皆様、こんばんは。
台風18号の被害は、今のところありませんが、埼玉は雨が降っています。
明日も天気予報では雨とのことなので、部屋で化石のクリーニングと整理で過ごすこととします。
さて、本日は下総層群の上部層(印旛沼周辺)では、比較的に普通に採集できる二枚貝です。
でも、下総層群の下部層(君津・木更津周辺)からは、余り採集できない種類です。
マルスダレガイ科
和名:カガミガイ
学名:Phacosoma japonicum(Reeve,1850)
殻長:60.53mm
殻高:56.56mm
産地:千葉県君津市
産出層:下総層群 東谷層
特徴:殻は円形でやや大型。殻質はやや厚く、膨らみは弱い。殻表には低く規則的な輪肋で覆われ、前後縁付近で板状に立つ、小月面の外側に明瞭に区画された箇所は見当たらない。
現世種は、北海道南西部以南から九州の潮間帯下部~水深60mの細砂底に生息。
※保存状態が良くありません。無数の小穴は何の生物の痕跡でしょうか?
参考までに下総層群 木下層産の【カガミガイ】を掲載します。
殻長:64.03mm
殻高:63.10mm
殻幅:33.90mm
産地:千葉県印西市吉高字大竹
産出層:下総層群 木下層
産出頻度:普通
木下層産と東谷層産を比較します。
右側:木下層産
左側:東谷層産
※大きさと保存状態の違いはありますが、形状・輪肋等の特徴に違いは見られません。同一種なので当たり前ですね。
(^o^)
殻表の輪肋を拡大して比較してみます。
上:東谷層産
下:木下層産
こちらも特に違いはありません。同一種なので当たり前ですね。
(^o^)
【 お ま け 】
ようやく畑でカボチャができてきました。
変わった形をしているでしょう?(^o^)
品種は【愛知縮緬南瓜】と云います。
愛知県の伝統野菜なんですよ!
日本カボチャなので、ネットリしており、一般的に販売されているホクホクの栗カボチャとは異なる料理方法で調理しないと美味しく食べられません。