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すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

新聞のお話。
全国紙のル・モンドやル・フィガロは少し文章が難しいけれど、ル・パリジャン(フランスの「東京新聞」?)だったらちょっとは読める。
というわけで、カフェに置いてある新聞の中で、もっぱら手に取るのはル・パリジャンの私です・
 


今日のトップ記事は雇用問題について。

終身雇用に期間限定雇用、12からなる職業区分、地方別の雇用状況を、天気予報に見立てて図式説明。現在のフランスが中央集権的であることが一目でわかります。
生活面では、今や市民権を得てきたアプリでの病院予約について。かかりつけの一般医から専門医、MRI(1週間で予約が取れれば良いほう)やレントゲンの予約も取りやすく、また旅行先で具合が悪くなった時のお医者さんの検索も簡単便利。マイナス点として、予約の直前ドタキャンが挙げられています。他にも、6月1日より25歳以上の女性は子宮頸がんの検診が全額社会保険でカバーされる話題など、身近に感じられる話題も豊富です。

 

 

 

 

ル・パリジャンは1.5ユーロ(150円感覚)、販売元はファッション業界世界最大手企業体のLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)。パリ内だったら、どこのキオスクでも手に入れることができます。

 

来月日本で開催される『フランス映画祭 2019 横浜』の団長がクロード・ルルーシュ監督と発表されましたが、クロード・ルルーシュ監督と言えばの映画『男と女』。シャバダバダ・シャバダバダの『男と女』です。

『男と女』の舞台となるのはドーヴィルという海沿いの街。競馬場、カジノ、エルメスやヴィトンなどのブランドショップ、そしてその背景にふさわしいハイソなお金持ちたちが行き交います。

 

ドーヴィルの隣町はトゥルヴィル。こっちの方が私は向いているかな、と思える、気楽な港町です。

海岸を目指して歩くと、ブランドショップの代わりに並んでいるのは魚市場。パリではなかなか手に入りにくい新鮮な魚介が所狭しと並んでいてウキウキが止まりません。選んだ魚介は魚河岸の簡易バーで頂くことができるのです。

 

 

「20分前に海から上がったばっかりだよ!」という帆立を早速スライスしてもらい、レモンを絞って白ワインを片手に幸せを噛み締め…花より団子だったらドーヴィルよりトゥルヴィルかな…今度来るときにはお醤油と白米持ってこなきゃ…(毎回毎回来る度に思っている)。

 

 

パリからは電車で2時間ほどの当地。ドーヴィルもトゥルヴィルも同じ駅を共有しているので、ふらっと散策可能な距離。思い立ったらパリから日帰りもできる小旅行地です。

 

 

祝日の多い5月6月、年度末を越えると夏休み、夏休みと言えば読書。

読み終わった本は、公園のBoîte à donsボワット・ア・ドン(寄付箱)に入れてリサイクル。入れるついでに、自分に良さそうな本がないかも物色。

 


Boîte à donsはフランスでは一般的なもので、公園や公民館、区役所など公共施設で目にすることができます。バカンス先の海岸にあるBoîte à donsは、さながら季節限定の小さな図書館のようです。

 

これから年度末は何かと地域のガレージセールなども多く、整理整頓にも気持ちのいい季節。日本の年末の大掃除ほどではないですが徐々に片付けていき、9月の新年度にはタオルやシーツをさっぱり一新させるのです。

 


 

フランスの投票には記入も鉛筆も必要ありません。
投票所ではブロックメモのようにテーブルに積まれた投票用紙の中から、任意の2枚以上を選んで目隠しのある投票ブースへ進みます。投票用紙にはそれぞれ候補者の名前と政党がすでに印刷されているので、ブースでは投票したい人の用紙のみを封筒に入れ、それ以外はゴミ箱へ。投票箱は一会場ひとつなのでそこそこ並びます。

そして投票の瞬間には、立ち会った選挙委員が「ア・ヴォテ!(投票されました)」と発声するのも特徴的です。

 

 

 

 

2019年5月23日から26日までは欧州議会議員選挙。EU各国で行われる、5年に一度の選挙です。イギリスのユーロ離脱が決定し、はじめての選挙になります。

 

投票年齢、在外投票のシステム、ネット投票方法、代理人による投票の可否…EUと言えど、各国それぞれの投票ルールに基づいて行われます。

例えばフランスは選挙権は18歳からですが、EU内で最も低い選挙権年齢はオーストリアとマルタ共和国の16歳で、若い層の投票率は高いそうです。

他にもフランスには「住民票がある土地、自分の名義の不動産を有する土地、両親の出生地、いずれかから投票をする場所を選べる」「EUに加盟している国の有権者も投票ができる」などのルールがありますが、最も独自性があるのは最初に書いた投票方法ではないでしょうか。

 

投票会場には小中学校や公民館などが選ばれます。これは日本と同じですね。

来週の選挙に向けて、ポスターが貼りだされ始めています。フランスの投票日は26日です。

 

パリの通りの名前は数あれど「ヴィクトル・ユーゴー」や「シャルルドゴール」通りなど、男性の名前を冠したものがほとんど。あるデータによれば、女性の名前の付いた通りは全体の3パーセント以下だそうです。

 

「一部の通り名を女性セレブのものに貼りかえる」という運動を、あるフェミニズム団体が不定期に行っています。

"ALICE ERNESTINE PRIN"に聞き覚えがなくとも、「モンパルナスのキキ」という名前には覚えがある方もいるのではないでしょうか。モディリアニ、ユトリロ、藤田嗣治、マン・レイなど、1920年代のパリの芸術家たちに愛された、おかっぱ頭のアイコンです。

 

このような運動が実を結んでか、通りや駅名に少しづつ女性名を目にするようになりました。

RER-E線の新しい駅は"Rosa Parks"。1955年にアメリカで公民権運動の導火線となった、バス事件の当事者、ローラ・パークス。
2012年に開通したトラム3b線の駅は、ジャズボーカリストの女王、"Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)"。

 

 

将来的にはココ・シャネル通りやカトリーヌ・ドヌーヴ駅などもできるのでしょうか?楽しみですね。