"bla bla bla(ブラブラブラ)"とは、フランス語でお喋りをする様子を形容するオノマトペのひとつ。「ぺちゃくちゃ」というよりは、「あれこれ、なんやかんや」という印象を受けます。
フランスも日本同様、自動化レジが普及しています。特にこのようなご時世下、パン屋さんのような小規模店舗でも、自動的にお釣りの出る機械がぐっと増えましたし、タッチ決済もカードだけでなくスマートフォンを利用する人も、それなりに見かけます。
そんな効率化が進む中、「bla bla bla caisse(ブラブラブラレジ)」というものの試みが、ヨーロッパやフランスでも少しづつ進んでいるというニュースは、私も生活の中で耳にしたことがありました。
自動化レジよりは並ぶ時間を要するけれど、レジの方と「いいお天気ですね」ぐらいの会話でもしましょうよ、という、いわばスローレジ。
リモートワークが続く人や一人暮らしのご老人、学級閉鎖が続く小さな子供を持つパパやママたちが、社会から取り残されることないように他者とコミュニケーションを取るために、なかなか前向きなアイディアです。
改めて、この件が特集された新聞記事を読んでいると、「自分は会話するには不便をしていない日常を送っているけれど、この試みを支援するために、おしゃべりレジを利用する」と、インタビューに答えていた方がいました。
自分には必要がなくても、必要としている誰かのために行動する。
『孤独』の対義語は『連帯』であることを、深く考えた朝のひとときでした。
ちなみに、「ぺちゃくちゃ」のオノマトペは "patati patata(パタティ・パタタ)"。
フランス人はどちらにしても、お喋りが好きそうです。
