不快になりそうな方、関係者の方、保護者の立場の方は読まないことをお勧めします。









キレた原因について、①〜⑤まで愚痴りました。

① 担任と児童の割り振り
② 学級編成と教室環境
③ 年度途中での転籍手続きの多さ
④ ③に伴う保護者対応
⑤ 学習活動以外の業務の割り振り
⑥ ①〜⑤が積み重なった上での些細な出来事

今日は⑥を愚痴ります。

(子どもの個人情報にはフェイクが入っています。)







⑥ ①〜⑤が積み重なった上での些細な出来事


前提として、私は①〜⑤によってストレスフルな日々を過ごしていました。







前の記事で度々登場した強度行動障害の子。

・壁に頭を打ちつけて穴を開ける

・非常ベル、放火扉、電子操作盤などを壊れるくらいの勢いで叩きつける

という行動が頻回にあります。



その子自身が流血していることもありますし、物が壊れることもあります。





視覚支援、環境調整、構造化、置き換えなど、考えうるものは一通りやりましたが全く効果なし。





「何故してはいけないのか」を理解して、行動をやめることが一番なのでしょう。



でも現実問題、彼にはそれが難しい。

それができないから、彼もこういう行動を取らざるを得ない。





それが無理なら、そのような状況を作り出さない環境を作り出す。

学校中の壁を全てクッション素材にする?
非常ベル、放火扉、電子操作盤を全部なくす?

うーん…。







そんな風に悩んで試行錯誤していたある日。



彼が、他の子の持ち物を異様に怖がっていることがありました。





ちいかわです。






親御さんに聞いてみたところ、家やお店でもちいかわを恐れているとのこと。







試しに、教室のよくいじられる箇所(手洗い場やストーブなど)ちいかわのミニカードを貼ってみました。



カードの近くは触らなくなりました。
数センチ離れた部分は、変わらず触ったり叩いたりしていました。





次はA4やA5くらいの大きめのちいかわを貼ってみました。



すると、その近くを触る頻度が目に見えて減りました。





これはいい!と、壁、非常ベル、放火扉、電子操作盤など危ない物にはデカめちいかわをセット。





数日後には、彼の打ちつけムーブは激減していました。





ただ、うちの学校には厄介な管理職がいます。

この人には先手を打ってお許しを頂きました。







数日後、副担任からちいかわのことについて言及されました。


副担
「生徒指導部長から指摘されたんだけど…ちいかわって事前に許可取ってないの?」

「管理職には言いましたよ。」

副担
「指導部長が気にしてたから、一声掛けた方がいいかも。」

「はあ。」
(イライラ)





え、部長より更に上がOK出してるんだから良くない?

(イラッとポイントその1)



てか、なんで私が部長に報告してないことを、副担も同じ立場で注意するみたいな言い方なん。

(イラッとポイントその2)
(やや被害妄想含む)





そして、その副担任も非常ベル、放火扉、電子操作盤に『触りません』的な表示を貼っていたことがあります。
(効果ゼロでしたけど)



それはスルーでちいかわは注意されるとか…

貼り紙について何か基準があるわけではなく、ちいかわが奇抜だから注意されてるだけなんじゃ…







数分後、指導部長とたまたま会いました。

ちいかわのこと、管理職には既に許可を取ってあることなどを知らせました。



すると部長から
「いきなり上にいきすぎ!まずは指導部に行って!」
と割と厳重注意を食らいました。

(イラッとポイントその3)
(指導部に先に言ったら、厄介管理職に却下される可能性大だろ!)





指導部長は
「とりあえず、ちいかわの設置箇所を写真で撮って校内メールで全体に周知してね!」
と言い残し去っていきました。

(イラッとポイントその4)
(仕事が増えた…)←自業自得





次の日、また副担任からちいかわの話がありました。

副担
「学部長がちいかわのこと言ってたよ。」

(既にイライラ)

副担
「やっぱりどうしてもちいかわ必要かなぁ。」
「できるなら、非常ベルとか防火扉とか、安全上のこともあるしあんまり何か貼らない方がいいんじゃないかなって、学部長が。」

(イラッとポイントその5)
(貼らなきゃ安全どころか非常ベルそのものが壊されますけどね!)
(そしてお前は伝書鳩か!)

副担
「他の子が気にするっていうのもあるしね。」
「だいぶ良くなってきたし、少しずつ剥がしてみない?」

「無理ですね!」(キレ気味)
「学部長には私が直接話してきますんで!」
「管理職に許可取ったのに指導部にも言わなきゃいけなかったし!学部長にも直に言ってきますわ!」





教室を去った後もしばらくイライラしていました。





そこへ学部長登場。

ちいかわの話になりました。


学部長
「他の子も見るものだしさ。」
「他学部は、他校との交流の予定もあるんだ。」
「ちいかわ貼ってあったら『何だあれ』ってなると思うんだよね。」

(般若の形相)

学部長
「貼るにしても、もう少し小さいサイズの画像にするとか、どうにかならない?」

「あの大きさ(A5)以下だと教室内では効果なかったです!無理ですね!」
「小さくしたら確実に壊すと思いますけど!それでもいいですかね!」(目がイッてる)

学部長
「…面白くないのは分かるけどさぁ…。」
「貼るにしても、指導部や私に許可を取って、全体に周知してって、手順を踏んでほしいんだよね。」

「昨日指導部長に全体周知するよう言われましたんで!今しますから!」

(イラッとポイントその6)
(私が手順をすっ飛ばし、挙げ句の果てに逆ギレしてるかのような言い方!)←事実







話をし終わった後、無性に投げやりな気持ちになり、何もかもがどうでもよくなりました。





大変なクラスを担任して、
人員不足と教室不足の中で踏ん張って、
授業以外の業務量もかなり多くて、

そんな中で「子どものために」と思った掲示物すら満足に貼れない。



何かしようと思ったら許可が必要。


ただでさえ仕事量が多いのに、子どものために動くと余計な手間が増える。


仮にこれをこなしたって、また色々な仕事を押し付けられるんだ。





あーあ。
最初からなーーーんにもしなきゃ良かった。



もういーや。

やーめよ。







しばらくして学部長の所に行きました。

副担任の先生と何かを話していました。

私の悪口かな?(被害妄想)





「やっぱり貼るのやめます!」
「全部剥がしてくるんで!」

学部長
「…そんな投げ槍にならなくても。」
「必要なものなんでしょ?さっきも言ってたじゃん。」

(そう思うなら何故小さくしろとか提案したし。)

学部長
「剥がしたとして、これからどうするの?」

「言って聞かせるようにしますわ!」
(絶対無理だけどね!もう壊せ壊せ!金を払うのは学校だ!

学部長
「だからさぁ…。」

「そう言うことなんでもういいです!お騒がせしてすみませんでしたー!」
(その場から逃走)





その足で校舎内を周り、貼ったちいかわを全て剥がしました。





剥がしてる所に生徒指導部長と遭遇。

事の顛末を(マイルドに)伝えると、
「そっか!分かったー!」
とあっさり反応。







今年度もあと3ヶ月あまりで終了。

今年はほんと報われなかったと言うか…。



私は4月に異動の対象です。



子どもにとってはクソ教師かもしれませんが、

『子どものために、と思って動いたけど、自分が馬鹿みたいだ』

『残りの3ヶ月は無難に大人しく過ごそう』

というモードになっています。







色々最低なことをしていますが…

繰り返しますが、私は前記事の①〜⑤のせいで頭がおかしくなっています。(自己弁護)





続きます。