドウはグルナッシュとシラー。やっぱ割高感は否めないけど・・・
まぁ正月だし、興味本位で買ってしまいました。
感想は・・・美味しいですけど、
フツーのコート・デュ・ローヌでもいいかも(笑)という辺りです。
これに合わせるべく主食で、今日は奮起しました。
côte de boeuf(コット・ドゥ・ブフ)。肉牛のアバラ肉です。
アバラの間の肉はentrecôte(アントルコット)としてステーキになるわけですね。
ホントはジゴ・ダニョー(羊のもも肉)を焼きたかったんですけど、
年末年始の特需期なのか軒並み30ユーロオーバーで
高っ!って感じで引いちゃったんです。
逆に普段は20ユーロはしてるであろう、コット・ドゥ・ブフが
1kg、9,80ユーロで売られてたんですね・・・・。
しかも肉牛起源でフランス産ときてまして。
トドメに、霜がさしてるのにヤられました。
ホントにフランス産の肉? 神戸牛の影響かな・・・と。
時代は変わったもんです。そんな興味もあってどんなか、
食べてみないわけにいかないと思いまして。
あからさまな脂身を取り除いて、フライパンで全面を焼いて
225度のオーブンに30分つっこみます。ローズマリーもつけて。
15分余熱は最初から決めてましたが、
焼きは20分で切り上げた方がいいか、
途中で焼き汁を回しがけしながら、
散々悩みつつ結果として30分、焼きました。
凄い量の脂が落ちてきてます。
湯気のたってるうちに切り分けて、皿にのせてみました。
やっぱりちょっと焼きすぎたかな・・・。
もう少し真ん中の方はロゼロゼにしたかったです。
何せ焼き慣れていない高級部位なもので(笑)。
ちなみに本日のつけあわせ、ブロッコリ以外のにんじんとかぶは、
マフがお正月仕様にカットしてくれました(笑)。
ソースは玉ねぎのおろしソースで、しょう油とみりん、
バルサミコ酢、ポルト酒でテキトーに味を整えています。
そしてお味は、脂のジューシーさと胸肉の柔らかさがマッチしていて、
甘みのあるお肉!という感じでした。肉の旨味でゴリゴリいく
真っ赤な赤身肉、というフランスっぽくない味です。
でも日本のお肉よりやっぱり、ちょっとしつこいかも(苦笑)。
こうして年末年始のご馳走シーズンは、あっという間に去っていきました。
明日からまた元の、月間予算250ユーロの緊縮家計が・・・。
でもまぁ、毎月そうやって過ごしているがゆえに、
一年中で滅多にないここぞという機会に
好きなものが食べられるものですから。今年も頑張りましょう!
ではではよい3ガ日を!