息子(2歳8ヶ月、2歳児クラス)の保育園の懇談会がありました。





懇談会の中で、先生が
・クラスの様子
・クラス運営の方針
などについて喋る時間がありました。





クラスの様子について、先生は

「久しぶりに未満児さんを担任したのですが…こんなに我が強いと言うか、主張が激しいクラスは初めてかもしれません。」

という一言から始まりました。

笑いながら冗談めかしてですけど。



その後、「勿論、元気が良いということでもあるんですけどね。」とフォローもありました。



それでも、開口一番に難あり発言が信じられなくて。
先日の忘れ物冤罪の一件もあります。
あとは私の仕事上(支援学校教員)の考えも影響しているかもしれません。





その後も、
園庭遊び
活動の切り替えの難しさ
言葉遣いの荒さ
昼寝後の機嫌の悪さ
偏食
などなど、我が強いエピソードが続きました。







クラス運営については、これまた開口一番に

「2歳児クラスのうちに、全員がトイレトレーニングとお箸トレーニングを完了させてもらいたいと思っています。」

と来ました。



その後に「来年から以上児クラスになった時、この2つができていないと活動に制約がかかる云々…」をツラツラと説明。





そして、

「現在このクラスは5名が既に布パンツで探しています。」

「うち3名は完全に昼間は布パンツで、2名はお昼寝中のみオムツであとは布パンツです。」

と、ナチュラルにプレッシャーをかけるような発言。
(10名くらいのクラスです。)







最後に、保護者が一人ずつ話す時間がありました。



話してほしいこととして、先生から


・子どもの名前

・子どもの名前の由来

・トイレトレーニングの進行具合について

・箸トレーニングの進行具合について

・お昼寝後に機嫌が悪い子が多いので、睡眠の様子や、そもそもの睡眠時間が足りているかについて

・野菜と汁物が苦手な子が多いので、食事の様子について

・その他、話したいことや相談したいこと


が挙げられました。










…率直に、『場違いだな』と思いました。



トイレトレーニングや箸トレーニングで悩む土俵にすら上がっていない。

睡眠や偏食の悩みこそさほどありませんが。







先生から出されたテーマについて、それぞれの子どもの様子や悩みを順番に語っていきます。







私の番になった時、私は以下のようなことを言いました。


「(息子)の母です。名前の由来は○○で…以下略」


「こんなこと言うのもあれなんですけど…(息子)は9・10ヶ月検診以降の全ての検診に引っ掛かっています。」


「療育にも通っています。大学病院の発達外来にもかかっています。知能検査も受けました。知的障害と正常との境界域でした。」



この辺でちょっと泣きそうになって声が震えました。

受け入れてないわけではないんですけど。

それをみんなに公開で話すとなるとまた別なんですかね。





でもその場に息子も同席していました。



私にまとわりついてあれこれ笑顔で話し掛けてくる息子。
目の前で、息子由来のことで泣くのはどうしても避けたくて、根性で我慢しました。





「入園した時は1歳半だったんですけど、歩けないし喋れませんでした。でも今は、他の子より遥かにゆっくりだけど、ここまで成長してくれました。」


「正直、トイレも補助便座に座ってニコニコしてるだけで何も進んでいません。」


「離乳食からステップアップしたのもこの中で一番最後だったんじゃないかと思います。スプーンですら覚束なくて、お箸なんてまだまだ先です。」


「2歳児クラスのうちに布パンツとお箸ということでしたが、(息子)は多分無理だと思います。全員が達成にならずすみませんけど。」


「でも別に悲観しているわけでもないです。(息子)なりに成長していってくれればと思っています。」


「あと、私の仕事の関係で、このクラスで一番朝早く登園して一番遅く降園してる子だと思います。本当にお世話になっているし、日々楽しく通ってくれていることが嬉しいです。感謝しています。」



こんなようなことを言いました。







全員の話が終わった後、先生が歯切れ悪そうに話し出しました。


「トイレとお箸について、言い方が悪くて誤解させてしまってたらすみませんね。」


「(息子)くんお母さんの話じゃないですけど…できないのが悪いということじゃないです。お歌が好きとか、それぞれに良い所があるので、それを伸ばして成長していければと思っています。」

(お歌が好き、は恐らく息子のことです。園で習った歌を朝から晩まで歌っていますし。)







…だからそうじゃないってば。







息子の発達やら療育やら云々は前々から園にはお伝えしてあったわけで。



2歳児クラスのうちに布パンツやお箸なんて無理なのは分かりきっています。




それなのに「"全員が"トイレトレーニングとお箸トレーニングを完了」なんて何で言えるんだろう。



息子は"全員"に入っていないのかもしれない。
障害児枠的な特別な何か?



それとも、他の子がただでさえ苦労することを、息子は数十倍数百倍の苦労をして、トレーニング完了させろと言うことなのだろうか。







でも、みんなにカミングアウトしたのは

『息子は"全員"から外して下さいね』

『息子ができなくても息子の発達のせいであって、私の育て方のせいにしないで下さいね』

という、私の願いだったのかもしれない。








と言うか、私がモンペなのだろうか。

2歳児クラスのうちにオムツが外れない。
お箸も使えない。

そんな感じの子が、保育園にいることが不適切ということなのだろうか。



そういう子は療育園に行くべき、ということなのだろうか。









帰宅後、夫に愚痴りました。




すると、
「ブランケットの件と一緒じゃん。」
と一言。





詳しく聞くと、

「その担任、深く考えずに発言して、後からヤバいってなったら慌てて訂正して、そういう人なんだろうね。」

らしいです。





…確かに。納得。

夫の言葉でちょっとメンタル回復。



また担任の先生に心がザワザワさせられたら、そういう人なのだと思うことにしよう。