下総層群 東谷層の化石【バカガイ】 | 関東化石採集の旅

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皆様、こんばんは。
今日は1日中、雨が降り続いており、秋らしく、とても涼しい1日でした。
明日は、雨があがってくれれば良いのですが…


さて、今夜も下総層群ではお馴染みの貝化石です。印旛沼周辺の木下層では、もはや採集する人がいなくなるほど大量に産出する種類なのですが、この産地の東谷層からは全く産出しません。





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バカガイ科
和名:バカガイ
学名:Mactra chinensis (Philippi,1846)
殻長:47.47mm
殻高:37.14mm
産地:千葉県君津市
産出層:下総層群 東谷層
産出頻度:稀
特徴:殻は亜三角形で大型。薄質で良く膨らむ。殻表は平滑ではあるが、腹縁近くで太く、低い同心円肋が発達する。現生種は、殻表にはしばしば褐色の放射色帯をもつ。套線は二重、套線湾入は丸く浅い。サハリン、オホーツク海から九州の潮間帯下部~水深20mの砂泥底に生息。

※この1個体だけしか採集できませんでした。





今夜も他の産地で採集した化石と比較をしてみます。



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殻長:76.21mm
殻高:56.01mm
産地:千葉県印西市吉高(大竹の露頭)
産出層:下総層群 木下層
産出頻度:大量


東谷層産と木下層産を並べて比較をしてみます。


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右側:東谷層産
左側:木下層産


大きさは違いますが、形状・殻表の平滑さは全く同じです。




いちじくさんは採集していますか?
皆様も『な~んだ、バカガイかよ!』と侮らずに採集して下さいね!
(´▽`)ノ