上総層群 梅ヶ瀬層の化石【オウナガイ】 | 関東化石採集の旅

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Yahoo!ブログの閉鎖に伴い、全ての記事を引っ越しました!

メリークリスマス!(^o^)
皆様、お久しぶりです!

11月末にお伊勢参りに行って以来、肩を痛めて病院通いをしており、化石採集と伴にブログの更新もお休みをさせて頂いていました。
お伊勢参りの時に御賽銭をケチって、天照大御神の怒りを買ってしまったのでしょうか?(笑)

しかし、今では肩の調子も良くなり、毎年恒例の『大晦日の掛川巡検』でハンマー納めが天気次第ではなんとかできそうです。


さて、今夜から2017年総決算のブログ記事をしていたいと思います。
記事の内容は、珍しい化石、採集の難しい化石を採集したもののブログ記事にしなかった化石達を掲載していきます。

第一日目は、今年6月17日(土)に、いちじくさんと一緒に小糸川の河床で採集した大型二枚貝化石です。




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ハナシガイ科
和名:オウナガイ
学名:Conchocele bisecta(Conrad,1849)
殻長:74.48mm
殻高:74.41mm
産地:千葉県君津市東日笠(小糸川 右岸)
特徴:殻は亜三角形で大型だか薄質で脆い。殻頂から後腹隅に顕著な溝が走り、後背域を区切る。殻表は非常に細かい成長脈の他は平滑。
現生種は、四国、日本海からアラスカ・オレゴン。潮間帯直下~水深750mの泥底に生息。

※ちょっとだけ周縁の一部が欠けています。本当に残念です。






先日、北海道の化石ブロガー『コニアシアン』さんから、北海道の第三紀中新世の地層から産出した『オウナガイ』を贈って頂きましたので、御礼の意味を含めまして、千葉産のオウナガイ化石と比較をしてみたいと思います。
北海道産は合弁ですよ!



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殻長:69.34mm
殻高:68.77mm
殻幅:39.72mm
産地:北海道石狩市厚田区望来産
産出層:望来層
時代:新第三紀 中新世後期


【千葉産と北海道産を比較】

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※約1000万年の時代差があるにも関わらず、形状の違いが全く見つかりません。(同じ種類として問題がないものと考えられます。)

でも、生きた化石とは呼ばれないのですよねぇ~(笑)


コニアシアンさん、少し早いクリスマスプレゼントを本当にありがとうございました。
m(_ _)m