前回




息子の発達外来の定期受診があった。


主治医の先生との話の中で、就学先についての話になった。

主治医の先生は
「支援級が良いですね。」
とのことだった。



支援級で手厚く見てもらい力をつける。
それは良いことなのは納得。
(勤務していた身からしても。)



一方、支援級に息子が就学した際の心配は、何と言っても卒業後の進路。



息子がもし何かしらの進路を希望した時

"内申点がつかない"
"支援級に在籍している"

ということで選択肢が減ってしまったら。





内申点についての懸念は、


・息子が支援級に入るなら恐らく情緒級
(発達検査で知的障害もしくは境界知能が否定されたため。)

・支援学級という集団で動いている以上、授業の進度は完全にその子に合わせてとはいかなくなる。
(特に情緖と知的の学級が一緒に勉強しているような場合、どうしても知的の内容に合わせてしまいがちである。)
(情緒単体の授業であっても、1人もしくは複数人が授業内容についていけなければ、全体が下学年対応になる可能性がある。)

・本人の学力に関係なく、授業が下学年対応である限り内申点はつかない。
(逆に、本人の学力が追いついていなくても、学年相応の授業さえ受けていればオール1であれども内申点自体はつく。)

・支援級在籍で内申点がつくか否かは、就学先の学校の方針で決まる。

・これらを学校側に尋ねた所で、バカ正直に「支援級は内申点つきません」なんて答えると思えない。


といったところ。





もし仮に内申点がつかないことで、息子の進路の選択肢が狭まってしまったら。





いや、選択肢があればまだ良い方かもしれない。

①内申点がつかないので、全日制の高校へは行けない可能性。

②定員内不合格の問題により、定員割れしている高校へも行けない可能性。
(定員内不合格がゼロではない県に在住しています。)

③手帳を持っていないので、支援学校高等部へも行けない。福祉制度も利用できない。

④昨今の世の中、中卒で雇ってくれるところなど何処にもない。

という地獄の4段構えで詰む可能性すらある。

しかもこの地獄の4段構えは学校の先生すら知らない人が多いと思う。
私が、
・支援級と支援校両方に勤務経験があり、元からこの懸念があった。
・たまたま懸念を裏付ける講演に参加した。
という理由で知っていただけである。
完全なる偶然。





地獄の4段構えを回避するには、まず手帳がほしい。

むしろ『支援級へ行くなら手帳はマストなのでは』とすら思う。



仮に通常級や通級を選んだとしても、就労で上手くいかなかった時の保険にもなる。
(障害者雇用での就労、障害基礎年金の受給など。)





息子が手帳を取るとなると、

・療育手帳むり
(発達検査で知的障害疑惑が否定されている)

・身体手帳むり
(基準が厳しすぎ)

というわけで精神の一択。





これらの心配事や意向を主治医の先生に伝えた。





…相当に煮え切らない返事だった。





内申点や進学先については、

「支援級でも進学できる進学先はあるはずだよ。」
「内申点などでも不利にならないはずだよ。」

とは言っていた。



…ぶっちゃけ、それは現場を知らない人の意見というか、机上の空論というか。

教育業界が語る説明を鵜呑みにしすぎだと思う。

医者だから仕方ないが。
(だって実際、内申点がつかなかったり定員内不合格になったりすることが現にあるのだし。)



あと、主治医が言う"進学先"。
もしかしたら全日制ではなく、定時制や通信制を指しているのかもしれない。


それであれば、支援級でも行けるのかもしれない。


しかし息子が全日制に行きたいと言った時は、その希望が叶えられない可能性がある。





手帳については、結構しつこめに

「手帳取りたいんですけど」
「精神の手帳取れませんか」

と何度も尋ねた。



主治医の先生は、

「自閉も多動もないし、現実としての困り感がないので難しいね。」

と言った。



困り感がないわけではないんですけど。(白目)
困り感があるから貴方は支援級を勧めてくるのでは。(白目)



食い下がって

「発達性協調運動障害で手帳って取れないのですか。」

と聞いても、

「それはできないね。」

とのこと。





しつこさMAXの私に対し、主治医は

「今は手帳は出せないけど、就学した後に様子が変わって何かあった時に出すことはできるから。」

「就学先は、就学前にWISCも取ってみてまた考えましょう。」

「必ず支援級にしろってわけじゃないからね。何を身につけたいかだと思う。学力なのか生活力なのかコミュニケーションなのか。支援級適でも、友達とのコミュニケーションを伸ばしたいから通常級にするってご家庭もあるし。」

と、落とし所?妥協案?を提案。

こんな感じで今回の受診は終わった。






恐らく主治医の言う
"困り感"
"何かあれば"
とは、ASDやADHDやLDあたりのことなのだろう。

それかいよいよ不適応起こして精神疾患になった時とか。(白目)

いずれにせよ、DCD(発達性協調運動障害)では手帳は厳しいらしい。






今回の受診、

・支援級を勧める("困り感あり"と判断)
・手帳は出してくれない("困り感なし"と判断)
・問題先送り(ただでさえ受診頻度が3〜6ヶ月に1回とかなのに)

と、主治医の先生にモヤモヤしてしまった。