パリ☆めし -9ページ目

段々ラザニア

こんばんは、ナフです。

年末年始が過ぎて、本格的に食費を締めてます。

一昨日と昨日はラザニアを2晩かけて食しました。


パリ☆めし

ミートソースとベシャメルソースだけ作って、

あとはあまりモノ野菜を下ゆでしてひたすら重ねまくるという。

今回は年末年始の直後で野菜がいっぱいあったせいか、

ちょっとがんばって具・ソース・パスタを×4層ぐらい、

合計12層を重ねてみましたw。


野菜は、じゃがいも、マッシュルーム、ほうれん草、

ステーキ時のつけあわせにしたにんじんとブロッコリでした。


オーブンで焼くこと45分ほど。

最後の10分ぐらいでエメンタールチーズをのせ・・・


パリ☆めし

初日は盛りつけたら水分がまだ多いせいか、

少し滑っちゃいましたね。翌日は立っていたのですが・・・。


ではではよい一日を!

"春餅"と書いて"チュンピン"だそうです

こんばんは、ナフです。

年初2日目の夜は、せっかくの新春、

何となく季節インな(というか暦インな)ものが

食べたくなったマフが、春餅を作ってくれました。


そうです、中華です。春餅と書いてチュンピン、

ざくっと検索した限りではchunpingでした!

パリ☆めし

もちっとした生地にねぎ味噌、チャーシューっぽい煮込み豚、

野菜を巻いて食します。


まず生地ですが、

パリ☆めし

強力粉150g、小麦粉50gに熱湯150ccを加えて

よくこねて、最低1時間休ませ、生地を10等分します。


延ばす過程では、まず1/10のひとかけを

手のひらで軽くつぶして、もうひとつ別の1/10をごま油につけ、

ごま油のついた面をコンタクトさせつつふたつ重ね、

こね棒で丸く延ばします。

すると2枚の生地が張り合わさった状態になります。


これをフライパンで両面焼きした後、

2枚の生地をぺリッと引きはがすのです。


豚肉はしょうが・にんにく・ねぎで下茹でした後に

お砂糖と醤油とみりんで煮付け、

最後にオーブンの天火で焼きました。

パリ☆めし

ねぎはしらがねぎで。味噌だれは本来は

多分、テンメンジャンとみりんとごま油ですが

ウチは飛騨高山味噌を使いました(笑)。


野菜はもやしとにんじんとピーマン、しいたけを

塩こしょうで炒めたのみ。卵ものっけました。


以上を取り皿の上で巻きまして・・・

パリ☆めし

こんな感じです! 生地のもっちり感と野菜のしゃきしゃき感、

豚肉のぷりぷり感と、なかなか贅沢なハーモニーが楽しめました!

ワインは昨日の続き、Vinsobresのままで。


もう3ガ日も明けちゃいましたね・・・。

でもまだまだ年初、よい新年を!

元旦は生牡蠣とステーキ!

こんばんは、ナフです。

新年早々、正月ボケしてますが、

2011年一発目の夕食を報告します。


おせちはもちろん懐かしいんですけど、

フランスだと欠けるものが少なくないので、

お昼にお雑煮のみ食して、元旦の和食はよし、

とするのが毎度のパターンです。


その分、元旦はクリスマス以来の流れで

パーティめし献立とすることが多いです。

フランスでは年末の挨拶はBonnes fêtes などと、

複数形にされてるのもそういうわけでしょうね。


というわけで、普段滅多に食卓に上らないものを・・・


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まずは生牡蠣! fine de claire(フィーヌ・ドゥ・クレール)の2号で、

1ダースで12ユーロ。つまり1個1ユーロですね! 

年越し時に余ったシャンパーニュと一緒に食しました。

ちなみにfine de claireは出荷ひと月前に1m2あたり何個、

みたいな基準で澄んだ水につけた牡蠣です。

spéciale de claireとか、より1個辺りのスペースが広く長い期間

つけてるのもあります。そっちはもっと高いです。

赤ワインビネガー+エシャロットとか、色々食べ方はありますけど

ウチはレモン汁だけでかぶりつくのが好きです。


マフは生牡蠣が食べられないわけじゃないんですけど、

あまりいっぱい食べるのはヤだそうで、セレアルのリゾットと

エビを前菜にしてました。


パリ☆めし

ここまでは前日のシャンパーニュですが、

元旦は久々に気合の入った赤ワインを物色してきました。


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AOCではなく、Vinsobresという自前の統制呼称・・・。

おそらくAOC申請中なのかもしれませんが、それにしても

vin(=ワイン)sobre(=控えめ、地味めな)とか自分でいうか?

のツッコミ半分と、その割には9,60ユーロとけっこう高め値段との

バランスが読めなくて、深入りして眺めてしまったんです。

生産地はOrange近くだからコート・デュ・ローヌ地帯、

ブドウはグルナッシュとシラー。やっぱ割高感は否めないけど・・・

まぁ正月だし、興味本位で買ってしまいました。


感想は・・・美味しいですけど、

フツーのコート・デュ・ローヌでもいいかも(笑)という辺りです。

これに合わせるべく主食で、今日は奮起しました。


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côte de boeuf(コット・ドゥ・ブフ)。肉牛のアバラ肉です。

アバラの間の肉はentrecôte(アントルコット)としてステーキになるわけですね。

ホントはジゴ・ダニョー(羊のもも肉)を焼きたかったんですけど、

年末年始の特需期なのか軒並み30ユーロオーバーで

高っ!って感じで引いちゃったんです。

逆に普段は20ユーロはしてるであろう、コット・ドゥ・ブフが

1kg、9,80ユーロで売られてたんですね・・・・。

しかも肉牛起源でフランス産ときてまして。


トドメに、霜がさしてるのにヤられました。

ホントにフランス産の肉? 神戸牛の影響かな・・・と。

時代は変わったもんです。そんな興味もあってどんなか、

食べてみないわけにいかないと思いまして。


あからさまな脂身を取り除いて、フライパンで全面を焼いて

225度のオーブンに30分つっこみます。ローズマリーもつけて。

15分余熱は最初から決めてましたが、

焼きは20分で切り上げた方がいいか、

途中で焼き汁を回しがけしながら、

散々悩みつつ結果として30分、焼きました。


パリ☆めし

凄い量の脂が落ちてきてます。

湯気のたってるうちに切り分けて、皿にのせてみました。


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やっぱりちょっと焼きすぎたかな・・・。

もう少し真ん中の方はロゼロゼにしたかったです。

何せ焼き慣れていない高級部位なもので(笑)。


パリ☆めし

ちなみに本日のつけあわせ、ブロッコリ以外のにんじんとかぶは、

マフがお正月仕様にカットしてくれました(笑)。

ソースは玉ねぎのおろしソースで、しょう油とみりん、

バルサミコ酢、ポルト酒でテキトーに味を整えています。


そしてお味は、脂のジューシーさと胸肉の柔らかさがマッチしていて、

甘みのあるお肉!という感じでした。肉の旨味でゴリゴリいく

真っ赤な赤身肉、というフランスっぽくない味です。

でも日本のお肉よりやっぱり、ちょっとしつこいかも(苦笑)。


こうして年末年始のご馳走シーズンは、あっという間に去っていきました。

明日からまた元の、月間予算250ユーロの緊縮家計が・・・。

でもまぁ、毎月そうやって過ごしているがゆえに、

一年中で滅多にないここぞという機会に

好きなものが食べられるものですから。今年も頑張りましょう!


ではではよい3ガ日を!