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すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

シャンゼリゼにもほど近い、エッフェル塔を臨むセーヌ沿いの広場。ぐるりと見渡すと、ガソリンステーションのようなものが立っています。

 

 

目を引く水色のステーションは、ガソリンではなく水素のステーション。水素電気タクシーをはじめとする燃料電気車両は、ここで水素をチャージできるそうです。

 


CO2やホコリではなく水蒸気のみを排出し、ガソリン車に比べて音も静かということで、エネルギーのクリーン化は、環境問題に力を入れている現パリ市長の目指す都市計画のひとつ。その他パリ市は、街の緑化、路上駐車場の撤廃、大通りの車道を閉鎖し自転車道を充実させる…など、様々な政策を(市民のいろんな声があるにせよ)実現させています。

東京の次に予定されているパリオリンピックですが、美しい緑と渋滞しない車両、そして澄んだ空気で開催されることを、一市民として願っています。

 

そう言えば一年前の今頃は、長引くストライキとロックダウンの影響で、随分パリ市内も空気が澄んでいました。

現在フランスは、一応ロックダウン中ではあるのですが、10km圏内の移動は時間帯によって制限がなかったり、近くにある復活祭の週末は県外への移動が可能だったりと、移動に関しては随分ゆるりとしている印象です。去年は感じなかった空気の汚れと花粉も相まって、今とのことは目がしょぼしょぼと痒い、パリの春の到来です。

 

 

ある日の社員食堂。

各席には仕切りこそないですが、face to faceにならないよう席が配置されています。

 

 

「口や鼻、目を触らないで下さい」。

食堂では自ずとマスクを外すことになるので張り紙でアナウンスがされていますが、食事中のおしゃべりまでは気にかけていないようです。

食堂の入り口にはアルコールが設置され、更にその後も、経路を守って歩くように矢印で誘導されています。

 

 

 

 

これはロックダウン前日の19日金曜の様子で、この日以来、社員食堂は閉鎖されたままです。

 

さて、パリはふたたびのロックダウンから一週間が経ちました。

発表当初は「外出許可時間内は、証明書を携帯した上での外出を許可する」というもので、内相府のサイトにも、印刷用の書類が用意されていました。

 

その後二転三転し、「午後19時まで・自宅から10キロ圏内の散歩や運動であれば、外出時間の制限は無し、外出証明書へのサインも必要ではない」ということで落ち着いたようです。

前回・前々回のロックダウンとは大きく異なり、自由度が増しているパリ。そして季節はフランス人が大好きな、太陽いっぱいの春です。

 

 

 

さて2021年3月11日現在、人口の17分の1がコロナ羅漢経験者となったフランスですが、パリを含むいくつかの地域では、引き続き18時以降の外出が禁止になっています。

 

駅のエレベーターのボタンは「肘で押して」のピクトグラムが追加されたり、駅のホームではソーシャルディスタンスを保って待つように促されたり。

基本的に人との距離感が近いフランスでは、今でも一日3万人以上の新規感染者を出しながらも、「Tenir, ensemble.(=Keep together)」の標語のもと、ハードの面では様々な対策が講じられています。

 

 

がらんとした駅のホームで見た、個人同士の取引ができる不動産サイトの広告には「パリを離れたい?」。

 

確かにパリを離れれば、人との物理的距離も取りやすくなりそうです。現に、この状況を機に、郊外へ、地方へと居を移す人も多いそうです。

 

灰色の空がいかにもヨーロッパらしいパリの町並みですが、少しづつ日も長くなってきました。

 

14日木曜、「ヨーロッパの他国よりも、フランスは感染拡大を抑えられている」との首相会見にはありましたが、新たに全国的に外出制限が設けられることになりました。「16日土曜日の夜から『少なくとも15日間』18時以降の夜間外出を制限する」との発表があったフランスです。

夜間外出が許可される特別な理由がある場合は、自分で作成した外出証明書を携帯します。

 

この外出証明書のデジタル版をダウンロードしたり、また現在のフランス国内や自分の居住地域の感染者数を見るために推奨されているアプリが「AntiCovid」。

メトロの駅、モンパルナスタワー、その他お店のレジや公共施設、至るところでこのQRコードが読み取れるようになっています。

 

 

 

 

基本的にはBluetoothを常に起動させ、位置情報をアクティブにしてアプリを利用します。

 

 

アプリを立ち上げると、まず最も大きく記されている数字は、今日一日の新規感染者数。今日は2万1千人ほどです (2021年1月15日現在) 。

 

 

その下に記された「6万1173」は、首都圏のワクチン接種者数。更にその下の数字「31万8216」は、フランス全土でのワクチン接種者数です。

 

高齢者や医療関係者を優先的にはじまったワクチン接種。

予定では、エッセンシャルワーカーでも医療関係者でも高齢者でもない、私のような一般人には、春の終わり頃に接種が始まるそうです。

様々な対策が希望の光明となりますように。

 

東方からの三人の賢者がキリストの誕生を祝ったエピファニー(公現祭)の祝日を過ぎると、そろそろクリスマスの飾りやツリーともお別れです。


12月25日の夜を境にお正月のウインドウに様変わりする日本と異なり、1月に入ってもクリスマスソングが町中で流れていたりと、カトリックの暦のままクリスマスのお祝いが続いています。

その代わり、1月2日が平日であれば『正月三が日』もなく日常が始まるのもフランスです。

 

華やかな年末年始の役目を終えたツリーは、自治体で特別に定められた「ツリー専用回収所」に集められ、第二の人生を待ちます。

彼らはこの後、細かく砕かれてウッドチップになったり、公園の緑化に活用されたりと、リサイクルされ新しい人生がはじまるそうです。