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神様が消えた日

もし二度と目を覚まさなくてもいい。


ただ生きてくれていれば。


そう思っていた。だけど


笑って。怒って。泣いて。話して。


私のワガママなのかな。いつの間にか


みんな離れていく。でも私は離れない


何があってそばにいると誓った。


私は願った。想った。


どうか、どうか目を覚ましてくれますように。


私に笑ってくれますように。


私は何でもするから。どうか。


奇跡かな。神様などいないと想った。


理久が目を覚ました。嬉しかった。


理久は私を見て笑って涙を流し謝った。


そして俺を忘れて。頼む。と言った。


それが彼の最後の言葉だった。


彼の優しさ。愛なんだ。


そう思うと悲しくて嬉しくて苦しかった。


私は彼に何ができたんだろう。


幸せだったのかな。私は幸せだったよ。


私が神様を憎んだ日だった。


神様が私を彼を裏切った日だった。

叶わぬ想い

ずるいよ。理久はいつも勝手。


一人で決めて一人で納得してる。


私を一人ぼっちにしてしまう。


私は理久を忘れる事なんてない。


忘れたくない。私は今も理久を愛してる。


今も眠り続ける理久を看護しながら


同じ病院で看護婦をしている。


いろんな話をする。けれど反応はない。


苦しくて悲しくて情けなかった。


私は機械のコードを抜こうとした。


でも思い留まった。それは理久がしたことと


同じだから。楽になっちゃいけない。


苦しくても悲しくても生きなきゃいけない。


ねぇ目を冷ましてよ。毎日呼び掛けている。


私の声は聞こえているはず。


目を覚まさないの理久が拒絶しているから。


私は理久がいない世界なんていらない。


理久に側にいて笑っていてほしい。


ただそれだけで嬉しいんだよ。

最後の手紙

真咲へ


真咲がこの手紙を読んでる時


俺はもういない。ごめん。


真咲は怒ったけどこれが答え。


俺はしがみついて生きたくない。


俺の人生に真咲を巻き込みたくない。


真咲に出会い恋をして幸せだった。


真咲は気付が強くって男っぽいけど


本当は優しくて女の子らしいんだ。


そんな真咲が大好きだよ。


だからどうか俺を忘れてくれ。


俺を忘れて幸せになって欲しい。


それが俺のたった一つの願い。


どうか俺を忘れて幸せになってほしい。


愛していたよ。ごめん。