すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り -15ページ目

すまいのレシピ【すまレピ】 パリ便り

【フランス】パリの最新インテリア、インテリアアイテム、家具、インテリアコーディネートからパリの日常まで、現地特派員が様々な情報をお届けします♪

12月になると、クリエーターズマーケットがあちこちにポップアップで現れるパリ。

ワンアンドオンリーの贈り物を探すのに、目に入ったら店内に入らない手はありません。

 

今回お邪魔したのは、アフリカ東部ルワンダ共和国の民芸品を扱うポップアップショップ。土地も気候も全く異なる場所で生まれたインテリアですが、どれをとってもパリのアパルトマンにもしっくり馴染んでしまう懐の深さが感じられます。

 

 

四角いアートパネルは、イミンゴと呼ばれる伝統的な装飾品。牛の糞や粘土で作られていますが、壁にかけられている赤や黒・白などの昔ながらの配色の他に、近年はパステルカラーのものも人気だそうです。

 

 

樫の木のような樹木を掘り出したボウルは、食べ物を入れてよし、小物入れにして良し。時々天然油を塗ってお手入れをすると、経年変化を楽しめるのだそうです。

2つのボウルが手をつないでいるようにも見える可愛いデザインは、器として使わないときには壁にかけることができるよう形状に工夫がされています。今日は自宅用にこれをお買い上げ!
 


 

公用語のひとつがフランス語でもあり、今では旅行もしやすく安全でビジネスが発達している印象のあるルワンダですが、過去の複雑な争いやジェノサイドによって後継者が途切れそうになった技術も、新しい世代によって洗練され、引き継がれているそうです。

胃カメラ体験記後半。お付き合い下さり、ありがとうございます。

 

麻酔回復室で補助を受けつつも歩行ができるようになり、仕切りのある個別スペースに移動。かっこいいお布団に潜って待機します。ここに移動できるようになると、久しぶりの食事を摂ることができます。
この日の胃カメラは17時半からだったこともあり、忍耐力を要した昼間の絶食からの食事は感動ものです。

 

どこの病院もさして内容は変わらないのですが、手術の後など絶食後の最初の食事は、フランスのいつもの病院朝食の少し豪華バージョンになります。
この病院は私と同じ年代の女性であるかかりつけ医がお薦めしてくれただけあり、一般的なメニューである「温かい飲み物・パンかクラッカー・バターとジャム・ヨーグルト・コンポート」の内容も、ちょっとずつお洒落。例えばパンはバターたっぷりのブリオッシュ、飲み物についたスプーンはプラスチックだけれどもシルバーを模したもの。カップもプラスチックのカフェオレボウルではなく、陶器でのカップ&ソーサー。はちみつ(瓶入り!)とヨーグルトはパリ近郊農家産で、コンポートのりんごもフランス産。小さなヴァローナのチョコレートも付いています。

 

結果的に終わってみれば『フランスで胃カメラ(全身麻酔)飲んでみた』というよりも、『フランスで胃カメラ(全身麻酔)飲んだ…んだと思う』という体感ストレスの無さで終了。

確かにフランスの医療は、時間はかかる、予約をとったりいろんな病院に行ったり面倒、など手間ではあります。そもそも病院なんて、かからないに越したことはありません。

ただ、手術のかなり早い段階から麻酔の処置をしたり、親知らずを抜くにも今回と同様の胃カメラ同様の麻酔+入院が選択できたりと、 「肉体的苦痛をできるだけ和らげる」という点に関しては、選択肢を多く用意してくれているなと思います。

レストランや観光地のように病院をお薦めすることはできませんが、私はこんな感じでしたよ!ということで。

※検査の結果は特に異常なしでした。

 

 

「マダム、気付きましたか?」

…ハッ…私は何を…

「終わったんですか?」

「終わりましたよ」。

 

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遡ること1時間前、病院の処置室。

今日はこれから、胃カメラの検査です。

 

フランスの胃カメラは全身麻酔(静脈鎮静)下での処置が選択できます。日本での胃カメラも笑気麻酔でやったチキンな私は、胃腸科の担当医の勧めに迷わず全身麻酔を選択しました。

 

 

胃カメラ当日、まずは受付で全身麻酔の同意書など十数箇所に予めサインをした書類を提出し、氏名、生まれたときの苗字(私の場合は旧姓)、入院日、誕生日、保険証番号、担当医などが記されたリストバンドを装着。この日は半日入院扱いになります。

次は会計で支払い。麻酔医・胃腸科の先生・病院入院代を別々に支払いしますが、これは後日(通常半月以内)に社会保険と任意保険による払い戻しがあります。

 

 

使い捨ての病院着に着替えて、ここからはストレッチャーで処置室に移動。静脈鎮静とはいえ、ドラマで見るような手術室さながら施設です。

私を待っていた気のいい看護師のお兄ちゃんの、絶食しましたか?などの質問に答えつつ、バイタルを確認されます。

そうこうしているうちに麻酔医と胃腸科の先生が到着。軽く挨拶を交わしたあと、カテーテルを装着。

「はい、完全に左向きに寝てくださいね」「はい、じゃあこれを口にくわえてください」「ちょっと酸素送りますね」「では、のちほど」。

 

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「のちほど、って…」

気付くとそこは処置室ではなく、麻酔回復室。時計は処置室に入ってからきっかり1時間後を指しています。

「先生たちが処置室に来てあっという間だった…
胃カメラ…本当にやったのかな…」

 

その記憶が全く無いからこその全身麻酔胃カメラなのですが、どんな事をしたのかちょっと知りたかったな…などと、勝手なことをぼんやり思っていました。どうやら同じ回復室内のベッドの仕切りの向こうには別の人の気配があり、すっかり麻酔にかかったままの人のイビキが高らかに聞こえます。

 

「目が覚めたみたいですね。もう少ししたら立ってみますか?個別スペースに移動して、ドクターを待ちながら軽食にしましょう」。

 

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胃カメラ当日はサクサクとスケジュールが進んでいきますが、ここまでの道のりは日本よりも長くかかります。

最初に胃が痛くなったのが10月上旬。

 

1:薬局に行く(薬剤師さんのアドバイスで胃薬などをもらう)。

2:薬局に行く(あまり効果がなかったので違う薬局に行く)。

3:かかりつけ医に行く、処方箋薬を貰う。

4:それでも苦しいぞ?SOSメディサン(自宅に医師を24時間365日呼ぶことができるシステム)に連絡する。

5:SOSメディサンが救急車を呼ぶ。

6:救急病院一日入院。医師が直接救急車を呼んだので優先的に検査を受けられるが、病院がストライキ中で病室に入るまで14時間かかる(フランスでは想定内)。

7:CTなどを撮ったが異常なしなので痛みが和らいだところで退院。胃カメラを後日受けるように言われる。

8:かかりつけ医に行き、胃カメラを撮るために胃腸科の紹介状を貰う。

9:胃腸科を予約し、問診。

10:麻酔科を予約し、問診(この日気温0℃で公共交通機関はストライキ中)。

11:胃カメラ当日を迎える(この日も気温0℃で公共交通機関はストライキ中)。

 

ここまで約2ヶ月、もはや軽い逆流性食道炎しか感じない程にせっせと強力な処方箋薬を飲み続け、「今さら胃カメラ撮る必要あるっけ?」と「一年間任意保険払い続けたから、せっかくだし」の気持ちを胸に、ストライキの中(※病院のある地区がデモ行進のコースに入っているのでタクシーも使えない)検査に向かったのでした。

 

(つづく)

クリスマスシーズンに入り、フランスの郵便局はいつもに増してプレゼントの配送のために混み合っています。

 

 

ポストに投函できるサイズの郵送物であれば、無人の販売機で切手を買って貼れば良いのですが、かわいい切手が貼りたいんです。

自己満足だって思うけれど…切手一枚のために長蛇の列に並んで…私の後ろにも長蛇の列なのに「かわいい切手がいいので、切手ファイル見せてください」って…言えない。

いや、いるんですけれどね。どんなに自分の後ろに列ができていても、切手ファイルをペラッペラめくりながら「あれがいいかしら?これがいいかしら?」と、平気で、そこそこ長い時間かけて切手を選んでいる人、いるんですけれどね。私はそこまでまだパリジェンヌになりきれていない訳です。

 

前置きが長くなりましたが、そんな小心者の私がこのところはまっているのが「切手のプリントサービス」。

https://www.laposte.fr/mon-timbre-en-ligne 

 

 

特にクリスマスが近い今、かわいい切手揃っています!

まずは絵柄を選んだら、国内郵便か国際郵便か、フランスのどこから(フランス本土だけではなく海外県も持っているため)どこに送るのか、普通郵便か速達か、追跡を付けるか付けないか、重さは何グラムか…などなど、どんどんクリックで選択。カードで支払いをしたら送られたPDFを開き、プリントアウトして貼るだけ!

カラーコピーだとインクがもったいないと思う私のような人のために、モノクロプリント専用デザインも展開されています。

 

「やると言ったら徹底的にやる」でおなじみフランスのストライキ、今度は12月5日からパリの公共交通機関が無期限ストライキを予告しています。他の機関による便乗ストライキも怖いところで、郵便局のストの可能性もまったくないとは言い切れません。郵便局に並ばずにクリスマスカードを投函できる術を、ひとつ頭の片隅に置いておいて損はなしの年末です。

米粉のお話。

パンやパスタなどの小麦粉食品を私達日本人よりも消費するヨーロッパで、米粉が注目されています。

 

というわけで、料理と製菓のためのプロを育成する(憧れの!!!!)学校、『ル・コルドン・ブルー・パリ』で開催された、日本製の米粉『JAPANESE RICE FLOUR』を使用した製菓のデモンストレーションに参加しました。

 

 

この日の講師はベルリンから招聘された『ベルリナー・プファンクーヘン・カフェ』のシェフパティシエ。プファンクーヘンとは、シェフいわく「ベルリン風のドーナッツ」ではなく「ドーナッツはプファンクーヘン風の揚げ菓子」だそうです。

はい、肝に銘じておきます。

 

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米粉で作ったシュー生地は、絞り出す感覚も小麦粉の生地とあまり変わらず、エッジもしっかり出ます。

揚げている時の香りが完全に「おかき」でしたが、出来上がりは米粉のさっくりモチッとした感じが出過ぎることなく、むしろ食感のアクセントになって良し。そして思ったよりも、小麦粉のグルテンに似たモチモチ感がありました。

白砂糖のグラサージュを仕上げにかけると日本のミス○ードーナッツのフレ○チクルーラーのようですが、ベルリンのシェフによると「スプリッツ・クーヘン」という正式名称だそうです。

 

1年前に旅行をした時に、グルテンフリーのカップケーキやパンケーキのお店が目についたベルリンの町。健康のために選択するのではではなく、「美味しいと思ったものがたまたまグルテンフリーだった」という印象が残っています。

日本の米粉で作ったフレンチクルーr…ではなく、ドーナッ…でもなく、スプリッツ・クーヘンを食べながら、パリからベルリンに思いを馳せるのでした。